2.戦争映画なのに、叙情的で切ない作品でしたね。二人の男の友情と一人の女性をめぐる三角関係を描きつつ、どこか牧歌的で可愛らしい雰囲気があってあんまりドロドロしていないのが良かったです。ジブリつながりだからってわけじゃないけどどことなく「紅の豚」に似てる感じがしました(もっとも僕の場合、戦争映画、とりわけ空軍が舞台になってる映画をそれほど観ていないんですけど)。あと、CGがあまりわざとらしくないのも良かったです。何か、ハリウッド映画のCGって、CGのためのCGというか、「オラオラオラオラ、すごいやろ?びっくりするやろ?これが毎日牛肉バカバカ食ってるアメリカの力じゃあ~!」って感じがして疲れちゃうんですよね。この作品のCGは本当に「必要だから使う」っていう控えめな感じなので、安心して物語の世界に入ることができました。