2.大スターとして名を成した方々の、入魂渾身のバカ演技を観たい方におすすめ!しょっぱな、シャーリーが異様に短い丈の喪服でしおらしく登場してくるシーンからもう頬がゆるみっ放し。他のスターはともかく、御大ポール・ニューマン氏がこれほどリキ入れたアホキャラを演じた事が果たして他の映画であっただろうか?いや、ないはず。他の映画では終始ニヒルにしかめっ面をし、観客をビビりまくらせていたロバート・ミッチャム氏がこともあろうに雌牛に蹴られて、ぴゅ~っと空に・・・(以下省略)。少なくともこれは自分がいままで観たことのないジャンルの大真面目にバカやってる、尚且つお洒落な映画。衣装担当イーデス・ヘッドとシャーリー・マクレーンコンビの、ファッションショー的趣向も華やかで◎。亡き淀川長治さんがこの作品について「カマトト映画の秀作」という批評をされていましたが、ようやく実物を観る事が出来て納得。今回観たのは字幕版でしたが、日本語吹き替え版(シャーリー=小原乃梨子さんがベスト!)で観た方がこれはもしかしたら面白いかも・・・って思いましたね。タイトルは「何という行き方!」つうより「何という死(以下再度省略)」