1.《ネタバレ》 コンピューターだって恋がしたい!
チェスも将棋も人間に勝った!次はその美人の争奪戦だ!
恋をしてしまったコンピュータの三角関係はたまらなく微笑ましくそして楽しい。恋する気持ちは人間と変わらない。いや、それ以上かも。ならば恋敵はやっつけなければ!それ俺が作った歌だろ!俺の歌に彼女はホレたんだよ!ズルすんな人間!…そんな健気で好奇心おう盛なコンピュータがなんとも可愛い。たまに怖いけど。
全編MVのような映像と気持ちのよいPOPな80'SMUSIC、クラシカルなコンピュータ映像も今観ると逆にキッチュでオシャレだ。いや、大好きなんです、こういうの。
SFのようで飛躍しまくりな演出だがいずれ、こんな事だってあるんじゃないかと錯覚してしまう。アバウトなPCの描写もなかなか面白いけど、ラストシーンにエドガーがネットの海に飛び出すラストは時代的にも凄いなと感動してしまった。最後に主人公に互いの健闘と感謝の気持ちを伝える歌を流す粋なコンピューターは本当に可愛いし泣けてくる。
80年代の人々がコンピュータの無限の可能性に夢見たおとぎ話は現代の僕にも響く愛おしい作品だった。