3.《ネタバレ》 序盤は何が面白いのかさっぱりわからなかった。
留守電の演出で付き合ってる女性が存在するのに女遊びし捲ってる男という印象を植え付けることに成功。
とてもじゃないけど主人公には感情移入出来ないと思えたけど、妹シシーの登場で状況は一変した。
留守電の声がシシーだったことに気付いて、何か深刻な事情があることが窺えた。
登場する女がいい女ばかりで、1シーンしか登場しないようなちょい役の女までいい女という徹底したキャスティング。
そんな女ともやるのかよってレベルのも混ぜておくと性依存症の深刻さがより強調されたような気もするけど、映像的にはいい女だらけで正解だったね。
シシーの存在が無ければ単なる病気ということで済ませられたのかも知れないけど、シシーとの妙な距離感が深刻な背景を想像させる。
主人公だけが1人で苦悩してると思ってたので、ラストの展開は衝撃的だった。
それでも、真相が明らかにされるわけでもなく、想像するしかないというのがもどかしいけど、バーでシシーが奏でたニューヨーク・ニューヨークに答えがあったのかも知れない。
シシー目線のSHAMEがあったら見てみたいような気もする。