4.《ネタバレ》 字幕版で鑑賞。一本道のストーリーや、ある意味記号的にも見えるキャラクターの性格付けなど、良くも悪くもファミリー映画の王道を行く内容なのですが、むしろその路線を徹底的に貫いて、「中途半端な物は作らない!」というスタッフ達の意気込みが伝わってくる、見応えのある作品に仕上がっていました。個性的な動物達とハリウッドの俳優達の吹替えもシンクロしていたし、ウォルシュ牧場の親子関係も良く描けています。途中でしばしば出てくる映画のセリフのパロディ(?)も元ネタを知っていればクスリと笑えますし。そして何といってもラストのレース。最下位から他のサラブレッド達をゴボウ抜きにして駆け上がってくるストライプスのシーン。似たようなシーンが「シービスケット」でもありましたが、あれでグッときてしまった私にとっては今回も感動せずにはいられません。大人から子供まで楽しめる、良質のエンタテイメント作品だと思います。