1.《ネタバレ》 TV映画とは思えないくらい素晴らしい出来のSFファンタジーでした。
ただ・・3時間ほどあるんですよねぇ・・
劇場版の「キング・コング」でさえ飽きたのにこの作品は?
「ジャックとマメの木」というグリム童話は筋もすっかり忘れていました。
が、これをリメイクするとなると昨年テリー・ギリアムが大失敗した劇場版がある。
あまりというより全く期待しないで観ていたのですが・・
(面白い)ジャック一家に呪われたある秘密とは?
そして男の子が産まれても40歳前後で死んでゆく一族とは?
その末裔が最近好んで観ているマシュー・モディーン。
やっと年相応の顔立ちになりましたねぇ(苦笑)
この大富豪のジャックの秘密とは?
じい様が父親の目の前でマメの木にさらわれる夢にうなされるジャック。
遠い祖先に逸話のジャックとマメの木の実話が合ったとしたら?
母思いのジャックが豆のタネを蒔き天に昇り降りて幸せに暮らす・・
ところがそうではなかった。
大男を殺した呪いと金の卵を産むガチョウと金のハーブを盗んだ呪いは、
息子が母親よりも早死する家系に・・
そして天上の世界では春の来ないナルニア物語のような世界に・・
末裔のジャックにその冒険は託された。
こういった童話の主人公を中年のおじさんがするというのは、
「フック」もありました。
でもやはりロビン・ウィリアムスがピーター・パンをやるより、
こちらのジャックがモディーンのほうが許せる範囲。
これでも30代に見えますし・・
ところで脇役陣のなかで気になったのが、
また出てたよジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーのパパ)
それにリチャード・アッテンポロー・・
いい役やってますね。
まあ長い長い作品ですから例えれば、
バック・トゥ・ザ・フューチャーを1、2と続けて見たあとみたいな疲れ・・
もちろん分けても観られるように、
前半の終わりは現代のジャックがとうとう豆の木に登り秘密を知るところ。
トウ・ビー・コンティニューとまでついてエンドロールが流れます。
やはりそのあと2幕目のオープニングが始まるのです。
この休憩を利用して二回に分けてみてもさしつかえありません。
昔の大作はほとんど3時間以上あって休憩がありました。