ブレイブ ワンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ブレイブ ワン

[ブレイブワン]
The Brave One
2007年上映時間:122分
平均点:6.03 / 10(Review 86人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-10-27)
アクションドラマサスペンス
新規登録(2007-09-18)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-04-09)【イニシャルK】さん
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監督ニール・ジョーダン
助監督リチャード・パトリック〔助監督〕
キャストジョディ・フォスター(女優)エリカ・ベイン
テレンス・ハワード(男優)ショーン・マーサー刑事
メアリー・スティーンバージェン(女優)キャロル
ニッキー・カット(男優)ヴィタール刑事
ジェーン・アダムス(女優)ニコール
ナヴィーン・アンドリュース(男優)デイヴィッド・キルマーニ
カーメン・イジョゴ(女優)ジャッキー
高乃麗エリカ・ベイン(日本語吹き替え版)
古澤健ショーン・マーサー刑事(日本語吹き替え版)
木下浩之デイヴィッド・キルマーニ(日本語吹き替え版)
一城みゆ希キャロル(日本語吹き替え版)
牛山茂(日本語吹き替え版)
堀越真己(日本語吹き替え版)
志村知幸(日本語吹き替え版)
仲野裕(日本語吹き替え版)
宇垣秀成(日本語吹き替え版)
石住昭彦(日本語吹き替え版)
魚建(日本語吹き替え版)
木村雅史(日本語吹き替え版)
木下紗華(日本語吹き替え版)
原作ロデリック・テイラー(脚本原案)
脚本ロデリック・テイラー
音楽ダリオ・マリアネッリ
編曲ダリオ・マリアネッリ
撮影フィリップ・ルースロ
製作ジョエル・シルヴァー
スーザン・ダウニー
製作総指揮ブルース・バーマン
ハーブ・ゲインズ
ジョディ・フォスター
配給ワーナー・ブラザース
特撮エリック・J・ロバートソン(視覚効果スーパーバイザー)
美術クリスティ・ズィー(プロダクション・デザイン)
編集トニー・ローソン〔編集〕
録音トム・フライシュマン
字幕翻訳松浦美奈
その他ハーブ・ゲインズ(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
ニューヨークでFMラジオ番組のDJを務めるエリカは、ある日、散歩の途中で暴漢に襲われ、恋人のデイビッドを殺されてしまう。瀕死の重傷から立ち直った彼女だったが、護身用に購入した銃で偶然殺人犯を射殺したことを契機に、狂暴な心理に陥っていく…。繰り返される殺戮で、彼女の心は救われるのだろうか?
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9.《ネタバレ》  おそらく賛否両論あるであろうラスト。もしかすると『否』のほうが多いかもしれません。
 ですがきれい事ばかりでラストをしめくくる作品より、私は人間の本音をあるがままに描くこーゆーラストにぐっときます。
 重要なシーンがあります。注文していた結婚式の招待状が届くシーン。幸せだった頃の自分たちを思い出す重要なシーン。良くも悪くも、怒りは時とともに風化していくものです。このシーンはその風化をくいとめる重要なシーン。冒頭の結婚式の打ち合わせをする幸せそうなシーンが蘇り、犯人を許すなという気持ちに一気に引っ張られます。
 この映画はエリカ・ベインの人物描写が凄く良い。ジョディ・フォスターという名優が演じているというのもあるでしょうが、脚本と監督が良いのだと思います。
 警察署に行き捜査状況を確認。見事なまでのお役所対応。長時間待たされたエリカは意を決してガンショップへと行ってしまう。このときのエリカの気持ちが痛いほど伝わってきます。誰が彼女を責められるでしょうか。
 1度目のコンビニ殺人⇒正当防衛。2度目の地下鉄殺人⇒過剰防衛。このあたりの、エリカの心境の変化の描き方が抜群に上手い。3度目も結果正当防衛ではありますが、そもそものきっかけが『巻き込まれ』ではないのが今までと違います。そして4度目とクライマックスは、遂に自分から狩に出ます。エリカの理性が少しずつ失われていく様子が、無理なく自然に描き出されています。
 辛いストーリーなので満点はつけづらいですが、ドラマ仕立てのサスペンスとしてはほぼ満点の出来。
 同じアパートのスーダン出身の女性の存在感が抜群に良い。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-11-06 12:16:55)
8.《ネタバレ》 この主人公、映画的にありですが、現実ではやっぱりなしですね。こんな人が一人であれば英雄とも言えますが、みんなが同じような行動であったならと考えると恐ろしいです。いつ自分が殺される側になるかわかりませんからね。序盤の主人公が暴漢にあって病院で手当しているシーンと幸せだった頃のラブシーンの対比させた映像は衝撃を受けました。非常に良かった。結末はあっと驚かされました。

