109.《ネタバレ》 ちょっと切なくなる、おとぎ話ですね。。。初見当時はまったく気にしていませんでしたが、ティムバートン、ジョニデだったんですねよね。ジョニデのキャラ作りの完成度の高さが発揮されていますよね。後の作品で良い俳優だなと思って調べたら、ハサミ男で驚いたのを覚えています。 【ないとれいん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2019-09-09 17:57:17) |
108.まるでファンタジーの世界から飛び出したような古びた外観の城に対してイヤミなほどカラフルに彩られた外壁の家々と車が佇む住宅街。 純粋な心を持った怪物に対して人間の欲望をこれでもかとさらけ出して迫り来るステレオタイプな人間達。 そのよう対比が気持ち悪いほど露骨に描き分けられていて、そこである種の滑稽さが笑いを生み出していた。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-12-24 18:54:55) |
107.ティム・バートンの作品をすべて見ているわけではありませんが、昼間のありふれた住宅街が出てくると、それだけで違和感があります。たいてい夜で、嵐で、深い森の中というイメージがあるので。逆に言えば世界観が確立しているわけで、それこそ一流の証でしょう。 それはともかく、ストーリーは大人のおとぎ話という感じ。ヒロインはさもありなんという役どころでしたが、とにもかくにも母親がすばらしい。奇異な人造人間を当たり前のように自宅に住まわせ、しかし干渉し過ぎず、どんなトラブルが起きてもかばい続け、けっして見放しませんでした。悪い言い方をすれば捨て猫を拾ってきたような感覚かもしれませんが、こういう母性愛は素直にグッと来ます。ここは作品のポイントではないでしょうが、図らずもグッと来てしまいました。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-01-17 04:07:01) (良:1票) |
106.《ネタバレ》 ひねくれまくりのプロット進行が斬新でした。主人公が異質な世界に遭遇するお話と言うと、普通は「平凡な主人公がある日を境に特異な世界に飛び込んでいく→最初は敵かと思われた連中がひょんなことから仲間になってくれる→彼らのおかげで主人公の状況が好転する→そのおかげで様々な難関に立ち向かえるようになり、その度に人間的に前向きに成長していく」という話の流れになることが多いのですが、この映画では何もかもがあべこべで「特異な主人公がある日を境に平凡な世界に飛び込んでいく→最初は友好的だった連中がひょんなことから敵に転じる→難関に遭遇する度に酷い目に遭って精神的にへこんでいく→それでも経験を積んでいく内になんとか成長はするのだが、それは「自分は他者と共に生きていく事が出来ない」という現実を悟るというマイナス方向の成長であった」と、普遍的な王道映画の主人公とは全く反対の方向へと進んでいきます。難関に遭遇しても立ち向かわない(むしろ逃げる)というのもハリウッド映画の模範的主人公からは程遠い存在です。ここまで綺麗にひねくれたプロットになったのは単なる偶然でしょうか。ひょっとしたらティム・バートンさんは「究極的に反社会的でピュアなキャラクターがいたとしたら、そいつの物語は王道的な映画の主人公とは全く逆の展開になるのではないか」みたいな事を考えたのではないでしょうか。そうそう、ヒロインが必ずしも善人でないというのも斬新でした。ヒロインの狡さに関しては不満のある方も大分いらっしゃるようですが、私はリアリティがあって良かったと思います。そのおかげでラスト近くでの孫との会話の中で「私はあれ以来ずっと彼に負い目を感じて生きてきたのよ」とでもいうべき重苦しさ、いたたまれなさの様なものが濃く出ていたように思います。そして私が一番感動したのはラストシーン。雪の舞う城を映しながらカメラがゆっくり引いていくんですが、そのときのスタッフロールの流れ始めるタイミングがもう絶妙なんです!初めて観た時(その時は映画館でした)には余りの素晴らしさに思わず声が出そうになりました。私はあのスタッフロールの入り方は映画史上でも屈指のナイスタイミングだと思うんですが、既見のみなさんはどう思われたでしょうか。そして未見の方、この素晴らしいラストシーンを観る為にも是非ともこの映画をご覧になってください。超A級のラストシーンです。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-11-18 01:43:41) (良:3票) |
105.《ネタバレ》 印象に残っているのは、街の住人たちがエドワードのことを割とスンナリ受け入れ、すぐ仲良くなってしまうところ。個性や長所が魅力的に描かれ活かされます。観る前は「ギャー!化け物!」となって町中大騒ぎ・・・けれど、お互い触れ合うことで理解し合う・・・なーんて映画だと思ってました。けど、実際の映画の内容は正反対でした。みんな「差別してはいけない」「じろじろ見たら可愛そう」「個性は認めてあげなくちゃ」と頭ではちゃんと分かっているワケですね。けれど、実際に、これ以上ないくらい個性的なヤツが目の前に現れたら・・・?もし自分の家にエドワードがやってきたら・・・?正直言って、受け入れることはできないですね、少なくとも自分は。 この映画は、ただ単に「人を見た目や出生で区別するな」というような安いメッセージよりも、随分と苦い内容の作品だと思いました。人の容姿にまつわる話というのは、現実世界でもとてもナイーブで、生半可な気持ちで扱っていいものではありません。「うんうん、気持ち分かるよ」などと知ったふうな気持ちで近づくと、相手も自分も傷つけることになります。 そういう、人の個性を受け入れることの難しさをこれ以上ないくらいに切なく描いた作品だと思います。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-16 02:51:10) (良:1票) |
104.《ネタバレ》 改めて観てもいい映画ですね。美術的に申し分のない出来映えとお伽話的ストーリー、キャラクターも立ってますし! ただもう少し幸せな結末だとよかったかなぁ。 心の美しい人間(人造だけど)が追いやられていく様は観ててあまり気持ちのいいもんじゃないです。 ともすればただのキワモノになっちゃう設定でしたが、ここまでの作品に仕上げたティム・バートンとジョニー・デップは流石です! 【ろにまさ】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-12-20 17:38:25) |
