會議は踊るのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 カ行
 > 會議は踊るの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

會議は踊る

[カイギハオドル]
(会議は踊る)
Congress Dances
(Der Kongreß tanzt)
1931年上映時間:85分
平均点:6.96 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
ドラマコメディミュージカルモノクロ映画政治もの歴史ものロマンス
新規登録(2003-05-25)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-05-15)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督エリック・シャレル
キャストリリアン・ハーヴェイ(女優)花屋の娘クリステル
ヴィリー・フリッチ(男優)ロシア皇帝アレクサンドル1世
コンラート・ファイト(男優)オーストリア宰相メッテルニヒ
リル・ダゴファー(女優)伯爵夫人
アルフレート・アーベル(男優)ザクセン王 (uncredited)
脚本ノルベルト・ファルク
ロベルト・リーブマン
音楽ウェルナー・リヒャルト・ハイマン
フランツ・グローテ
作曲フランツ・シューベルト「軍隊行進曲」
ウェルナー・リヒャルト・ハイマン「唯一度だけ」
主題歌リリアン・ハーヴェイ「唯一度だけ」
撮影カール・ホフマン
製作エリッヒ・ポマー
配給東宝東和
あらすじ
ナポレオン失脚後の1814年、欧州秩序再編と領土分割を話し合う国際会議がウィーンで開かれる。オーストリア宰相メッテルニヒ(コンラート・ファイト)にとっては、ロシア皇帝アレキサンダー(ヴィリー・フリッチ)は邪魔な存在。メッテルニヒは伯爵夫人や手袋屋の娘・クリステル(リリアン・ハーヴェイ)を皇帝にけしかけ、会議に欠席させようとするが、影武者を連れてきていたアレキサンダーは、彼の目論見をうまくかわす。戦前のドイツを代表するオペレッタ映画。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想(7点検索)】[全部]

別のページへ(7点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
8.《ネタバレ》 この映画「會議は踊る」を観ていると、ヒトラーが歴史の表舞台に登場する前のドイツ映画は、世界の最先端だったということがよくわかります。

かのヒッチコック監督もドイツに映画の勉強に行っているほどですから。中でもオペレッタ映画に名作が多かったようです。
私はオペレッタ映画を観たのは今回が初めてで、なるほど、こういうものかと感慨深く鑑賞しました。

1814年、会議のためにウィーンにやって来たロシア皇帝アレキサンダー1世(ヴィリー・フリッチ)と、街の手袋屋の売り子クリステル(リリアン・ハーヴェイ)とのロマンスが描かれています。

ウィーン会議というと、当時のオーストリア宰相のメッテルニッヒが策略家だったということで有名ですが、この映画では、メッテルニッヒ宰相(コンラート・ファイト)が盗聴したり、外交文書をこっそり電灯に透かして盗み読んだりするという悪事をするシーンが出てきて、ブラックコメディにもなっていると思います。

なんとかロシア皇帝を会議から追い出してしまおうと、陰謀をめぐらすのですが、皇帝もちゃっかりしていて、影武者を用意して対抗するのです。

主題歌である「ただ1度だけ」は、どこかで聞いたことがある楽しいメロディと歌詞の曲で、思わず一緒になって口ずさみたくなってしまうほどです。

この底抜けに明るい映画がドイツ映画だなんて、とても信じられないくらいです。
こんなに昔に、それもドイツで、こんな素敵なロマンティック・コメディが作られていたなんて、本当に驚きました。

