13.《ネタバレ》 ベルイマン監督作品初鑑賞。小手先の技巧に走らないド直球かつシンプルな演出。演技者に明らかに負担の大きそうな演技要求。観てる側が威圧的になろうがお構いなしのドロドロした人間模様を描く、ある意味容赦ない監督さんですね。そして、の、イングリッド・バーグマン。彼女の半生を思わせるかのような役柄との戦いが垣間見られる流石な演技力! バーグマンご本人が満足されたというのも納得。でもちょっと地味目だったかな~というのも正直な印象でゴザイマシタハイ 【Kaname】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-08-30 21:07:45) |
12.いや~、怖いなぁ。「女は怖い」と言っても、特に怒られませんよね? 父と息子では、ここまで恐ろしくならないでしょう。ベルイマンとは相性が悪いのか、引き込まれましたが、ほめたくなるほどではありませんでした。最後まで来るとキリスト教的な思想が背景にあるようですが、それもよくわかりませんでしたし。しかしデジタル・リマスター版を劇場で見る機会がありそうなので、足を運んでみましょう。とりあえず、主演2人の芝居はおみごとでした。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-04 17:10:08) |
11.2007/12月 鑑賞。題名から軽い楽しい作品を期待したが、監督ベルイマンの文字を見て諦める。結構重い作品で字幕スーパーに釘付けになる。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-21 22:45:58) |
10.《ネタバレ》 どんな女性でも幸福について敏感だ。イングリッドバーグマン演じる母親のピアニストは自分こそが人生の主役と、嬉々として生きている。それに対し静かな人生の娘は母親が好きではない。ある日、ついに娘は爆発する。母親は「助けて」とプライドも捨てて、娘に乞うように言う。が、そこで画面は変わり、母親は自分をヨイショしてくれる男性とまた列車の旅にでている。きっと娘はあの母親の悲痛の言葉に黙っていたのだろう。母親が出て行くまで。そして最後の手紙でまだやり直せると娘は言う。まるで絵画のような光線に照らされる部屋の中で静かな物語はつづられる。タイトルから興味を抱いて、学生の時からどんな映画だろう、と思っていた。そしてある時、NHK教育で観たのだが、静かにでも確かに、今の自分に影響与えている。「~のソナタ」は夏以外全部ある。韓国ドラマの方より、こちらの方が好きだ。エリックロメールのものは大事にとっておいてある。いつか観たい。それにしても自分はシワの多いおばあちゃんの方が好きなんだなぁと思った。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-08-02 19:23:31) |
9.静かに始まるが途中から目が離せなくなる。背筋がぞくぞくした。子は親を選べないのだなあ。 【nib】さん [地上波(字幕)] 7点(2011-05-14 12:19:46) |
8.親子の分かり合えない姿とそれでも繋がり合いたいと思う気持ち、どちらも偽りのないものであるからこそ苦しむのですね。ありのままの自分と期待のギャップに苦しむというのは共感しやすいし一連の事実に対しての娘の言い分は当然のものではあるが、母親の自分の感情の持ち方や良い母親になれない苦悩も十分に伝わってくるものがあり何とも言えない重い気分になりました。 あとこの作品に主演二人の好演は欠かせないものでした。二人にに拍手を送りたい。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-02 01:34:48) |
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7.《ネタバレ》 日本では、子供が母の我がままを訴えようとしても、はばかられる文化だと思います。 私はエヴァほどではありませんが、同じような娘の立場で身につまされる気持ちでした。 よその人に言えない親への不満を長年持ち続けていましたが、本作を観て世界的に同じ思いの人がいるのだと、とても癒されました。 ベルイマン監督に感謝しています。 【たんぽぽ】さん [地上波(字幕)] 7点(2011-03-06 16:19:06) (良:1票) |
6.イングリッド・バーグマンの遺作にして祖国スウェーデンが作品の舞台である上に親と娘を捨ててロッシーニ監督への元へと走った彼女の人生そのもののような何だかまるでイングリッド・バーグマン自身の人生を見ているようで複雑な気持ちになる。母親にとっては娘も大切であり、愛すべき存在でありながらも自分の事で精一杯なように娘にとっても母親は愛すべき存在なのに、心では解っていてもお互い、相手の気持ちを上手く解ってあげようとは出来ないという人間の身勝手さ、そういうものを鋭い視線で描き切るこのイングマール・ベルイマン監督、監督自身が牧師の子として生まれてきただけに作品に影響を与えているような気がしてならない。7年という月日がもたらす母親と娘の本音と本音のぶつかりあい、心では愛しているはずの母親への怒りをぶつける娘とそれを受けて立つ母親との凄まじいやりとりが恐くもあり、それを正面から嘘偽りなしに正々堂々と描き切っている点でこの映画の持つ存在価値は大きい。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-10-02 09:11:53) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 リヴ・ウルマンとベイルマンを期待して観たのですが、最後のクレジットまで母親役がイングリッド・バーグマンとはわかりませんでした。 バーグマンが娘が告白する過去の憎しみを聞いて落ちぶれていく過程が、全くバーグマンらしく見えないのは、彼女の演技力がいかに素晴らしいか捉える事ができます。 私も自分の母親とは映画と似たような関係を持ち、やはりお互いの心情をぶつけ合ったことがあります。 その時も、この映画と同じように自分が正論と思って口にしてしまったことを後悔し、母親は母親で、もう語り合いたくないという心境に陥っていました。 年齢もあるのでしょう。年寄りに過去に何があったか具体的に話しても疲れるだけなのかもしれません。 この映画の母親は自分が過去に捨てた娘たち以上に、まだ救いを求める人間がいるから、ラストシーン「死ねばいいのに」とケロッと口に出してしまうのだと思います。 ところで、ある作家が親子愛は読者、または映画では観客は人物関係を理解しただけで「(親子)愛」は存在すると理解すると言ってましたが、私はお互いが全て「親子愛」で永久に結びつくなんて信じてはいません。 意外と邦画では作られることのない稀な映画だと思います。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-24 03:03:40) |
4.少年少女時代に反抗期があったにせよ、なかったにせよ、そして結婚し子供をもてば今度は反対の立場から、親子の葛藤を多かれ少なかれ味わっていることだろう。毎度のことながら、ベルイマン氏、細部にまでこだわっておられる。感服です。イングリッド・バーグマンも相変わらず優雅です! 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-27 23:24:23) (良:1票) |
3.マザコンの人は冬ソナより秋ソナを観るべし! あ、バーグマンが素敵でした。 【paraben】さん 7点(2004-07-30 16:54:15) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 バーグマンの私生活を感じさせるようなキャラクター、家族を顧みない母親役も堂に入っています。リブ・ウルマンの親に愛されないまま母親になった娘役も痛さが伝わり、いい味を出しています。映画自体は会話中心なので淡々としています。障害のある娘を「死んでしまえばいいのに」と言う台詞。本心なのだろうなあと思います。「家の鍵」でもシャーロット・ランプリングが同じような台詞を話します、バーグマンの「死ね」の方が強いです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-08-06 01:10:59) |
1.評価の難しい作品。ベルイマンの中ではわかりやすいほうかもしれませんが。母との関係に悩んでいる女性は見てみるといいかも。さて、自己を貫くタイプの母、家族みんなによかれと思って自分がわからなくなっていた娘、あなたはどちらに思いを寄せるでしょうか? 【おばちゃん】さん 7点(2003-04-11 21:54:15) |