2.ダイハードは大量の安直模倣映画を生み出したわけですが、しかしその多くは当然のように駄作です。
そもそも「マネしよう」という志の低さの時点で傑作が生みだされるわけがありません。
しかしそんなダイハードパクリ映画の中にも「意外と悪くない映画」という映画が少数ながら存在します。
で、この映画はまさにそれです。
スタジアムを舞台にしたダイハード模倣映画といえばヴァンダムが消防士のアレを思い浮かべる方が多いと思いますが、この映画は少なくともアレよりは格段にマシな映画になっていて、いくつもの伏線の回収やらお約束のキャラ展開やら、もはや既視感の嵐のような内容ではあるのですが、しかしお約束は強し。
恥ずかしげもなくベタなキャラを配置しまくった本映画は、結果的にダイハードフォロー映画の中では一番面白い映画になってるんじゃないでしょうか?
それにしても重要キャラである姪っ子の魅力の無さには驚くばかり。そんなとこでリアル追及しなくてもよくないですか?