1.「表現の自由」について考えさせられる作品。現実世界でも、何か事件等が起こると、本の影響だとか、TVやゲームの影響だとかと言って、それを規制(排除)しようとする動きがあり、実際、様々な形で規制がかかってしまったりする。そうやって行くと、いつの間にか好きなものを手に取ることが出来なくなってしまう。そういう未来が、現実でも無きにしも非ずだと思う。それだけに、この映画を見て、少し考えてみるといいと思う。原作を知らない人や、アニメシリーズを見ていない人でも、それ程問題なく見ることが出来ると思うので、それもグッドだ。アニメとしての要素ももちろんある。突拍子のないアクションやラブコメ的要素も十分に盛り込まれており、楽しませてくれた。笹原のバイタリティには感心するとともに、見習いたくなる。「表現の自由」を考えるという意味では、出来るだけ多くの人、年齢層の人に見てもらいたい作品だ。