4.みどころは~マルコヴィッチの他であまり見たことのない新たな演技は必見~どちらかというと大人の方が滑稽に描かれ子どもや動物たちがスマートに描かれてる様子~主人公は空しいまでに運命に翻弄されてるようだけど他人事じゃないような気がします。 【丸子】さん 7点(2003-04-16 05:55:56) |
3.ナチス政権下、奇妙に捻れたような境遇の中で流されていく主人公の顛末をわりと淡々と、しかしながら充分に印象的に描いていると思います。皮肉にもOrgreと呼ばれた人物が、その実、最も子供達の近くにいてあの最後の選択に至るまでの流れに、もの悲しくも力強いものを感じました。運命なんて、所詮は人が納得するために後付けされるレッテルですが、ラストシーンの画とナレーションに触れたとき、そういうものが本当はあるのかもしれないという不思議な気分を味わいました。淡々とした作品に抵抗が無ければオススメできる、実に良い佳作だと思います。 【ロバちゃん】さん 7点(2002-11-17 15:43:11) |
2.歴史の運命に従っていたらいつしか魔王と呼ばれていたんですね。でも純粋に子供たちを愛していた。素晴らしい。 【Asann】さん 7点(2002-11-01 18:50:46) |
1.キリスト教の説話を下書きにしているようだが、それよりも「怪人赤マント」や「子取り鬼」を思い出してしまった。昔話や都市伝説に出てくる「人さらい」もアベルのように喜びと悲しみを半分ずつ背負って子供をさらっていたのだろうか。また、アベルが馬を駆って進む森が不気味で綺麗。山に行って感じるようなものを映画を見て感じるのは初めてだった。 【山岳蘭人】さん 7点(2001-10-13 16:46:31) |