7.戯曲の映画化なもんで舞台はほぼ艦隊の中なんですがジョン・フォードが得意ないい人っぷりを表すヘンリー・フォンダ演じるミスター・ロバーツがいい役してます。ジャック・レモンの喜劇出身俳優らしい泡にまみれて無邪気な演技が楽しそうに見えてしゃあなかったんですがテンポとしてはず~っと普通だったので何かもう一味ほしかったなぁ。でも難しくもないし少々都合のいいとこはあるけど逆にそれがロバーツのいい人っぷりを引き出してて面白かったです。 |
6.《ネタバレ》 映画的に観ると面白さはさほど感じられない。しかし、出演者の顔ぶれと演技が面白い為に飽きることはなく見れる作品になっている。リーダーシップを見事に発揮しているヘンリー・フォンダのロバーツ、そんなロバーツを慕う部下達、部下達が船に乗り、遥か先に見えているという看護婦さんたちの姿、入浴シーンらしきものを双眼鏡に眼を通して見ている場面は何とも可笑しくて笑ってしまう。ここでは滅多に見ることの出来ない真面目な役のジェームズ・キャグニーの演技も見所の一つで、そんなジェームズ・キャグニーが来たのを見て、慌てて真面目に働いているふりをする男達、そんな中、一人だけ黙々と双眼鏡で覗きをしている男とそれを見てる時のジェームズ・キャグニー、やはりこの人、真面目な役でもコメディのような演技に見える所が面白い。コメディと言えばハリウッドを代表する名喜劇俳優、ジャック・レモンについても真面目な役柄なのに妙に可笑しく、作品のテンポを含めて不満もあるけれど、これはこれでなかなか楽しく観ることが出来た。 【青観】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-28 22:20:56) |
5.部下の事を親身に思うミスタア・ロバーツ。そんな上官を誇りに思う部下達。ロバーツが部下達から次々に「お休みなさい」と声をかけられるシーンと、その後のロバーツが船を離れる際の「ヤシの木勲章」にはジ~ンときましたね。そんなヘンリー・フォンダのミスタア・ロバーツがカッコ良すぎるとともに、見事にその引き立て役に回りつつもしっかりオイシイところを持って行ったジャック・レモンのいつものコミカルな演技も流石です。艦長以下、分かりやす過ぎるほどの典型的な登場人物のキャラクター設定とストーリーではあるのですが笑えて、ホロリとさせられて、いい映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-23 21:12:14) |
4.スコッチを作る場面はとても楽しかった。けど上陸したアメリカ兵がめちゃくちゃやるのを許すのはどうも不快だった。 【HK】さん 7点(2004-11-01 09:28:48) |
3.《ネタバレ》 艦長はどうして、パームツリーを大切にするのと同じように、部下たちを大切にしなかったのか。最後の最後までそれが理解できない艦長に(学歴がなくてコンプレックスを持っているからこそ、下積みからのしあがった自分を大きくみせようとする)哀れを感じました。(悪人顔だけれどお笑い系でもあるJ・ギャグニーは、こんな役がよく似合う)軍事物資の配給面をとりしきるヘンリー・フォンダが、艦長用の果物を別の鑑に分配するシーンが好きです。舞台は戦争の裏方なので、そこまで人の生死に関わる話でもなく、けっこう呑気に(多少の毒はあり)進んでいくストーリーに、とても笑えますが(そう、上陸許可が出た後の乗組員たちの暴れっぷりには、あの嫌味な艦長じゃなくっても上陸許可は出したくないぞぉーーーとか 笑)、やっぱりラストがちょっと……。人が死んだ後に届く、その人からの手紙というのは、いやはや辛いものです。 【元みかん】さん 7点(2004-08-29 12:00:58) |
2.わかりやすくて面白かった。レモンの動きはコミカルで独特。スコッチ作る所笑えた。点数ですが事情はどうあれ陸軍に対して暴力的な行動をした船員をロバーツが注意しない場面は減点です。 |
1.ヘンリー・フォンダの剛、ジャック・レモンとウィリアム・ポウエルの柔が効いていますね。誤解が解けて部下たちから、「おやすみなさい、ロバーツさん」の挨拶の連発シーンにはウルルでした。 【Mr.MONK】さん 7点(2003-12-15 23:20:58) |