5.《ネタバレ》 これはヘンリーフォンダにあんなことまでさせて、が勝因でしょう。笑えるよー。もちろんテレンススタンプは不自然さ全開でがんばっている。オープンカーで髪をなびかせながら、くりっくりっと笑顔で振り向き続けるフォンダに大爆笑。俳優さんとして、突き抜けている。「ソラリス」と違って、楽しめる作品。ここでは「たけし」の影響が濃厚ですな。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-17 20:50:09) |
4.《ネタバレ》 主人公が暴力的なジイサンという意表をつく設定のハードボイルド。失踪した実の娘を捜して寂れた倉庫街の怪しい会社であれこれ尋ねてフクロ叩きにされると、ちっこいピストル持ってとって返して全員撃ち殺す。キレたジイサンが年季の入ったプロの犯罪者だというコワさ。ピーター・フォンダは、1960年代70年代のカウンターカルチャーブームで偶然成り上がった安手の音楽プロデューサーにぴったり。ドンパチすれば勝負は見えてるんだが、そんなヤツに勝ったってむなしいというヤクザな老父の娘を思う気持ちが切ない。年寄りが観るべき渋い映画。 【哲学者】さん 8点(2004-06-14 11:29:12) |
3.私もソダーバーグの映画は好きになれないけど、この映画は別格。凝りに凝った編集スタイルを駆使して、殺伐とした主人公の行動が機敏に描かれている。ストーリー自体は、なんらたいしたものではなく、娘は殺されたのでは?と思っているイギリス男が単身、アメリカで真相を探るだけの話し。でもそんな平坦なストーリーもソダーバーグの語り口の良さが乗り切ってしまう。逆に言えば、ソダーバーグの映画にはそんな複雑なシナリオはいらないような気がします。 【チャーリー】さん 8点(2002-04-06 22:49:44) |
2.ともすれば単調なB級リベンジものを、ソダーバーグは様々な工夫(カット割りや時間軸を無視したストーリー構成など)で、味わい深い作品に仕上げたと思う。さすがにクライマックスだけは拍子抜けしたけど。罪を背負った人々が抱えるカルマが痛いほど伝わってきたし、ラストの歌も切なくてよかった。「トラフィック」にも出てくるエド役の俳優(名前忘れたけど(笑))もいいバイプレーヤーだと思う。 【びでおや】さん 8点(2001-09-20 23:24:44) |
1.淡々とした映画だがなかなか。後悔の先には何もないという愛情の物語 |