1.スティングの初ソロライブの模様とライブに向けてのリハーサル風景を追ったドキュメンタリー。オマー・ハキム、ダリル・ジョーンズ、ケニー・カークランド、ブランフォード・マルサリスという当時の若手一流ジャズミュージシャン達に刺激されながら新たな音楽を作り上げて行くスティングのどこか初々しい真摯な姿を見ることができる作品。但し、解散した「ポリス」と言うバンドが当時どれ程人気があり、音楽的なクオリィにおいても高い評価を受けていたかピンとこない方には、もしかして「普通に若いスティング」と感じられるかも。ライブで印象的なのはオマー・ハキムの「I Burn For You」でのドラムソロ。そしてアンコールの最期、ギター1本で「Message in a bottle」を唄うスティングからは新たなスタートに対する静かな感動がひしひしと感じられる。