1.《ネタバレ》 ヴェルヌイユ家の皆さんにまた会えて嬉しい二作目です。
前作から引き続き人種差別問題に加え、さらにLGBTやタリバンテロまで盛り込んでまあ一層賑やかでごった煮の様相なのですが、小綺麗にまとめられているのはフランス流エスプリの力でしょうか。
受け入れる側の偏見がクローズアップされがちな人種差別問題ですけれど、二作目はやや掘り下げてきまして‶異文化の中での生活を選んだ側”の意識の持ち方にも言及しているのが興味深いです。「アジア系ならヌンチャクで、アフリカ系なら山刀か!?」といきなり店員に噛みつく前にもう少し冷静に、という描写が可笑しい。
勝手に「チベット開放運動家」に捏造された婿さんには同情します笑。そしてクセのある神父も健在です。