たこちゅうさん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-29 22:25:12)
7.《ネタバレ》 傑作であり怪作の「ブッチャーボーイ」では殺人にいたる心理を描いたニール・ジョーダン。この作品では、目の前で愛する人を理由もなく無惨に殺された人の心理を監督らしい細やかさとリアリティで描く。自分は目の前で恋人を殺されたことは無く、(たぶん監督も)あくまでも想像でしかないけれど、そんな心理に少しでも近づける、想像できるというのがとてもこの映画の重要なところなのではないのでしょうか。そしてそれは、映画にできる素晴らしいことの大切なひとつだと思います。途中で刑事が「いくら人を憎んでも、ふつうは殺さない。殺したいと思うのと実際に殺すのは大きく違う」ようなことを言っていたような。その大きく違う世界に踏み込んでしまうほど壊れたエリカの心理が伝わってきた気がします。 ラストも良い。刑事があの行動に至る前に現場の動画を見ている、ということが私としてはリアリティあるものに思えました。ただ、どうでもいいですが、そこで気になったこと。犯人の男の彼女から動画が送られて来たけど、アメリカの携帯って電話番号だけで誰にでもデータ送れるんですかね?
ETNAさん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-29 18:01:33)(良:1票)
6.《ネタバレ》 "How Many Wrongs to Make It Right?"このように書かれ、The Brave Oneというタイトルと銃を片手に持つジョディフォスター。この広告を街頭で見かけた時から、それが漂わせる空虚さにどこか惹かれた。そして最近になってやっと観てみた。最後の予想外な展開が起きた時は怒りを一瞬感じたけれど、この映画の中において善は善で悪は悪である必要はないのじゃないかと思える。決して正当化することのできない彼女の行為ではあるが、『誰でもない者』として生きていくエリカを善か悪かを決めることは僕には難しい。
たいがーさん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-25 12:19:36)
5.《ネタバレ》 典型的な勧善懲悪モノですね。「水戸黄門」「桃太郎侍」「必殺仕置人」…日本国民大賛同のストーリー展開じゃありませんか!
私は支持しますよ、好きです。現実の世界は、法治国家だし私刑なんてとんでもない!仮令被害者であっても、やっちまったら単なる犯罪者になってしまうだけ。でも、せめて作品世界の中だけでもいいじゃないですか。これを観て実践する人、います?いるとしたら相当低レベルな人間。そういう人間は、そもそもが復讐を口実にしているだけの本質的に狂暴な人間。論外な人々です。
キチンと善悪判断して楽しみましょうよ。願望は願望、現実は現実。決して間違った作品じゃあありません。クソ犯罪者はぶっ殺してやりたい!でも、それはやっちゃダメだよ。そういう趣旨と私は感じました。
タコ太(ぺいぺい)さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-10 20:25:26)(良:2票)
4.《ネタバレ》 あなたは暴力を受けたことがありますか?という明確な問いかけがありました。激しい暴力を受けた経験がある人は、もし誰かが暴力を受けている場面に遭遇したらどのように感じるか分かるでしょうか?体が震えてきます。それは恐怖じゃない、怒りで震えてくる。暴力を受けている他人に自分自身を投影させ、暴力をふるわれても「ごめんなさい、やめてください」としか言えなかった屈辱的な自分を思い出すこともある。怒りや憎しみという感情は生まれもってのものではなく、悪意を持った他人から植えつけさせられるものだとおもう。ジョディが何度も危険な場面に偶然遭遇するのは不自然だという意見が多くみられますが、それは偶然ではなく必然なのです。法治国家は建前にすぎず、現実は力の強い者が、力の弱い者を打擲する世の中だ、警察はすべての暴力に対応できるわけではない、非力な弱者は恐怖で震えているだけはなく、怒りで震えている、主人公はいつしか恐怖を怒りに変え、そのためこんだ怒りを放出するために危険な地域をさ迷い歩いていたと考えます。ラストは素直に驚いた。たとえどんな理由があるにせよ、連続殺人を犯した主人公に残された道は、みなさんもご存知のとおり、大抵の場合は、敵と相打ちの末に死んでしまうケースが圧倒的に多く、その次に多いのが自殺です。(死刑はない)つまり法律的な罰ではなく、見えない力による罰(神の裁き)を受けるのが当然という意識が、作り手にも観客にも、心の底に根強く残っている。そして主人公が死ぬことによって、彼女の行動の是非は問わないことにする、つまり死んでしまったのだから今さら何を言っても仕方ないという、うやむやな展開にしてしまう。それがなんと主人公を生かしてしまった。だから観客は主人公の「罪」をうやむやにできなくしてしまった。あえて主人公を生かすことによって「あなたは許せますか?」というキャッチコピーがはじめて意味を持ちはじめる。

