2.《ネタバレ》 面白かった……けど,途中が冗長に感じるところがあったことと,最後のどんでん返しを知った兄の失神で終わってしまうが,私が兄の立場だったら「自分の懸命な芝居を,みんなわかって見ていたわけ? 仲間だと思っていた人も,救おうとしていた人も,敵対した人さえも??」とわかったら,羞恥心と「勇気を振り絞ってやりきった結果が,お膳立てされたものだった」という衝撃で,ますます殻に閉じこもってしまうことになりそう。
私にはこのラストが「悲惨な結末」としか思えないので,「いい映画を観たなー!」と手放しに言えませんでした。
しかし,「コメディタッチでありつつ人間讃歌が根底のテーマとなっている映画」だと思いました。前作もそのような印象が強く,是非またそのような映画を観たいなと思いました。