アンナとロッテのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アンナとロッテ

[アンナトロッテ]
Twin Sisters
(De Tweeling)
2002年オランダルクセンブルグ上映時間:137分
平均点:7.00 / 10(Review 10人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-12-11)
ドラマ戦争ものロマンス小説の映画化
新規登録(2004-10-25)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2021-01-23)【イニシャルK】さん
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監督ベン・ソムボハールト
キャストシーナ・リッヒャルト(女優)少女のアンナ
ユリア・コープマンス(女優)少女のロッテ
テクラ・ルーテン(女優)若いロッテ
ナディヤ・ウール(女優)若いアンナ
エレン・ヴォーヘル(女優)年配のロッテ
グードルーン・オクラス(女優)年配のアンナ
平川大輔(日本語吹き替え版)
配給ファインフィルムズ
ギャガ・コミュニケーションズ
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5.《ネタバレ》 幼い頃に観た「二人のロッテ」的な感じで借りてきたら、全然話が違うじゃない!!笑
 ある意味期待はずれだけど、期待外れじゃなかった。。。。重いテーマで淡々と事実を描いているにも関わらず、重すぎずに双子の人生が描かれていたと思います ただ、何故最後に死んでしまったのか。。悲劇に仕立てすぎている感じが、減点でした
キャラメルりんごさん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-18 01:32:57)
4.《ネタバレ》 敵対することとなる両国へ姉妹を分けたことで時代の激動はよく理解できましたし、その中でのすれ違いエピソードや要所要所に挟まれる現在の彼女たちの描写は興味を惹かせる意味で効果的。
ただ、作りたいシチュエーションに急ぎ過ぎて、彼女たちの感情についていけない箇所が多少ありましたけど。
それにアンナを殺す必要はなかったと思います。

それにしても、自分ならこんなにも信じていたものがコロコロと覆されては気が狂ってしまうでしょうね。
カラバ侯爵さん [DVD(吹替)] 8点(2008-01-26 20:38:28)
3.《ネタバレ》 戦争によって、また大人達の身勝手さの前に幼くして、別れる運命となってしまった二人の姉妹、アンナとロッテの眼を通して描かれる切なくも悲しい物語!第二次世界大戦下のドイツ軍、描かれているのは戦争によって、運命が狂ってしまった二人の姉妹の心の傷、それを描きながらも深く結ばれているアンナとロッテ、この二つの設定を丁寧、且つ上手く描いていて、見応えのある人間ドラマになってると思いました。それにしても、あのラストシーンの余韻の残し方は凄い!老年期の二人、アンナとロッテが森の中、二人肩を並べるようにして眠る。その後の姉、アンナの死と死に顔、それを見つめる妹、ロッテの顔が物凄い印象を残します。言葉に出さなくても、余計な説明などしなくても、この二人の姉妹が本当に仲の良い二人であり、どんなに環境が変わってしまおうと、互いのことが心から好きだということがあのラストを観て、強く思いました。私も出来ることならこの年のアカデミー賞外国語映画賞はこの作品に上げたかったなあ!
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-03-09 22:09:58)
2.《ネタバレ》 観る前は二時間以上もあるし、「また第二次大戦のナチ物かよ…」と思い辟易していたのですが、実際は何てことのないそこにあるのはただ二人の女性の純粋な人間ドラマでした。ドイツの貧しい農家に引き取られ叔父叔母に扱き使われる姉アンナと、一方オランダの裕福な家庭で育てられそこで勉学の才能を伸ばす機会に恵まれた妹のロッテ。観客の目から見れば、散々虐げられながらも必死に生きようとする姉アンナの方に人間的魅力を感じ、また不当な理由から妹ロッテに責められる彼女に同情しますが、だからと言ってロッテが悪いのかと言うと決してそうではなく、結局一心同体だった彼女ら二人を引き離したのは他でも無い"戦争"だったのでしょう。どちらか片方が怪我をすればもう一方も衝撃を受けるほど心同士で強く結ばれていた絆、それを破壊した運命、最後に再び一緒に寝ることが出来てアンナはこの上なく嬉しかったことでしょう。2003年のアカデミー賞外国語映画部門では「たそがれ清兵衛」と「みなさん、さようなら」の対決が話題になっていたようですが、自分的には本作に受賞して欲しかったです。
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-24 17:22:31)(良:1票)
1.幼くして両親の死によって引き裂かれた双子の姉妹。成長してようやく再会できたのに今度は戦争が二人を隔てることになってしまう、、1920年代から始まる双子の人生が戦争をはさんでドラマチックに描かれ見ごたえがありました。
それぞれの運命が一人は裕福なオランダ人家庭に引き取られ、片やドイツの田舎の農家でこき使われるという設定や、再会後の二人が相容れなくなる事情も極端な設定だとは思いますが、両親の死や戦争など自ら選べない運命の不条理に翻弄された双子の悲しさが切なく胸にしみます。
ユダヤ人の強制連行やアウシュビッツの悲劇など話の中で語られるだけで直接描かれることはないのですが、戦争の悲劇の数々が巧みに織り込まれて浮かび上がってきます。
深い感慨を覚える感動作ではあるのですが、アンナの境遇があまりに悲惨で同情を覚えるのに対し、ロッテの態度がわがままだったり思いやりに欠けるように見えて歯がゆくなりました。アンナが言うように、個人的に罪はないしお互いが被害者なのだからもっと理解してあげればいいのに、、と思うのは第三者の見方でしょうか。
3世代のアンナとロッテのうちでは娘時代の二人、特に思い入れが強かったせいかアンナが印象的でした。


キリコさん 8点(2005-01-30 21:48:14)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 10人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
3110.00%
400.00%
500.00%
6110.00%
7330.00%
8550.00%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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