花守湖さん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-12 19:33:27)(良:2票)
3.《ネタバレ》 ジョディ演じる主人公の行動は、世間の目からみてどうというのではなく、自身の心に素直に従った結果なのでしょう。被害者として、犯罪者として生きることになる彼女の背中が印象的でした。テレンス演じる刑事の行動も、法に従うといくら考えていても結局は感情の中で裁きをつけてしまう人間の行動のひとつを反映したものでしょう。物語は重いですが、ニール・ジョーダンの落ち着いた演出で満足できる映画でした。
カワウソの聞耳さん [映画館(字幕)] 8点(2007-11-11 13:54:44)
2.《ネタバレ》 この映画、凄い映画だと思う。何が凄いか。暴力描写、銃の描写が生々しい。劇場で見た。そのせいもあって、音と映像、暴力の本物の迫力が伝わってくる。俺はSAWシリーズも全部映画館で見ている。SAWは痛みは伝わってくる。でもリアリティーがない。しかしこの映画は、暴力の持つ頭に火花が散るような爆発性を見事に伝えてくれている。そしてその恐怖感も。
あとは、ニューヨークの質感。映画の中のニューヨークでなく、生のニューヨークを感じさせる。俺もNYへは1週間ほどだが現地のアパートを借りて旅行に行っている。その時に入ったスーパーの雰囲気。地下鉄の風景。そしてニューヨーカー達の服装がとにかく自然に撮られていて、まるで自分が実際にNYにいるような錯覚を覚える。
ストーリーは単純だし、途中にだれるシーンが入っている。それを差し引いても8点はつけたい衝撃度だった。
最後の結末、俺はあれが、スカッとした。
彼女は罰せられるべき人間ではない。
きれいごとは嫌いだ。
ぬーどるす!さん [映画館(字幕)] 8点(2007-11-05 00:15:04)
1.《ネタバレ》 長めの映画でしたが、最初から最後まで飽きることなく見る事ができました.こういう流れの映画では、多くの場合主人公も何らかの形で破滅するのが通常の持っていき方でしょう.そういう観点からすれば、ちょっと意外なラストでしたし、倫理的に(?)やや納得いきかねる所がありました.ともあれ、面白い映画でした.
えぴおうさん [映画館(字幕)] 8点(2007-10-29 21:52:00)
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【点数情報】

Review人数 86人
平均点数 6.03点
000.00%
100.00%
200.00%
322.33%
4910.47%
52023.26%
62124.42%
72326.74%
8910.47%
922.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.37点 Review8人
2 ストーリー評価 5.16点 Review12人
3 鑑賞後の後味 5.41点 Review12人
4 音楽評価 5.00点 Review11人
5 感泣評価 3.60点 Review10人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
主演女優賞(ドラマ部門)ジョディ・フォスター候補(ノミネート) 

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