【akila】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-05 15:44:27) |
102.手がはさみと同様、生き方も不器用。でもはさみの扱いと同様、心は素晴らしい。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-19 18:53:35) |
101.《ネタバレ》 エドワードの手=「シザーハンズ」は我々の「普段は隠している負の感情」をある意味あらわしているような気がした。決して変えることのできない部分、それは人に触れられたくない部分、そこに不用意に触れられると暴走して自分の思うように動かず、周りの人を傷つけてしまう部分・・・ エドワードは周りから自分を閉ざすことで自分を守った。だがそれは逃げただけかもしれない。自分の内側にこもって彫刻を作ることで、町の人々には「雪」という感動を与えて入るのだが。 ■ストーリーは極めてシンプル。連れてきてから周りの人となじむまでがあっさりしすぎているのが難かもしれないが、それは後半の手のひらを返すような扱いとの対比もあるのだろう。主人公が母から娘に切り替わるのはなるほどと思う運び方。 ■エドワードのメイクの精巧さとと比べると、町のセット(いくらなんでもあれはチャチに見える)や絵で描いたお城(さすがにあれは・・・)の作りの荒さが目立つ。もう少しどうにかならなかったのだろうか。 ■後半はキムが主人公的になるが、キムの行動があまりに頂けない。特に、エドワードが捕まった後に会って言うセリフが「私は戻ろうとしたんだけど、ブライアンが・・・」ってただの言い訳ですか。しかも結局最後まで謝罪の言葉は出ないし。それにそれより前の展開でもエドワードがキムに惚れる理由は一目ぼれ以上には考えられないというのもなんだかなぁ、という感じ。 ■しかし最後、ああつなげたかぁ。そういえば回想形式だった。 【θ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-07 20:34:17) |
100.善人に不幸が降りかかる理不尽な話は基本的に好きではないけれど、この作品は何度も見てしまいます。雪の中で踊る女の子のシーンは何度見ても美しいです。 【njld】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-12-27 01:54:43) |
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99.童話のような情景と、話に込められている静かな痛み。 「人を愛する時は、これだけ真っ直ぐでありたい」 と、思わせてくれた内容でした。 ジョニー・ディップは凄いですね。 孤独と、純粋さ、大事な人に触れる事も、自分に触れることも出来ない切なさがひしひしと伝わってきました。 街の人の反応は、ブラックユーモアも交えて面白い。(笑) 雪が降る度に思い出す映画になりそうです。 【カモネギ】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-03 01:02:01) (良:1票) |
【ノマド】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 12:12:16) |
97.《ネタバレ》 すごい切なかったです。最後の雪のシーンが頭に焼き付いてはなれないなあ。ひとのやさしさと冷たさを感じました。ハッピーエンドになってほしかったけど…私はこの手の映画はあんまり見ませんが、結構好きな作品です。雪を見るといつも思い出す映画です。 【CEDF】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-08 20:48:18) |
96.切ないお話。ジョニーデップってすごい役者だね。ウィノナの金髪もかわいかった。 【Michael.K】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-01-20 03:45:34) |
95.《ネタバレ》 ○世界の縮図ともいうべき、ファンタジー村。最初は変わったものにみんな飛びつくが、ちょっとしとこで一気に敬遠してしまう。こちらの想像力をかきたててくれる作品。○僕はジョニー・デップと言えば青年役が一番だと思うが、こういう役がよく引き合いに出されるだけの存在感は示している。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-29 21:11:27) |
94.純粋ゆえに美しく、儚く切ない恋物語。泣ける。 【愛野弾丸】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-05-21 21:30:31) |
93.設定が良い、ストーリーが良い、キャラも良い。よくこんな話をおもいつくなー。 【十人】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-22 00:40:31) |
92.ティム・バートン監督の代表作です。毒とメルヘンと愛が織り交ぜられて、独特の世界が展開されていきます。突拍子もない設定も、何でってしつこく追究しなければ、違和感なく入り込めます。人間社会の縮図を描き、純粋な心の美しさみたいな部分なんかは良く表現されてますね。クリスマスの時期にはいいんだろうな。切なくて、でも、暖かい気分にさせられます。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-01 07:06:07) |
91.ジョニーさんの表情の演技がすてきでした。ティム・バートン監督の描く世界は楽しいいけど毒があって大好きです。話は深く考えると疑問点が多いけど、おとぎ話だと思って観ると気になりません。 【鉄】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-23 16:53:49) |
90.大好きな人を抱きしめることができない、はさみの手の男。切なすぎです。街のカラフルさやヘアスタイルなど、バートン節炸裂で楽しめました。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-15 03:03:10) |