1.《ネタバレ》 なぜかイギリス人のカトリックの学校教師(これがよくわからない)を狂言回しにしてルワンダの出来事を描いてるんですけど、ヨーロッパ人種の身勝手さが浮き彫りになってだんだんウンザリしてきました。ただ、ベルギー、フランスというかつての宗主国が白人保護に走ったり、怪しい国会議員の跳梁跋扈というポイント押さえてたりと、ドラマとしてはよくできてる。評価のポイントは、みんなちゃんと母国語でしゃべってる映画だったこと、「鉈」の怖さをきちんと表現していたこと。修道院での虐殺をエピソードとしてきちんと入れてたのにはビックリしました。BBCが製作に関わってるのが大きいでしょうね、自分たちのクルーを美化してないし、ETVでみたBBCドキュメンタリーの映像も使わず、きちんとフィクションとして撮影し直してたし。母国人、しかもツチ、フツ夫婦で表現した「ホテル・ルワンダ」と同点ということで… しかし、どっちの作品もこの虐殺を煽動したラジオ局のこと描いていないのはなぜなんだろう?