5.久しぶりに素晴らしい邦画を観た。
4人の女性の描かれ方がとても丁寧でいてリアル。
素晴らしい。
それにあらゆるシーンで小技が効いている。
とても丁寧に作られた作品という印象。
「やっつけ的にいかにもサクっと撮りました」的な邦画が多い昨今、これはとても貴重である。
矢崎監督の力量とセンスに脱帽だ。
中越典子が微妙なウザキャラを演じている辺りもハマり役。
そして池脇千鶴のおとぼけキャラも自然。
“棺おけベッド”がリアリティを欠いているとか、音声が小さすぎてセリフを聞き取りにくいとか、細かい欠点はあったが、そんな部分を帳消しにしてしまう程の傑作であった。
ちなみに性的描写が満載で、そういう意味でものめりこめる本作。
女性のリアルな日常、リアルな性描写、うそ臭くない演出が素晴らしい。
終り方も秀逸。
音楽もいいし、映像センスも良し。
ここ最近の邦画の中では傑出した作品である。
あ、池脇千鶴ファンの方と中越典子ファンの方は要注意!
彼女たちの女優イメージにしては、かなり過激なシーンがありますょ。
放尿シーンや顔○シーンなど、際どいシーンが盛りだくさんなのであります。
彼女たちに演じさせるにはどうかな、という感じです。
つまり、まだ深い関係にはないカップルが観るには適さない作品なのです。