12.《ネタバレ》 主人公が思っていたより大分いかれていました。 爽快なタイプのサクセスストーリーをイメージしていたので、あまりにキレている主人公に唖然。 ただそのぶれない『いかれ具合』が最高にかっこいい映画でもあります。 また、ストーリーテラーは普通まともなキャラの人がすることが多いのですが、よりにもよって一番頭がおかしい人を主人公に据え置き、さらにストーリーテラーまでさせちゃうもんだから、ストーリーそのものに狂気の雰囲気が漂っちゃっているのがまた良いんですよね。 残念なのは、主人公だけ30年後の役者が変わってしまうこと。 他のメンツが老けメイクをしているのに対し、主人公だけはポール・ベタニーからマルコム・マクドウェルにチェンジ。いや、悪くはないんですけど、ポール・ベタニーの狂気が滲み出るあの『目線』だけは彼にしか出せないので、役者が代わってしまうと最早別人。どうしてもマルコム・マクドウェルが演じるギャングスターは普通の人が無理している感じがして同じ人とは思えませんでした。 もうひとつ付け加えるなら、フレディ・メイズもギャングスターが憧れる対象としてはちょっとパンチが弱いというか、カリスマに欠ける気がします。なんかヴィジュアルが『東京03』の飯塚に似ているんですよね・・・ 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-11-23 03:07:50) |
11.《ネタバレ》 なんというか、主演のポールベタニーの眼がすげぇっす。それだけで見る価値ありっす。ストーリーも既存のギャングモノとはどこか違う、変にぬめっとどろっとしたねばっこさが新鮮です。ラストのほうのマクドウェルさんのぶちきれっぷりもステキです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-27 14:24:17) |
【j】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-08-12 20:36:04) |
9.タイトルとポール・ベタニーの鋭い眼光に惹かれて観ました。狂ってる。その一語でしか言い表せない。最大の目標のフレディが全く違う方向へ人生を歩みだしたときの、老ギャングスターの喪失感たるや。あれだけ、残虐、冷酷、冷徹に組織を乗っ取ってきた若きギャングと見間違うほどの取り乱し様に、戦慄を感じます。ゴッド・ファーザー3のラストに感じた、なんとも苦い幕の引き方でした。ポール・ベタニーの刺すような、全てを敵に回すかのような目が、身振り手振りなくても体現してる。久しぶりに息がつまる思いをしました。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-06-17 14:41:35) (良:1票) |
【ベルガー】さん [インターネット(字幕)] 7点(2006-04-20 14:26:53) |
7.《ネタバレ》 ポール・ベタニーが本当に怖い。マルコム・マクドウェルも好きな俳優さんだけど、ポール・ベタニーのキレぶりに比べると、いくら老年で力も容貌も衰えている設定としても、遠く及ばない気がしました。観るに耐えないシーンもありますが、グロい映像ではないです。どなたかもレビューにもありますが、殺られる側の視点から捉えた、ポール・ベタニーがすごく怖いんです。ですが、全体的にはおしゃれな映画だと思います。(凝った映像は勿論、インテリア、衣類、小物など、本当にスタイリッシュです。)フレディへの憧れ、妬み、憎しみがすごく伝わる数々のシーンが、最後につながった時には、ギャングにも同情してしまった私でした。 【プリシラ3103号】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-17 23:14:55) (良:1票) |
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6.話のテンポがよく見てて退屈のない映画であった。ポール・ペタニー狂人の演技はすごい迫力あった。あの目本当に怖い。 【MS】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-05 01:22:12) |
5.ポール・ベタニー扮する若きギャングの切れっぷりが鮮烈。一方のマクダウェルの老いたギャングも貫禄あり。痛々しい暴力シーンやギャングの悲哀をセンスあるスタイリッシュな映像でまとめた佳作。 【新井】さん 7点(2004-03-25 17:18:30) |
4.ポールベタニーとマルコムマクダウェルの演技がひかります。若き日のいっちゃってる狂犬ぶり、ボスに君臨してからの圧倒的な貫禄。久々にギャング世界に浸れました。 【tantan】さん 7点(2004-03-17 12:05:17) |
3.ジャックニコルソンがアバウトシュミットやったと思ったら、個人的に彼に並ぶ俳優マルコムマクダウェルもこんな映画やってましたっ。ほんまにラストの演技は凄いスゴイすごい。全編にセンス溢れる映画でした。 【ヒロヒロ】さん 7点(2004-01-29 16:04:36) |
2.鑑賞前に「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルのクレジットを見て、てっきり若きギャングスターを演じているのが彼だとばかり思い込んでしまった。冷静に考えれば、「時計じかけ~」はもう30年以上前の作品なわけで、そんなことはありえるわけがないのだが、若きギャングスターを演じたポール・ベタニーの風貌は「時計じかけ~」のアレックスそのものに見えたのは私だけだろうか。特にベタニーがステーキを食べるシーンがあるが、その口の動きはまさにアレックスのそれだった。まあとにかく、これほど似ていればギャングスターの役だけ現在と30年後の俳優が違うことも納得できるわけで…。あ、そうか、何よりも先にマルコム・マクダウェルのキャスティングが決まっていたわけか。作品自体の評としては、若きギャングスターの惨殺シーンがくどい感はあったが、全体的なセンスの良さと、老いたギャングスターの苦悩に満ちたラストシーンで巧くまとめ上げている。 【鉄腕麗人】さん 7点(2004-01-28 15:54:38) (良:1票) |
1.この映画はやっぱり「時計じかけのオレンジ」を観てないといけないんでしょうね。様々なシーンであの映画を思い出しながらニヤニヤ楽しむのがいいんでしょうね。音楽かけて、下着姿で、暴行三昧。ポールベタニーのキレッぷりがいいです。マルコムじいさんに切ない気持ちになり、暖かい目で観てしまうのはナゼ?老いって哀しいなあ。この映画劇場で観ようと思い忘れ、レビューも忘れ相性悪いなあ。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-12-25 20:59:13) |