58.これほど思春期の女性心理を赤裸々に描いた映画は少ないと思うし、何が正常で何が異常かを問うたものも少ないと思う。「カッコーの巣の上で」と比べればもう少しかなとも思うが自叙伝として心に深く残る映画だ。「Downtown」など音楽もすばらしかったけど、個人的にはデイジーの自殺場面で繰り返し流れていた「The End of the World」がすごく印象に残った。 【ESPERANZA】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-12-29 22:39:41) |
57.アンジェリーナ・ジョリーあまり好きではなかったのだけれど、この映画の彼女に関して言えば凄く良かった。あと、脇役ながら存在感のあるクレア・デュヴァルがとても良い。内容も良く、好きな一本。 【ピンフ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-09 08:11:41) |
56.《ネタバレ》 中盤、主人公VS婦長の一騎打ちがあるのだが、この時の婦長役ウーピー・ゴールドバーグの演技が良い。役者たちが自分の役に集中していて、目の演技だけに注目してもなかなか楽しめる。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-06-04 01:41:07) |
55. 精神病院を舞台にした、重くほろ苦い青春映画ですね。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーのコンビが本当に素晴らしいです。 また、60年代ポップスが非常に効果的に使われていて、サントラが欲しくなりました。今も頭の中を「The end of the world」が鳴り響いています。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-06 19:32:16) |
54.《ネタバレ》 主人公は境界性人格障害。あとから調べて分かったのですが、彼女の症状はその典型です。邦題の17歳という年齢もズバリそこから来ている。引きこもり、反体制志向、幻覚、自殺計画にカジュアルセックス。自殺と幻覚はヤバイと思いますが、それ以外はさほど問題とは思えませんでした。事実、病院でのスザンナやリサは、まともに見えました。いけ好かない教授夫人をやり込めたり、友達のために無茶してみたり。今どきの若者と変わらない。むしろイイ奴です。人格障害は“性格に難あり”ということ。本作の設定は60年代のアメリカ。当時の価値観・倫理観からすれば問題アリでも、今ならそうでもない。個性の範囲。自殺の危険性が去れば、もう退院してもいいんじゃないの?そう思っていました。主人公の考えと同じ。しかしその見方は後半覆ります。個性とか、自由とか、そんな言葉で逃げてはいけない。自分自身の弱い部分と向き合わないと、一人で立つことは出来ません。緊急避難はあっていい。でも逃げ回ってばかりではダメ。基本は立ち向かうこと。でないとちょっと押されただけでよろけてしまう。最悪のケースが死です。それを自覚できたか否かが、スザンナとリサの差。病院のベッドに縛られるか、社会に戻れるかの差です。「私は生きている」と言ったリサ。彼女もようやくスタートラインに立とうとしています。アンジーの演技には圧倒されました。別人に変わる。病の現実を見事に表現しています。それに比べると、W・ライダーの方は変わらない。でもそれもまた真実。病んでいるかどうかは紙一重。誰もがそのボーダーラインの上に立っているのだと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-28 04:39:23) (良:1票) |
53.観ようと思ってチャンスを逃すと、ずるずると何年も「観たいのになぁ。」という映画、ありませんか? この作品は、私にとって正にそれ。 評判どおりのアンジェリーナ・ジョリーさんの存在感と切れっぷり。凄いのひと言。 ウィノナさんのその後を知っていると、素直な気持ちでは観られません。 彼女、今はお元気なのかしら? 厳しくとも、生きていくって素晴らしい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-04 22:30:59) |
52.見た直後はいたって普通だなと思う。でも時間がたつにつれじわじわと良さを感じてくる。そして一ヶ月たった頃また見たくなる…そんな映画です。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-26 23:11:20) |
51.ウィノア・ライダーが素晴らしい。本当に病んでるようなオーラを感じる。実際、彼女が万引きで捕まった事などを考えると、とても興味深い映画だった。シーンの切り替えも見事だったし、使われてる曲もいい感じ。 【Vanilla】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-05 08:46:08) |
50.緊張と緩和のバランスが取れた映画。リサがアップになった時、唇の皮がひび割れてて「そこまでするか~」と感服致しました。 【さら】さん 8点(2005-03-25 13:59:30) |
49.心に深い傷を持った者同士がだんだん打ち解けて友情も生まれてくるのだけど・・・あの日記のホンネ(?)には、観てるこっちもショックを受けた。そんなふうに感じて見てたなんて・・・私ならもう友達に戻れないと思う。繊細な主人公の人間性は良く表現されていると思うけど、物語は(“映画用”に)ちと綺麗にまとめられすぎてる感があるように思う。 【桃子】さん 8点(2004-06-16 15:06:43) |
