15.《ネタバレ》 半世紀前のSF映画ですが、ハードウェアのデザインがモダンで素晴らしいです。機能がそのままデザインに反映され、デザインが機能を語っていた古き良き時代ですね。多少野暮ったくても味があります。特に宇宙服のような手術服には、「その発想はなかったわ」といたく感動しました。物々しいディテールの積み重ねにワクワクしながら見ていましたが、終わり方は随分とあっけなかったです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2023-07-06 18:40:45) |
14.脚本と演技が共に良くて、随分引き込まれた。皆さんおっしゃる通りラストはちょっといただけないけど、それ以外は十分楽しめました。 半世紀近く前のSFなんて見られたものじゃないだろうなあ という予測は裏切られました。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-20 21:57:25) |
13.《ネタバレ》 人類の存亡をコンピューターと4人の博士だけの判断力に委ねてしまっていいのかよといいたくなるが、病原体が酸とアルカリに弱かったり突然変異で無害になってしまったり、とりあえずは都合良過ぎる展開にめでたしめでたし。研究施設の自爆システムを解除できるのが一人だけというのも随分リスキーな危機管理だと思うけど、ハラハラドキドキさせてくれたので文句は言わない。結局人類滅亡の危機を救ってくれたのは汚染された町の核消滅を躊躇した将軍(or大統領?)だったのか。40年以上も前の作品だけど今見ても十分面白い。 【ProPace】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-09-06 00:36:24) |
12.初見での面白さが半端じゃなかった。開幕5分で見入らされ、後はそのまま。終始サスペンスで派手なアクションなど皆無だが、ストーリーと丁寧な展開の移り変わりそのものに見入らされる。再三フラグが立てまくられている「ラスト5分」はスパイスでありオマケ。おっちゃん達が各々全力を尽くす感じだとか、その道のプロが人間味を交えながら力を発揮するだとか、理屈で核心に近づいていく過程だとか、そもそもそういうのが好きというのも面白いと感じた要因なのかもしれない。私は生物・化学の知識がゼロなためもし矛盾とかがあっても全く気付けない一方で、専門用語連発で置いてきぼりをくらうという感じでもなく、展開とともに、あ~なるほど、だからそうなのか、そういうやり方になるのか、と見入ったまま考えること自体を楽しめる、そういった意味でも良い作品と感じました。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-06 04:01:27) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 ロバート・ワイズのSF映画は結構面白くて好きなのだが、流石に「地球が静止する日」や「スタートレック」等に比べると派手さに欠け題材も取っ付きずらい印象。 宇宙船やら宇宙人やらが出てくる映画を期待した人間はさぞかし肩透かしを喰らったと思う。 本作のSFは「少し不思議」なミステリー仕立てだ。 人々が全滅した街に残された「未知」。 生存者は? 何故生存したのか? 物語は淡々とした作りだが、徐々に「未知」の招待に近づいていく緊迫感が漂う。 近未来風のセットではなく、あくまで当時の技術で魅せる事にこだわった造り込み。 宇宙人はいるのか? 地球外生命体はいるのか? いずれにせよ、地球外生命体が本当に発見された時が再評価の時だと思う(スタートレックしかり)。 核で成長とかその発想はなかったわ。 そういやトランスフォーマーで「レーザーウェーブ」ってロボットがいるのよ。 好物が核燃料だぜ? 是非とも福島の復興に来てください(超切実)。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-22 00:14:29) |
10.クライトンの小説が好きで、よく読んでます。しかし、映画になると途端にダメダメになってしまうものが多いんですね(例外として、ジュラシックパークはアドベンチャーとしてとても面白い映画でしたが)。この「アンドロメダ・・・」もその数少ない例外の一つではないでしょうか。オープニングタイトルは小説の世界観をよく表していると思います。隔離された研究室で、人類の今後を左右する目に見えない脅威との戦いはとてもスリリングです。そして、事態は一見収束したかに見えても、事件の前と後では誰も気づいていないところで世界は決定的に変化してしまい、そして以前の世界には戻ることができないという変化を描いていると思います。クライマックスの展開はちょっとサービス的でしたけどね。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-03-23 12:44:59) (良:1票) |
9.期待以上のものでした、山場がいくつかあり、細部にいたるまでとってもよく描けていて、緊張感もありました。7.5点くらいですが、8で。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-31 23:14:51) (良:1票) |
