1.《ネタバレ》 こんな熱血なフランス映画初めて観た気がする、まずはそこを評価したいなと。
いろんな映画に出てくるフランス警察って確かに頼りなくて「正義」とか「誠意」とか「清潔」を感じないんですよね。
ハリソン・フォード主演の「フランティック」もそうだった。仮説だけで殺人犯として逮捕、裁判とかフランスの司法ってどうなってるの?
忽然と消えたスザンヌ、未だに真相解明されてないとか。まぁ、生きてはいないような気はします。
いくら夫婦間が冷めてたとはいえ、奥さんの愛人の関係者がベビーシッターとか夫も子どもも住む家に「スザンヌが心配」という理由で上がり込む愛人、夫より堂々としてるし当然みたいな態度で周囲もそれについてこれといって何も言わないし、なんかもうフランス人の価値観がよくわかりません。
妻殺しの犯人と決めつけられ10年、そりゃメンタルやられて当然ですし、ヘタに何か言えばそれが全て悪い方へとられ、マスコミに書き立てられちゃ、何も言いたくなくなるでしょうね。「無罪」と判決が出たのに無理やり再審とかナニ?よく死ななかった、子どもたちもおかしくならずによくがんばったと、そこが救いになったかな?
10年間誰も確認しなかった通話記録の内容がなかなかの見所、聴き所だと思います。
個人主義、バカンス、恋愛もいいけどシャンとすべきとこはシャンとしましょう