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R100

[アールヒャク]
2013年上映時間:100分
平均点:2.29 / 10(Review 21人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-10-05)
ドラマ
新規登録(2013-08-28)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2018-10-05)【イニシャルK】さん
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監督松本人志
キャスト大森南朋(男優)
大地真央(女優)
寺島しのぶ(女優)
片桐はいり(女優)
冨永愛(女優)
佐藤江梨子(女優)
渡辺直美(女優)
前田吟(男優)
YOU(女優)
松本人志(男優)
松尾スズキ(男優)
渡部篤郎(男優)
吉川まりあ(女優)
脚本松本人志
製作吉本興業
製作総指揮白岩久弥
プロデューサー奥山和由(共同プロデューサー)
制作よしもとクリエイティブ・エージェンシー(制作プロダクション)
ファントム・フィルム(制作プロダクション)
配給ワーナー・ブラザース
照明吉角荘介
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1.《ネタバレ》  最初の方、クラブのドアホンを押すシーン、一度立ち去ろうとした後に呼び止められ、ドアの前に戻るのですが、ここでイマジナリーラインを越えちゃってます。一瞬「あーあ」って思うのだけれども、ちょっと待った、そのドアは本来反対側からは撮れない構造になってるじゃん、って。つまりワザとそう撮ってる、その時点で「世界」は変わっているのかと。

 そういえば、冒頭、冨永愛を捉えたフェティッシュな画、あの美醜の共存するゾクゾクする表情や仕草、あれは鏡の中にあったかも。つまりこれは松ちゃん版『鏡の国のアリス』なの?って。

 卑猥だの下劣だのと忌むべきものとして扱われ、でもそれが無ければ滅ぶという厄介な「性欲」というモノに向き合った映画。その嗜好や妄想が完全に閉じたものであるならば、それはそんなに厄介ではないわけですが、現実には誰もがそれを潜ませて日常を送っているわけですね。そんな性を露わにしようとしているのかもしれません。あからさまな建て前として去勢されたような態度を振りかざす人々を笑うような。

 だけど中盤以降、理解を拒絶し始めます。むしろこんな事、理解するな、と。
 本編を映画内映画へと引きずりおろし、客観視し、考えながら見ていた人間に大した意味が無い事を解説し、観客の心理すら代弁してしまう事で、言い訳がましく逃げているようにも思えます。
 でも、本当に逃げたんでしょうか?
 松ちゃん自ら「卑怯な映画」と言っておりますが、本当の意味での卑怯な映画は色々とあって(一方的妄言・妄想オチみたいなヤツとか)、この映画はそれらに比べて同様に、更に卑怯なのか?というとそうじゃない気がするんですよね。

 繰り広げられる不条理な事象にバランスを取るように繰り出される言い訳、その打ち消し合いを経てなお澱のように残るモノ、そこにこそこの映画の真価があるように感じます。勿論、何も残らない人もいるでしょうし、不快なモノしか残らない人も多いでしょうが、その不快さも含めての真価なのではないかなぁ、と。

 今までの松ちゃんの映画はちょっと眉をしかめながら見てるようでしたが、今回はクローネンバーグやデヴィッド・フィンチャー的なニオイが感じられて不覚にもワクワクしてしまった、っていう。銀残し風の色調にレトロな美術、そこにボンデージファッション置いたら結構クるモノあるし(笑)(注:だけどSでもMでもないっす)
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-08 16:09:55)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 21人
平均点数 2.29点
029.52%
1733.33%
2733.33%
314.76%
414.76%
514.76%
600.00%
714.76%
814.76%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 0.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 0.66点 Review3人
4 音楽評価 3.00点 Review3人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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