101.《ネタバレ》 さて、いきなり、宇宙船の内装がチャーミングです。床屋の赤と青がくるくる回るやつの小さいのが組み込まれ、近未来メカっぷりを主張しています。ハッチの開閉用に、緑、黄、赤のボタンがシンプルに並んでいます。手作りの温もり感が残るヒューマンスケールなSF感がとても懐かしい気持ちとワクワク感を与えてくれます。宇宙船が見知らぬどこかの惑星に墜落した後は、宇宙にいた時の狭苦しさとは、うってかわり、荒涼とした土くれの大パノラマが広がります。食糧を求める探検もまたワクワクです。そして、いきなり、猿に遭遇するのではなく、まずは半裸の人類に遭遇し、そのワンノブゼムとして巻き込まれていく流れが巧みです。学者カップルが、口をぶつけ合っているのがとても微笑ましかったり、女学者の、主人公を見る時の驚きと興味が混じった知性を感じさせる目の表情がとても素晴らしかったり。人類の牝(♀)ちゃんもかわいいです。そして、最後のシーンは、絵として鮮烈に心に残ります。後発作品で、厄災、終末、滅亡を表すアイテムとして、しばしば流用される程ですが、やはり、本家は素晴らしいですね。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2024-02-09 17:48:07) |
100.《ネタバレ》 リアルタイム時に、この映画を劇場で目撃した人たちが 「ショックでエンドロールが終わるまで立てなかった」 みたいなことを異口同音に口にしてたのですが、 この映画のエンドロールは画面が暗くなってから45秒で終わります。 エンドロールがしつこくないのは、ある意味で昔の映画の美点ですね。 あのラストのあとに、本編と関係ないハードロックを10分ぐらい聞かされたら また印象も変わってきたでしょうし、衝撃のラストでぶち上がった評価も 若干下方修正せざるを得なかったような気がいたします。 【伊予柑】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-10-28 04:28:49) |
99.《ネタバレ》 初見。チャールトン・ヘストン出演以外の知識無し。 言葉を発せられなく猿に先祖返りしたような人間達とオランウータン、チンパンジー、ゴリラの上下関係を持った人間さながらな猿達の対比が興味深い。 結末に唸らされると共に千年万年単位の地球の有り様や生まれてこれまでの自分の有様に思いを馳せる余韻の深いSFの名作です。 |
98.この映画確か初めて見たのは小学生の時、 ラスト自由の女神が浜辺に現れた時の衝撃は、 その後のいかなる映画、テレビドラマ、 又は小説などでも味わうことがなかった一番の衝撃だった。 その頃アニメなどでタイムマシンはあった。 今からタイムマシンに乗り恐竜の世界に行って来ます。それは理解できた。 でも、あのシーンで一体何が起きたのか、 今まで自分はどこの、いつの物語を観ていたのか。 頭の中がぐちゃぐちゃだったのを覚えている。 改めて観てみるとラストがどうであれ 人間とサルが逆転している世界は風刺が効いてて面白い。 ラストが分かっているからこそ、ゆっくりと安心して(?)楽しめた。 やはりこれは歴史に残る名作である。 その後の続編には興ざめしたが、 新しいシリーズが秀作ばかりであり、 記念すべき作品だ。 【プエルトガレラ】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2020-10-10 18:11:09) (良:1票) |
97.記憶を消して、何度もあのラストを味わいたい映画です! 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-16 02:32:43) (良:1票) |
96.猿の首領たちが、とにかく理解がないので、えー加減にイラッとする。あの人間の女の子の立ち位置が最後までよく判らなかった。作品としては名作の名に相応しく、面白い。ラストはなんじゃそら、そらそやわなーのオチですな。 【SUPISUTA】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-03-02 19:01:23) |