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48.カッコーの巣もそうだったけど病院って結局何するところのわけ?睡眠薬配ったり、無駄毛処理したり、監視したり・・・少しでも治そうって気があるのか?俺にはただ世間から隔離し、檻に入れて放し飼いにしているようにしか見えない。ちょっとは話聞いてやるとかアドバイスしてやるとかしろよ!まるで患者をペット扱いだ。そんなくだらなさがある限りはツマラナイ作品としか見れないのだが、この作品はそれで終わる作品では無かったことが救いだった。主人公は他の患者達と友情を深めていくうちに病気に打ち勝ち、最後は他の患者達の立ち直るきっかけまで作って退院した。このハッピーエンドは後味が良いし、涙ぐましいと思わずにはいられない。 【taron】さん 8点(2004-05-02 13:03:40) |
47.アンジェリーナ・ジョリーがアカデミー賞助演女優賞を獲った作品ということで、とにかくその演技を見てみたくて。いや、ものすごくよかったです。登場シーンからもう衝撃を受けました。彼女のことはよく知らなくて、ルックス先行だと思ってたので余計すばらしく思えました。主役じゃないからこそあの演技がとても生きていると思います。ウィノナ・ライダーも危うい感じがよく出ていました。内容も心に響いてきました。人間、やっぱり心の内を誰かに吐き出さなきゃ。そうすることで自分と向き合えると思うし。映画の中のみんなを応援したくなります。 【きょうか】さん 8点(2004-03-10 19:19:38) |
46.この手の作品は好きなので楽しめました。アンジェリーナがかわいかった。 【ジョー大泉】さん 8点(2004-03-01 09:32:45) |
45.精神病院の若い女性群像を主人公の眼から描いた実話で、精神世界に興味ある人はすごく面白いし、そうでない人には限りなく退屈であろう映画。W・ライダーの純真、A・ジョリーを始めとする同僚患者の凄まじいまでの狂気、治療する側のW・ゴールドバーグ、V・レッドグレーブの抑えた情感。そして、ラスト近くでウーピーが言うセリフ、「溜めていないで全部吐き出しなさい」などなど、なかなかのものであった。 【きりひと】さん 8点(2004-02-29 18:52:41) (良:1票) |
44.みなさんリサ(アンジェリーナ・ジョリー)を絶賛されてますが、やっぱり私もリサがすごいなと思ってしまった(^^;。見た目の表情はすごく豊かなんだけど(眉をピクッと上げたり)、心はそうではないように感じられた(それが悪いわけではないです)。そしてラストの「私は死んでない」。これは良かった。 【ゆうろう】さん 8点(2004-02-27 23:28:03) |
43.アンジェリーナ・ジョリーが凄い魅力的。ダウンタウンとエンド・オブ・ザ・ワールドが耳から離れん。 【Fuzz】さん 8点(2004-02-27 22:16:31) |
42.精神病患者の話…というよりは、青春ストーリー?この年頃の女の子なら誰でも感じるであろう、自我や将来への不安、葛藤みたいなものが繊細に描かれていたところに好感を持った。ウィノナの危うい感じが(リアルライフでもかなり危ういってことが分かったけど…)イメージにぴったり。ボーダーのカットソーとコーデュロイのジャケット、アンジェリーナが着ているギャル風コートなんかもとてもかわいかった。 【モー子】さん 8点(2004-02-27 11:01:49) |
41.周りを取り巻く環境によって自己を放棄してしまい..精神を病んでしまう主人公..この映画ですごく大事なことを教えられました..「自己を見失わず、自分自身を知り、自分自身を理解する..それができれば必ず自分を取り戻せる..異常とか正常とか全く関係ない..人は “自己を見失う” ことで病んでしまうのだから..」 心が病んでいる “現代人” すべてに共通する “答え” ではないでしょうか... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2004-01-21 13:18:38) |
40.《ネタバレ》 「現実はおかしい?そんなの当たり前でしょ。それより、あなたはここ(精神病院の中)と外(現実の世界)とどっちがいいの?どっちも狂っているけど、ここより外が良いと思うなら、出られる努力をしなさい」…と看護士のウーピー・ゴールドバーグは言いたかったのだと思うし、それがこの映画のテーマなのだと思う。精神病の話に見えて、誰もが思春期に持つ「現実への幻滅・現実逃避」という悩みを取り上げているのだ。病院の中の少女達は、「彼女たちのほとんどは70年代になると病院を出た」という台詞からわかるように、いわゆる精神病患者ではない。皆、現実から逃げて病院に引きこもっているだけのだ。特に思春期に陥りがちな問題を取り上げ、「前向きな努力」という回答を与えているという点で、原タイトル「Girl,Interrupted……中断された少女(時代)?」」を「17歳のカルテ」に変えたセンスは素晴らしい。でも「現実は嫌」「だけど努力しなきゃ」と思うのは何歳になっても変わらないだろう。だから、全ての人に、特にいま現実で辛い想いをしている人に、この映画をお勧めしたい。 【IKEKO】さん 8点(2004-01-16 23:00:25) (良:5票) |
39.《ネタバレ》 アンジェリーナがかっこよかった~。スザンナが戻ってきたときのウーピーとの会話とスザンナ退院前夜のリサとの会話が印象的だった。夜中に友達を励ますためにギターで弾き語りしていた「恋のダウンタウン」もすごく良かった。何が普通で何が普通じゃないのかを考えさせられる。彼女たちの感情は私たちも持っているものだと思うし、素直に共感できた。若いうちにこの映画を見れて良かった。 【ジョナサン★】さん 8点(2003-12-21 15:06:15) |