4.《ネタバレ》 ネットで散々おもちゃにされてる作品なんで、全然真面目に観る気がなく笑い飛ばしながら観てやろうと思っていたのですが、これがなかなかどうして傑作じゃないですか。
オープニングのなんでこの曲?って言いたくなるような微妙なシンセサイザーから始まり、全編オリジナリティにあふれていました(まぁ大魔神に似ているといえば似ていますが)。
圧政に苦しむ民衆のリアルさ、大袈裟なセリフ、朝鮮独特の美術から、金正日が企画したにもかかわらず体制批判が読み取れてしまう皮肉なストーリー。
オリジナリティって観点からするとこの映画10点モノですよ(チープなところが多かったのと肝心のプルガサリに魅力を感じられなかったのでこの点数です)。
世界から孤立した独裁政権下だからこそ生まれた稀有な傑作です。
ネットの情報を鵜呑みにせずに色眼鏡を外して見てください。
ここまで褒めちぎりましたが私は工作員ではないですよ。