95.この名作を評することほどワタシにとって困難なことはない。何しろ、あの衝撃のラストの情報が先に入ってしまっていたという不遇をかこったし、初見の頃にはすでに技術が進んでいて、あのおサルさんたちの特殊メイクが目に痛かったということもある。「わあ、ヘンなの」と感じた子供時代を過ぎて最近ではドンキの宴会用コーナーのかぶり物にすら見える。つらい。 その抜きん出た発想と、信念の通った熱い脚本。色褪せることを知らない音楽。不気味なカカシのシーンは異星の得体の知れなさを心底感じさせたし、なんといってもラストの真実を明かす際のカメラ。画面に入ってくるギザギザ。 ああー、封切当時にこの驚きを味わえていたなら。サルが嫌いでなかったら。映画雑誌なんか読まなかったら。・・ともう、ハンカチでも噛みしめたくなるほどの悔しさに見舞われてしまうのだ。 68年に観ていたら10点以外考えられないだろう。今、観ての正直な採点で。 【tottoko】さん [地上波(吹替)] 8点(2015-04-21 00:27:55) (良:1票) |
94.《ネタバレ》 リバイバル上映を鑑賞。有名なラスト、公開当時の観客は相当びっくりしたと同時に(当時は冷戦状態ということもあり)ある種の予言として恐怖したのではないかと思う。最後の最後まで宇宙船が到着したのが地球と思わせない演出は見事だが、残念なのは猿が英語を話すことに何の疑問も抱かない主人公の設定である。しょうがないといえばしょうがないのだが、演出で何とかならなかったものか。言語は環境・思想・文化の影響を非常に強く受けるので300万光年離れた惑星の言語が英語と完璧に一致するのはまずないはずなのだ。よくある解決パターンは自動翻訳機などの超SFテクノロジーであるが、猿の惑星にはそれは合わないしなぁ。 あと、派手に表には出てこないがジェリー・ゴールドスミスのBGMが良い仕事をしている。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-02-04 14:27:47) |
93.《ネタバレ》 当時の人々に衝撃的な結末を突き付けた名作カルトSF。 古いSF作品であるが、いろいろと迫力がある映画だった。 猿の特殊メイクは当時としてはかなりすごかったと思うが、 今見てもなかなかユニークで手の込んだものだと分かる。 この映画にあるある種のトラウマは人間の真実を的確についているものだと思う。 猿の世界は人間の歴史の見事な縮図であると感じた。 人間狩りの迫力はなかなか見ものだった。 今さら感がハンパないが改めてみると新たな発見や気づくことが多い。 野性的な人間やこの管理社会の様を見ていると何かムラムラとしてくるのは自分だけだろうか。 いくらネタバレしていても衝撃を受ける最後はまさに伝説の名場面といえる。 人がなぜあんなに大勢いるのに言葉を失うまでに退化したのかがよく分からなかったですが、 もし科学的な矛盾があっても全然ぶれない軸がこの作品にはある。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-03 21:44:04) |
92.地元の日曜昼にテレビでやりだして、何十年ぶりかに鑑賞。結末を知っていても面白い。いま見ると多少滑稽で映画というより舞台鑑賞に近い感覚だったが、45年も前の映画と思うと凄い。観るにはいつの時代でも遜色無い作品だろう。ジーラとコーネリアスが何とも可愛らしいカップルで大好き。 【movie海馬】さん [地上波(吹替)] 8点(2013-04-01 21:07:45) (良:1票) |
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91.《ネタバレ》 ラストが見事。 ラストだけでなく、そこに至るまでも、よく練られたストーリーで引き込まれる。 粗を探せば、猿が英語をしゃべるのをさほど妙だと思わなかった乗組員は、やっぱりおかしい。 でも、そんなウソや矛盾が気にならないくらい、作品世界に持っていかれる。 そうなると、作り手の勝ちだ。 試合が終わってから冷静な分析をされても、勝敗はひっくり返らない。 そんな良い意味での開き直りのようなものも感じる。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-12-19 20:02:16) (良:1票) |
【アフロ】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-04-21 01:27:58) |