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8.《ネタバレ》 なかなかナイスです。 派手なシーンは全然なく淡々としたストーリーだし、オチもエンディングのカタルシスも大したことないんですが、科学者達が懸命に未知の生命体を解明していく姿にかなりの高揚感があります。 人類滅亡という恐怖感や緊迫感もしっかり伝わってくる。 下手に、しょうもないミスや裏切り行為なんかで盛り上げようとしなかったのには好感が持てるし(つか、国家レベルのプロジェクトチームっていったら 本来これくらい統制とれてるのが普通で、他の映画の方が穴ありすぎて おかしいんでしょうけどね(笑)、地下施設の描き方も秀逸。 35年も前の映画なのに、ここまで精緻に描いてあるとは素晴らしい。 リアル感の演出が上手い。 どっしり腰を据えて鑑賞したい向きには、かなりオススメ。 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-12 09:35:25) |
7.自分の中では、「ウェストサイド」でも「サウンド・オブ」でもなく、この作品がロバート・ワイズのベストだ。アクション無し、SFX無し、ハンサムもいなけりゃ美人もいない。且つ淡々とした展開でこれだけ引っ張れる演出力はたいしたものだと思う。残念ながらビデオでしか見た事がないのだが、まあ、スクリーンであるか否かは、あまり関係ないかなとも感じる。大好きな作品。 【ヒックス111】さん 8点(2004-03-28 16:46:51) (良:1票) |
6.気を抜いたらいい物を見た。リアルすぎて地味だけど、理系の細胞に何かしら安らぎを与えてくれます。最近の勢いだけのSF映画よ見習いたまへ。しかし、原作ではちゃんと処理されたのだろうが、映画では、あの女が赤ランプで卒倒するという伏線(?)はいつの間にか宇宙の果てへ消えてしまった・・・まあ許すけど。 【かなかなしぐれ】さん 8点(2004-03-09 22:18:54) |
5.《ネタバレ》 ニューメキシコのとある田舎町に突如として災厄が襲いかかった。ほぼ全ての住人、そして救助に赴いた米軍までもが瞬時に変死を遂げてしまったのだ! それは、宇宙より飛来せし凶悪なモンスターの仕業だった。かねてより宇宙からの侵略を憂慮してきた米政府は、非情な宇宙生命と戦うべく生まれた秘密組織「防疫戦隊ワイルドファイヤー」の隊員たちへ緊急シグナルを送った。ワイルドファイヤーの秘密基地は人里離れた土地の地中深くに建設され、完璧な防毒システムに守られた地球防衛の要なのだ。パワードスーツに身を固め基地を発進したワイルドレッドとワイルドブルーは、死の町での熾烈な調査の末に宇宙侵略者の魔手を逃れた老人と赤ん坊を救出する。そう。敵には何かの弱点があるのだ! この老人と赤ん坊を襲えなかった何かの理由が…基地での科学調査が始まった。しかし宇宙よりの凶獣は彼らに時を与えず、最新鋭のジェット戦闘機と戦いこれを撃墜、人類の未来は風前に揺らぐ灯火のように消えようとしていた。そしてついに敵はワイルドファイヤー秘密基地の心臓部へ侵入を遂げた。基地のコンピュータは自らの存在と引き換えに、自爆装置によって宇宙生命を葬る事を決断。だがその時、ブルーは気付いたのだ。敵と戦い、生き残る方法を…自爆装置の解除に走るブルー。彼から敵の弱点について知らされたブラックは、部屋に閉じ込められ、酸素の欠乏する中でモンスターとの死闘に臨んだ。果たして人類は明日を生き延びる事ができるのか…?(い…イケると思ったんだけど…こう書くと意外とつまんないな…) 【エスねこ】さん 8点(2004-03-04 00:36:54) |
4.《ネタバレ》 硬質なドキュメンタリータッチで科学者がアンドロメダと対峙する様を描いた佳作。泣き叫ぶ赤ん坊とアル中の老人だけ何故生き残ったかという導入部がミステリー度を高め一気に見せてくれます。 【アトミック】さん 8点(2004-01-05 09:59:27) |
3.30年以上前の作品とは思えない徹底したリアリズム。初見小学生の私は”理論的に考えると真実にたどり着く”ということを学んだ記憶がある。もう一回観てみたいと思う作品。 【KEN】さん 8点(2002-06-18 14:37:48) (良:1票) |
2.いやぁ~あ、今観ると時代を感じさせられますね。でもこう言う古典的SF作品って好きです。 【イマジン】さん 8点(2002-02-14 20:30:35) |
1.原作「アンドロメダ病原体」はマイクル・クライトンのヒット作且つ出世作。それを「ウエスト・サイド物語」などで知られるロバート・ワイズ監督が映画化したのだが、余り期待はしていなかった。クライトンの作品は一歩時代の先を行った科学小説を目指している。現実に可能であると言う範囲における観点から、それをリアルに表現することで人気を得ていた。しかし2000年代に突入した現代となっては、所詮30年以上も前の作品。そこに書かれていることの多くは実現してるし、夢で無くなっている。 クライトン原作の素晴らしいところは、科学的解説と科学的実体験。傑作とされる原作とは、実は主人公たちが施設内で消毒されるシーンが永遠と続く小説である。ストーリーなどどこかに吹き飛んでしまい、平気で脱線し、全く関係ない政治だ科学だの話が始まる。この永遠と続く科学的解説をどう受け入れるかが好みの分かれるところ。難解な原作を映画化するに当たり、ドキュメンタリー風に作ることで、原作の雰囲気を壊してはいない。しかし反対にそのことが意味不明な、ただの古典SFに留めてしまった。90年代に入って次々とクライトン作品が映画化されているが、どれも原作を無視して作られている。しかしそのことについてクライトン本人は好感を持っているとか。「所詮、小説と映画は違うもの」と。 【☆】さん 8点(2001-04-21 01:22:50) (良:1票) |