5.《ネタバレ》 いい映画でしたね。最初は無表情な“ばーちゃん”に嫌悪感を抱きますが、次第に温かいものを感じるようになります。わずかな表情の差で演技する、もたいさんはさすがですね。一人でつまみをかじりながらビールを飲む主人公に黙って餃子とご飯を差し出し、自分もつきあってビールを飲むばーちゃん…言葉は無くてもそれだけで充分に愛情を感じさせてくれます。いいシーンでした。そのばーちゃんが亡くなった時は自分も思わず涙が頬をつたいました。時折はさまれるコミカルなエッセンスもいいアクセントになっていますね。まあ、この映画は常識に当てはめて見ると多分つまらないでしょう。ファンタジーとして見る映画です。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 8点(2015-12-16 22:50:19) |
4.コメディホームドラマですが、日本の映画でありながら全編英語というのがユニークでした。やはり日本のウォシュレットは最高ですね。ストーリーもなかなか面白かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-26 20:07:19) |
3.《ネタバレ》 言葉も心も通じない異国のばーちゃんと、孫たち一人一人がそれぞれのきっかけでばーちゃんと少しずつ通じることが出来た。ママのミシン。餃子とトイレ。エアギター。引きこもり兄のピアノとスカートは最後に見事四人を繋げた。味のある小物使いと空気感、そしてそれだけに終わらせず、人情味溢れる素敵な作品だったと思う。悲しいシーンを清々しくズッコケさせたラストも秀逸。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-13 15:07:22) |
2.よかったと思います。話としてはありがちなんだけど、登場人物のキャラクターと、それによってかもし出される雰囲気が好き。悪人が登場しないところもいい。『かもめ食堂』よりも、ドラマ『すいか』っぽい感じがします。言葉が通じなくても心が通じればオッケー、みたいなところがあって、何とはなしに嬉しくなってきます。まあこの映画に関しては、あれこれ理屈を並べるよりも、実際に見て味わうに如くはないでしょうね。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-02-05 22:12:14) |
1.《ネタバレ》 これは好きですね。足の付かないベンチに座っている姿。語らず、しかしすべてを了解しているような不思議な大物然としているばーちゃんが好き。「あそこ」からきれいさっぱり退場するすがすがしさ。荻上監督、「かもめ食堂」以来、何となく満たされていなかったあの気分を、全く新機軸で取り返してくれました。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-09-16 22:37:54) |