10.《ネタバレ》 マルセイユ、孤立無援、コミュニケーション不能、なんて全く関係無く、味方も敵も問答無用、ヒゲのシャリエリ捕らえるだけ。 今作のジーン•ハックマン、良く歩く、走る、殴る、ナンパする、全て捕物帳の為。 パート1より展開が早い。荒唐無稽な捜索は健在、ラストこれで終わらないと、観賞後も疲れを引き摺ってしまう。刑事はポパイのごとく、心肺機能を鍛えておかないといけない、と実感させられる。 【Postef】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-14 15:00:27) |
9.《ネタバレ》 この当時としては、珍しく成功した続編もの映画と言えるかも、でもオリジナルを超える出来ではないことも確かです。こういう傑作の二番煎じの様な仕事を引き受けるのも、J・フランケンハイマーが職人監督ならではのことでしょう。シャブを打たれてボロボロになったポパイ刑事の治療とその禁断症状に苦しむさまやヘロインを缶詰に仕込む過程を丁寧に見せるなど、ディティールを追求する映像に拘るフランケンハイマーらしい作風です。銃撃戦などのアクションはリアリティには欠けるけどオリジナルよりパワーアップしてるのは確かです。でもトロリー・バスに乗り込んだシャルニエ(このシーン自体がオリジナルの地下鉄シークエンスへのオマージュです)をポパイ刑事がひたすら走って追いかけて最後に射殺するまでを一気に見せてくれるところなんか、さすがフランケンハイマーと褒めてあげたくなります。 息を切らせながらもひたすら走るJ・ハックマンを観てると、この路線を選んでB・ウィリスやL・二―ソンの様なタイプのアクション・スターとして活躍する道も彼にはあったんじゃないかと思いました(笑)。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-06-01 15:49:14) (良:1票) |
【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-18 14:38:56) |
7.《ネタバレ》 面白い続編として個人的にはかなり珍しく嬉しくもある作品。薬を、打たれておかしくなりながらもそれを克服して、そこからは、ポパイ・フルスロットルといわんばかりに暴れまくる敵のいるホテルにガソリンを、まいて火責めにしたかと思うと敵に水責めにされる。そして最後は、走りに走ってフラフラになりながら宿敵に自らとどめ刺す。かっこよすぎだぞ、ポパイ! 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2004-06-10 23:26:56) |
6.1作目よりも2作目のほうが好きという珍しい映画。ラストシャルニエを追いかけるジーンハックマンの視点や息使いがリアルでいいですね。 【ケジーナ】さん 8点(2003-12-16 21:46:27) |
|
5.じつは1より好きかも。前作にあった日常描写がない分、ドイルの人間臭さは薄れてしまいましたが、麻薬漬けから立ち直って、走りまくって、最後は船上のシャルニエを射止めるシーンのカタルシスたるや!相棒も好演! 【あおみじゅん】さん 8点(2003-12-11 17:47:15) |
4.《ネタバレ》 はしれ、ポパイ!あんなかっこ悪くて、カッコいい、走る刑事。ジーン・ハックマンさん大好きです。 【きなこ餅】さん 8点(2003-11-02 19:30:27) |
3.続編としては大成功。いかにもフランケンハイマー。全編が無骨、粗削り、ゴツゴツした質感、男臭い。麻薬漬けにされたポパイが執念で禁断症状を克服するところ、ハックマン圧巻の名演。 【ひろみつ】さん 8点(2003-10-31 01:14:01) |
2.ジーンハックマンまた走る走る走る。執念深いですね。この映画は字幕で観たんですが、フランス語に字幕が対応してないのはちょっと不満ですねぇ~。 |
1.ジーン・ハックマンが走ると、いかにもこの人の人柄がでて地鳴りを感じるほど。ポパイ刑事が出帆するヨットを追って湾を半周したとき、監督が求めていたものは人間臭さである。波止場の先端ギリギリのところで、よろけながらもシャルニエを撃ち倒すポパイ刑事。彼は、警察という権力機構ではなくて、独力で相手を倒したのである。だからこそ、この切れ味鋭いラストは一種の倫理観を伴ったカタルシスをもたらすのである。一人の主人公を徹底的に走らせる事によって、カーアクションと拮抗するほどの迫力と緊迫感を出せたのも、J・フランケンハイマーの力量というもので、彼だからこそ成し得たレベルの高い続編だったと思います。 【ドラえもん】さん 8点(2000-10-03 23:34:02) (良:1票) |