18.《ネタバレ》 短いバージョンと比して中年期の内容が大幅に多く、短いほうが甘い印象が強く、こっちのほうが現実の酷薄さみたいな面も表現しようとしている様に思え、人によって好き嫌いが別れるようである。 アルフレードがトトへのエレナの手紙を隠した事は相手を思っての事だったかもしれないが、果たしてそれがトトにはよかったのか?この映画では結局本人同士の気持ちの強さ(執着)不足や、偶然や他人の介入に負けてしまうようではダメだったということをいいたいのではないのか。ノスタルジックな甘さが全面にでた短いバージョンに比してこちらのほうが重いテーマになっている気がする。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-02-11 16:44:20) |
17.《ネタバレ》 レビューを書こうと検索したところ、完全版というかロングバージョンの方だったみたいですね。長さは気になりませんが、終わりそうで終わらない感が気になりました、公開版も観てみたいです。 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-16 13:57:12) |
16.ヒット作品によく見られる完全版とか必要ですかね。 「エイリアン2」の完全版だけは良かったけど、他の作品では首を捻るものばかり。 本作でも不必要なシーンが多々挿入されていて、時間もやたら長く、間延び感すら覚える。 わざわざ完成度を下げてどうするんだろ。まあ、いい映画であることに変わりはないけどね。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-21 01:55:13) |
15.前半と後半で違う映画を見てるように感じました。特にトトが帰郷してからのエレナとの再会のくだりは前半とのギャップがありすぎます。もう一つの劇場版にはそのシーンは入ってないみたいなんでもう一回そちらを観ます。まぁでも良いシーンもたくさんあって泣かせてもらいました。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-22 19:07:54) |
14.《ネタバレ》 妻に私の一番お気に入り映画を見せようとDVDを借りたところ、この映画だった。私が見た映画より遙かに長い、しかも途中見たこともないシーンがたくさん・・・。劇場版と完全版でこのような大変な違いがあるとは夢にも思わなかった。 私は非常に戸惑ったが、妻は大変お気に入りだった。複雑な心境である。 成人したトトが恋人エレナとすれ違いになった様が赤裸々になるとともに、ストレートな描写、私は興ざめしたが、妻のように逆の人もいよう。要は好みかもしれないが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-04-17 11:21:58) |
13.完全版の評価を下げている方も多いと思うが、私の場合は逆であった。 カットした方が良いと思う部分が無いわけではないが・・・ 完全版を観終わった時に、エンディングの解釈が変わった(まだまだ浅い自分に愕然とした)。 個人的には、完全版のほうを先に観ない方が良いとは思う。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-07 00:32:05) |
12.最後のシーンには泣かされました。 きれいな物語ですね。 しかし、不要と思われるシーンも多々あり、3時間は長く感じられました。 2時間のほうも観てみたい。 【さっく】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-21 20:54:05) |
11.そもそも、2時間ほどの映画に50分近い未公開シーンを追加したら、それはもう別の映画でしょう。実際はこの3時間バージョンこそが本国でのオリジナルらしいのですが、それならちゃんと3時間のまま日本でも公開したらよかったのに。僕はやはりスッキリまとまった2時間バージョンのほうが好きです。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-26 21:32:09) |
10.映画が民衆にとって娯楽の王様だった時代から、次第にテレビ他に移り変わっていく時代の流れを、昔ながらの親父のような近所のおじさんと悪ガキの人間ドラマを交えて描く。過去の大作やスターが所々に登場するのは映画ファンにはうれしい。長すぎて完成度がイマイチだったが、こち亀風味(実際かつての映画館に纏わる似たような話は取り上げている)の良いノスタルジックムービーだった。涙を誘うための演出やストーリーも練りに練られ、涙する映画が好きな人には最高傑作になりうると言ってよい。なのだが完全版はあまりにも冗長でストーリーに集中できない。ノーカット完全版が必ずしも良いとは限らないと実感させてくれた映画。これから見る人はノーマルバージョンを見たほうが良いでしょう。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-29 09:06:40) |