89.1968年作ですか。私は子供のころからTVで何度か見たような気もするけどあまり覚えていなくて、去年、創世記を見た後で、本作をちゃんと鑑賞しました。 創世記と本作では猿と人間の関係がまるで逆で、対比がよく見えます。創世記を見て、再度本作を見直すと、また違う面白さがありますね。 結論を知っててみると、そうとしか思えないようなストーリーなのだけど、当時はラストシーンは衝撃だったのでしょうね。 なぜか見ているうちに、猿側の味方になってきます。 あと、あの現地人の女性のキャストは必要だったのでしょうかね。まぁ続編を作るには必要でしょうが。(本当の続編はどうなったか未見です) と、なんだか揚げ足を取るようなことばかり書いてしまいましたが、すごい映画だということはゆるぎないです。念のため。 【しゃっくり】さん [インターネット(字幕)] 8点(2012-02-28 00:42:22) |
88.昔の作品は馴染めない方だが、この作品はよい。この結末に納得。 【たこちゅう】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-01-06 00:49:23) |
87.《ネタバレ》 「ジェネシス」観る前に今一度(多分20年振り以上前)観ておこうと観賞。やっぱ普通に面白いですね、名作だと改めて認識しました。 【より】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-11-06 16:43:41) |
86.《ネタバレ》 予告編を見て、猿が人間を支配する社会という内容はわかっていたが、それでも衝撃は大きく、ラストシーンは驚きという枠をはるかに超えていた。 それから数十年、その間にもテレビでこの映画や「続・猿の惑星」が何度なく放送された。またDVDが発売されてからは、第5巻まであるセットを買って鑑賞したほどの思い入れた映画である。 さてこの映画であるが、フランスの小説家ピエール・ブールによるSF小説が元になっていることはご存じの方もおられるだろう。彼は第2次世界対戦の頃インドシナ戦線で捕虜となった経験があり、この小説を書いたという。つまりは映画の中の人間が現地人を低く見ていた白人であり、映画の中の猿が日本人を初めとするアジア人だったわけである。 というわけであるから、小説は痛烈な風刺小説であり、映画も風刺映画になっているわけである。したがって、もし人間と猿の立場が逆転していたらどうなるだろうかとか、人間は果たして地球の主人となるべき理由があるのかなどと考えるとこの映画を見る意味も変わってこよう。この映画は単なるSFやアドベンチャー映画とはまったく異なるのだ。 それからまた、ブールは「戦場に架ける橋」も書いたことを知った。そういえば「戦場に架ける橋」も「猿の惑星」も類似点が多いのに改めて気づかせられる。 なおDVD特典を見ると、猿のメーキャップ、マスク作りが実に見事なことがわかる。一見する価値は十分にあると思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-09 05:55:37) |
【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-06 14:06:07) |
84.《ネタバレ》 人間と猿との立場が逆になってしまうということの恐ろしさ、何とか猿が支配する国から脱出することに成功したかと思ったらそこに見えた大きな自由の女神の姿、あの自由の女神の姿は戦争によって破壊されたアメリカ人によるアメリカという国の象徴であり、全く別の世界、国だと思ったらそこは何と地球であったというこのオチの感動的なラスト、人間も猿も同じ生きものであるが故に言葉を話す猿達、色んな意味で見返す度に奥の深さを感じさせる映画として忘れることの出来ない映画になりそうです。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-04 15:55:22) |
83.《ネタバレ》 猿が言葉を話したり書いたりすること以上に、それが英語であることの方がビックリだ!たとえ人間と猿が逆転していたとしても、地球と同じ動物や言語がある限り、地球以外の惑星である方が不自然(移住したなら別だが)。よって、ラストのオチは「そりゃそうだろー」と言うしかない。しかし最初に見たのは小学生の時だったので、素直に衝撃を受けた。ただ子供ながらにも「自○の○神」以外の建造物が周りに何もないのには違和感を感じた。なんだかんだ言いながらも好きな作品ではある。 【きーとん】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-07-24 17:59:59) |
82.面白い設定、そしてあのラスト大好きな映画です。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-28 13:19:14) |