1.《ネタバレ》 それぞれ悩みを抱える2人の若い男女がたまたま同じ電車に乗り込み終着駅へ。既に上り電車はなく、降り続く雪のためタクシーも来ない。最果ての駅にたった2人で取り残されます。(駅舎に泊めてもらえばいいのにっていうツッコミははナシです)凄くドキドキするシチュエーション!!!見ず知らずの2人は見栄を張り合いながらお互いを観察、探り合い。セリフの一つ一つから伝わってくる緊張感がいいです。2人は街に向かって歩きだし1軒のモーテルを見つけます。問題は違えどお互い悩みを抱えているもの同士、身近な親しい人ではなくて、見ず知らずの人だからこそ話を聞いてほしい、一緒にいてほしいという気持ちになるのかもしれませんね。この映画は2人の今までの日常を描いた前半は少
し単調で退屈なのですが、この電車を降り立ってからの後半は最高です。最後はなんとも強引な終わり方?売店の女の子についても謎が残ったままですが、希望が持てる終わり方はよかったと思います。男性が地下鉄の運転手ということで地下鉄シーンも沢山出てきます。地下鉄の車輪とレールの擦れる乾いた音はこの映画の雰囲気にぴったり合っていました。