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9.自分も先週早稲田松竹で観てきました。(同時上映は「ビッグ・フィッシュ」)元のカット版も含め今回が初見。名作の誉れ高い映画なので期待してたんですけど、残念ながらこれ単独で評価しちゃうと、これ以上の高い点数はつけられないです。映画館のプレスシートじゃ、カット版よりこっちのが客からのリクエストが高かったって書いてあったけど、うーん、どうなんだろ。あえて言わせて頂くなら「ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全アンバランス版」。だってさ、前半の快調なノスタルジー溢れる画面作りに較べて、後半のメロドラマタッチは一体何なん?何となく余分なカットを観客におかまいなく、監督の思い入れだけで挟み込みましたって印象なんだもん。これじゃあかんよ。やっぱ皆さん書いてらっしゃるように、先にカット版から観るべきでした。 |
8.序盤はテンポよくライフイズビューティフルを思い出させるような軽快さがすごくすきでした。しかし中盤からなんだか陳腐な感じがして少し中だるみしてしまった感じが。。しかしラストの自作フィルム・・・、物語のまとめにふさわしい粋な演出でした。今度はカット版を楽しんでみようと思います。 【ノス】さん 7点(2004-11-11 18:05:37) |
7.な、長い・・・。けど、音楽が秀逸。子役のトトもかわいい。 【kasumi】さん 7点(2004-07-26 00:28:19) |
6.完全版と言うだけあって脚本も書いたトルナトーレ監督の思いがすべて描ききれていたのはこちらの方でしょう。サルバトーレがエレナと会えずに別れてしまうことになった訳も分かるし、またその原因であるアルフレードのとった行動の是非について観客に考えさせることによって、仕事で成功して世に認められる存在になることと愛する者と結ばれることのどちらが悔いのない人生であると思えるかの問いを投げかけられているように感じました。ただしこの映画を観ていて一番気持ちが良いのはトト時代の話で不思議な友情を築いていくアルフレードとの関係や映画に向ける情熱や個性溢れる村の人々の表情を描くそれぞれ小さな宝石のようにきらきらと輝いている逸話の数々で、この前半を中心にまとめられた劇場公開版の評価が高いのは当然かも知れない。 【WEB職人】さん 7点(2004-05-04 09:06:34) |
5.《ネタバレ》 イタリア映画の色が濃くなりすぎでした。最後の最後まで展開が読みやすく思った通り進む。エレナと会うシーンも撮っていたんですね~。今思うと無くて良かったかな。編集は大事ですよ、特に中盤。こちらが先に出ていたら世の印象は大分変わっていたでしょう |
【犬】さん 7点(2004-01-24 01:10:34) |
3.「パラダイス座」を失って変わってしまった町の外観。昔のように、無邪気に抱けなくなってしまった彼女。外見上年をとったが、基本的に昔のまんまの人々。二度と会えなくなってしまった人。そして何より普遍だった、支えとなってくれた人たちの優しさ。 トトのように故郷を離れて戦いに出た人、出たことがある人にとっては感じるところがある映画だと思う。3時間半という(僕にとっては)長い映画だったけど、退屈だとは、ちっとも思わなかった。(この映画、「映画への限りない愛」がテーマってよく宣伝されてるけど、トトの一生を通してアルフレードという人間を解析していく映画なんじゃないのかなあ??) 【池田屋DIY】さん 7点(2004-01-04 11:29:34) |
2.《ネタバレ》 非常に美しい世界観があふれた作品。懐かしい白黒映画がともす光と一瞬訪れる影(闇?)、その中で目に浮かぶ涙が光る演出。カメラワークの勝利でもあると思う。キャストがみな表情豊かで素晴らしい。特に少年時代の子。3代続く物語なので、3時間という長い時間もトトの成長段階で一区切りつくので、気分を入れ替えながら見れたのであっという間だった。彼の成長、そして時代の変遷とともに変わる街並み、人。いろんなことが同時進行しているにも関わらずいつまでも変わらないエレナへの想いを持ち続けている姿は中年期のトトの含みを持たせた演技にも分かるように、純粋で印象的。アルフレードの忠告は、少し腑に落ちない部分もあったけど、自分の映写室での孤独感を、トトには味合わせたくない、もっと広いところで自由に羽ばたいて欲しいという願いがあったんじゃないかなぁ。 |
1.私は完全版のほうが好きです。理由は「日米公開版」のほうに書きました。おそらく、監督が自作と認識していらっしゃるのはこちらのはずです。何らかの理由(この当時、日本やアメリカでは、長い上映時間の映画はヒットしない傾向にあったとか? 案外そんな理由だったのではなかろうかと思います)で、製作会社(配給会社?)からの要請によって、監督はあちらのヴァージョンを作らされたのでしょう。監督一人の権限がどれぐらいかは、その監督が培ってきたキャリアにもよるのではないでしょうか? 本作公開時はまだそこまで自己主張できるお立場にはなかったのではあるまいか、というのが私の個人的な予想です。問題は、映画作家を大切にしない映画業界のほうにあると思いますが、一方、映画産業という言葉もある通り、特に現代においては、映画はビッグビジネスです。監督個人の主義主張だけで作れるものではないことは、日本人の監督さんの発言などの中にもときおりうかがい知ることが出来ます。私は映画業界内部を特に知る立場にはないシロウトですが、おそらく一番権限を持っているのは、製作会社、次に製作者で、監督はナンバー3くらいなのでは? どんな業界も、お金を出す組織や、お金を動かせる立場にある人が、一番力を持っているのではないでしょうか。最初からこのヴァージョンだったら日本であれほどヒットしなかったのではないかとも思うものの、私個人はこちらで公開してほしかった、と強く思います。映画はもちろん監督だけで作るものではないけれど、トータルで考えれば、もっと監督の権限が強くなってほしいものです。 【おばちゃん】さん 7点(2003-11-01 21:45:37) |