5.ベタといえばベタな、新味の無いラブストーリーかもしれないけど、映像の美しさと、主演女優の透明感が補って余りある滂沱必至のイギリス映画。心と感性がまだ水分をいっぱい含んでみずみずしい、そうだなあ20代までに是非観てください。 【tottoko】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-01-27 18:32:07) |
4.《ネタバレ》 映画を見て「号泣」したのって、久しぶりです。悲恋モノのストーリーはありがちなのに、なんでこんなに泣けるのか・・・。でも映画の中で、イモジェン演じるミーガンはほとんど涙を見せてないんですね。基本的に「笑顔」なんです、実に魅力的な。ま、私はイモジェン好きなんで、贔屓目なのかも知れませんが、やっぱり可愛いぃ。フランクも一応真剣だったみたいだし、でも、すれ違う所がやっぱり運命なんでしょうなぁ(すれ違ってなくても結ばれたとは思えないケド)。そして妊娠、出産で、死。あー、展開としてはサイアクのベタなんですけれども、白けずに、ここまで泣けるベタな悲恋映画はそうはないでしょう。・・・つーか、これ、むしろ若い頃見たら白けてたんだろうな。40過ぎて、愛しても愛されても「どうにもならないことってあるんだ」と身にしみていると、この映画の持つどうしようもなさに共感してしまうんじゃないかしらん。恋愛って、試練ですよねぇ、ホントに、、、(しみじみ)。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-13 22:27:19) |
3.《ネタバレ》 旅の途中で巡り会った若き弁護士の男と農家の娘との「結ばれなかった恋物語」。最初鑑賞した時はあまりにも身勝手な男の考え方に(純愛を貫く娘と比較して)正直評価が低かった。ただ再見してみると、彼らが恋に落ちてゆく課程が丁寧に撮られている事(俗世間溢れた都会から抜け出した青年は美しい農村に滞在することで偽りの「浄化」を感じてしまった点ね)やその当時のイギリス階級社会の枠組みでは結婚なんて絶対に無理であった事、そして社会的な立場を実感しやすかった男とただ恋の情熱に身を任せるだけであった女の違い。男を探しに来た娘に再会するシーンはそんな背景が感じられてとても印象深い。ラスト年を経て再訪問した村で男が知る事実。彼もまた生涯重い罪を背負って年老いていかねばならない現実を痛感させられ少しだけ男に同調してしまった。これ今ではレンタルビデオでも見つからないけど、隠れた恋愛映画の佳品ではないか。基はノーベル賞作家、ゴールズワジーの短編「林檎の木」。これもまた良い本でありますよ。 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-29 13:35:21) |
2.早々とミーガンを捨てたフランクの計算高さ、姑息さ、身勝手さ。彼がトーキーでミーガンの視線を避けた刹那は、とても観ていられなかった。更に数十年後、罪悪感の欠片もなく思い出の地を訪れる厚顔さには、もはや脱帽するしかない。世の男の罪を全て背負い込んだようなフランクを目の当たりにした日には、涙も枯れ果てる。 【トバモリー】さん 8点(2004-04-10 16:31:09) |
1.ダートムアの風景とはかなくも一途な恋が・・・美しい。もしフランクが電車に間に合っていたら違っていたでしょうか?二人とも悪くないのにとても深い傷を負ってしまったのが悲しい・・・それも人生でしょうか?最後まで信じ続けたメグがいじらしい!老年のフランクは一体何歳くらい?とっても老けてるような・・・ 【YUKO】さん 8点(2002-10-28 16:56:18) |