6.《ネタバレ》 タンゴが好きですねぇ。なんでタンゴなんだろ?北欧でラテン音楽、なんか意味あるのかな?
まず少女というには歳いってすぎに感じた、妙齢といったほうがいいような。
孤独で友人もいなさそうでモテないし、家に帰れば自分の給料をアテにしている母親と同居人の男、弟はとっくに家を出てそれなりに生活しているようなんですが、イリスはなぜか家から出ず、まだ世話が必要とはいえない年齢の母親と同居人の食事の用意までする。なんでこの選択なんだろ?自分の意志など全くない感じで無表情で淡々としてまして、ナンパされていろいろあってから気に入らない人間を次々と。
しかし、変わらず無表情で淡々としていてセリフもほとんどないのでこちらも淡々とどうということもなく観れてしまいました。
アレ、無味無臭なんですかね?なんか刺激臭とか苦みとかないんですかね。
「敗者三部作」のひとつということなんですが、観終われば誰が敗者なのかよくわからないと私は感じました。
イリスが敗者とはなんだか素直に思えなくてね。
とにかくこの映画を退屈することもなくラストまで観れてしまうというのはかなり凄いことだと思います。