3.《ネタバレ》 こういうのでいいんだよ、こういうので。
原作のテーブルトークRPGはさっぱり知りません。そういう世代だったのか、家庭の事情によりそういうゲームは遊べなかったのか。
なので劇中の専門用語は「これなんだっけ?」ってなりましたが、まあこまけえ事はいいんだよ!単純に楽しもうぜ!というノリで楽しく見られました。
近年、この手の作品で避けて通れないのがポリコレ問題なんですが、ちゃんとファンタジー要素でポリコレ問題回避をしつつ、違和感なくファンタジーの世界観に落とし込んでいると思います。見ていて違和感無く見れるって大事だな。
まさにRPGという感じで、目的のためのアイテム探し、そこで起きる怪物との対決という映像的にワクワクさせるものがちゃんと提供されており、この映画がそんなに話題作にならないってのは非常に残念でありました。Twitter上では割と高評価だったのですが、やはり世間一般には響かないのか・・・
個人的にはしつこく追っかけてくるデブドラゴンの辺りが楽しかったですね。途中だけ加入する有能イケメンの活躍もカッコよかった。途中だけ参加して途中からパーティから去っちゃうのは、FF4とかでもそういう仲間が多かったので、昔やった別作品を思い出しましたね。
お話としては特に驚きのシナリオとかそういうのはなく、ありきたりな筋書き、ありきたりなオチではあるのですが、定食屋に行ってちゃんとうまい魚定食が出てきたわ~って感じで、食べたいものがちゃんと出てきたので満足です。
昔の日曜ロードショーで放送されてそうな、お気軽ファンタジーアクション。
最近辛気臭い映画を見ることが多かったので、久々にこういう明るく楽しいノリの映画を見れてよかったです。