こういう映画を観ていると、戦争さえなかったら、ドイツも映画の大輪の花を咲かせ続けていたかもしれないと思わずにはいられません。
直接的ではなく、戦争の悲しさを感じてしまった珍しい映画でした。
dreamerさん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-23 11:43:12)
7.《ネタバレ》 笑えるシーンも数々ありますけど、特筆すべきは『ただ一度だけ』。1度目はクリステルが浮かれ気分で、街中が祝福しているかのようなシーンで使われています。たった1度だけの出会いが彼女の人生を変えた!そして2度目は一人残されるクリステルの悲しみに満ちたシーン。ただ一度だけでもいいからまた会いたい…。この対極の使い方が気に入りました。終盤は影武者が出てくるだけで笑えたし、満足しています。
カニばさみさん [映画館(字幕)] 7点(2015-04-12 08:14:45)
6.もう80年も前の、戦前のドイツのオペレッタの傑作と名高い本作をこの度初めて鑑賞しました。正直、映画としては退屈する時間帯も多かった。しかしそれでも観てよかったですねえ!あまりにも有名なお城からのお迎えの馬車に乗るクリステルの高揚する気持ちが伝わってくるかのような名曲「ただ一度だけ」とその馬車が街から郊外を駆け抜ける様子と沿道の人々をも生き生きと捉え続ける移動撮影。やはり映画史に残る名シーンですね。感動しました。リリアン・ハーヴェイもとてもチャーミング。一度最後まで見た鑑賞後も繰り返しここだけを何度も何度も見てしまいました。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-29 23:09:06)
5.《ネタバレ》 その昔「世界名画劇場」で見ましたが、すっかり忘れていました。こういう映画だったのか。メッテルニヒの行動など、風刺が利いていてよかったと思います。会議の椅子を揺り椅子にしたのも効果的。ヒロインのクリステルは、最初威勢がよくて男勝りかと思っていたのですが、相手が皇帝とわかったとたんメロメロに。これはちょっと残念でした。一番おかしかったのは二役のヴィリー・フリッチで、皇帝より影武者の方が個性的で面白く、当人もノって演じているように見受けられます。馬車のシーンはただただ言葉もなく、唖然として鑑賞するのみでした。ただ、歌の扱いがこの程度のものを、ミュージカルとかオペレッタと呼ぶのはいかがなものでしょう。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-27 18:13:55)
4. オーストリアのサミットを舞台に、国を左右させるロシアの皇帝と、彼との束の間の夢を見るヒロインの、とても1931年に制作されたとは思えないロマンティックな物語。
「新しい酒の歌」と「唯一度だけ」はハリウッドミュージカルに匹敵するほどの名曲。これだけでも一聴の価値あり。
 皇帝が自らの影武者を使うアイデアも当時としては斬新だったのではないだろうか?
 ロマンスを邪魔する人物が多少多すぎるせいか、肝心な二人の心の揺れ動きがもう少し描かれていれば、後の評価はもう少し高く残されていたのではないだろうか?
 年代的にナチスのプロバガンダは全くないので安心して鑑賞できます。
 ヒロインはめっちゃキレイです。
 因みに衛星放送でのタイトルは「会議は踊る」でした。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-04 06:52:29)
3.《ネタバレ》 ナポレオンって、実際には国に帰って来たんでしたっけ?確か、そのまま地中海の島で余生を送ったんじゃなかったかなぁ・・・と思い調べてみると、ナポレオンは一度フランスに帰ってきたらしいです。しかし、またもや敗戦し、今度は脱出不可能な大西洋の孤島に送られて、そこで生涯を終えたそうです。
私はといえば、世界史はほとんど勉強したことがなかったので、この映画の背景に関する知識も全くなく、しかも理解力にも乏しい為、何故ナポレオンがフランスに帰ってくるとロシアの皇帝がウイーンを去らなければならなかったのかがわかりませんでした。それほどナポレオンが恐れられていたということでしょうか?
↓のレビューを拝見すると、先に書かれている方々が仰るとおり、「ただ一度だけ」の馬車のシーンの延々と続く長回し撮影は、よくもまぁこんなに長々と、しかもちゃんと表情を捉え続けたまま撮ったなぁ~と、このシーンは妙に印象に残りました。あと、もう一つ個人的に好きなところは、メッテルニッヒオーストリア首相が水をグラスに注ごうとした時にロシア皇帝が現れ、驚きの余りピッチャーを傾けたまま固まってしまっているところを元に戻したのがロシア皇帝だった、というシーンです。
トータル的には、華やかなシーンあり、ユーモラスなコメディあり、楽しく歌を歌うシーンありで、素直に楽しめた映画だったと思います。欲を言えば、幼なじみの彼と一緒になってハッピーエンドで締めて欲しかったんですけどね。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-26 23:05:24)
2.何と言っても圧倒的なカメラワーク。ただし、あくまで1931年当時としては。何しろその後の撮影技術の発達がすごすぎるもんでねえ。まあ「見せる」ということにかけて一級品であることは間違いありません。これであとストーリーがもうちょっとオモシロければ・・・。時代考証とかはあまり気にしてませんね。ウィーン会議で「だったん人の踊り」が演奏された筈は無いでしょう、作曲者ボロディンはまだ生まれてもいませんから。
鱗歌さん 7点(2003-06-22 01:17:08)
1.70年以上前のオペレッタ映画、古いですねぇ、でも今見てもうきうきいい気持ちになる。最高の場面はリリアン・ハーヴェイの帽子屋の娘が、お城に招待されて馬車で行くシーン。「ただ一度だけ」という歌を歌いながらカメラがずっとそれを追っていく。この時の歌がとてもいい。見てしばらくはこの歌ばかりが鼻歌になって出てました。
キリコさん 7点(2003-05-31 20:45:21)
別のページへ(7点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.96点
000.00%
100.00%
214.17%
314.17%
400.00%
5416.67%
614.17%
7833.33%
8312.50%
9416.67%
1028.33%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.80点 Review5人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.20点 Review5人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 5.80点 Review5人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS