1.《ネタバレ》 途中まで、大林監督の作品じゃなくてもいいような感じだった。
普通の映画も撮れるんだなどと思っていたが、
後半、八百屋夫婦が北京に訪れる時に、一気に大林流実験映画風が炸裂する。
現実(天安門事件)のため、映画が撮れなくなるのだ。
そこで東京のスタジオで撮影した北京でのみんなとの再会場面。
ここでのもたいまさこのスピーチが実にいい。
抜粋
「人は幸せに見えたり、お金持ちに見えたり、それでも
人間の一人一人の中には変わらないものがあるような気がします。
それが人と人をつなぐもののような気がします。」
エンドロールでの中国人たちの演奏が胸に来ます。