29.ペンギンが可愛くて、かわいそうで切なくなりました。ラストは映画史に残る名シーンだと勝手ながら思っています。 ミシェル・ファイファーはめちゃくちゃキレイですね。あんなにキャットウーマンが似合う人もなかなかいないのでは。 バートン監督の造形美もここに極まるって感じで私の中でゴッサムはバートンのものですね。 この時代の映画はいいですね。本当に面白い。 【Kの紅茶】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-05-01 07:41:27) |
28.《ネタバレ》 まさにティム・バートンならでは。前作のジョーカーもよかったけれど、ペンギンも負けず劣らず魅力的。なんともダークで怪しい雰囲気ながら、アヒル型の乗り物とか、ミサイルを背負った武装ペンギン部隊とかでホッコリさせられます。これほど分裂した世界観は、他ではなかなか味わえません。捨てた親を探して云々というストーリー展開も、最期に川に流されるシーンも泣かせます。 それからクリストファー・ウォーケンもいい。最初のほうで地球温暖化を止めるために原発を建設するとか、実はそれは巨大な蓄電所だとかという話が出てきましたが、なかなか先見の明があるんじゃないでしょうか。悪役風のキャラでしたが、実業家として何が悪いのかわかりません。 対するキャット・ウーマンは、いろいろ活躍していましたが今ひとつ。それからバットマンに至っては、ほとんどゲスト出演の体。別にいてもいなくても、他の「○○マン」でもよかったような気がします。個人的には、ぜひ「ペンギン男リターンズ」を見てみたい。もう時間が経ちすぎてしまいましたが。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-10 02:23:00) |
27.《ネタバレ》 前作に負けず劣らずダークな雰囲気とキャラクター達の良い部分が全開。ペンギンの気味悪さにキャットウーマンのコスチュームのセンスも奇抜でカッコいい!今のバットマンのシリアス路線と比較して観てみるのも楽しいと思います。 【アメコミマン】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-07-20 22:40:37) |
26.小さい時に前作を見た時は退屈だった覚えがありますが、本作は当時からも面白かった気がします。大人になって見たところ、思っていた以上に暗いですが、前作同様ティム・バートンワールドしていますし、ペンギン役のダニー・デヴィートやキャットウーマン役のミシェル・ファイファーもキャラ立ちしていて、やっぱり面白いです。 ティム・バートンといえば、「シザーハンズ」や「チャーリーとチョコレート工場」の方が代表作にあげる方が多いかと思いますが、僕は「ビートルジュース」と本作の方が好きです。 【映画の夢】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-06-08 16:33:36) |
25.ただでさえ印象の薄かったバットマンが、より印象が薄くなって帰ってきた!子どもの時は「一作目は面白かったけど二作目は退屈だった」という印象でしたが、大人になって見返してみて、評価が逆転しました。(子どもの時に観たレビュアーさんでも、このもの哀しさを感じとってる人も多いですね。大人だなあ) ジョーカーは「明るい狂気」のキャラでしたが、今回の悪役たちはより情念のこもったドロドロした奴らです。原発問題なども、今観るとハッとしますね。ヒーロー物としても一本の映画としても歪な作品ですが、こういう映画もあっていいよなーと思います。特撮も、前作よりクオリティーアップしてていいですね。バットモービルの変形や、動物園のミニチュアなど、よく出来てます。意外とペンギン(動物のほう)の着ぐるみがよく出来てて笑いました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-04 11:29:55) |
24.キャットウーマンのミシェルさんが良い! ペンギンのダニエルさんがまた良い! 哀れで悲しいそれでいて笑える秀作だと思います。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-16 09:54:49) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 前作よりも、バートン的な世界観がより深く表現されています。 そして悪の道に走ってしまった悲哀もなんとも言えません。 【八幡浜ちゃんぽん】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-20 17:21:40) |
22.この映画を劇場で観たとき、僕はまだ小学生でしたが、ものすごい衝撃を受けたので、今でも覚えています。ペンギンのあまりに強烈なキャラクターと妖艶なキャットウーマンのコスチュームだけでもお腹いっぱいなのに、今回観かえしてみたら、クリストファー・ウォーケンまで出てるんですね!なんちゅう豪華キャスト! 当時はゴジラとかドラえもんとかばっかり劇場で観ていたんだけど、この映画を観た頃から本格的に映画の魅力に取り付かれたような気がします。15年経った今観ても、やはりすごい映画です。バートン節全開ですね。口から緑の液体を垂らしながら生魚を食うペンギンの姿はR-12指定でもおかしくないと思います。けっこう情熱的なキスシーンもあるしね。子供映画だからといって手を抜かない監督とワーナーの姿勢に心からの拍手を送りたい。 個人的には、将来、子どもに観せたい映画No.1です。僕のルーツになった映画ですから。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-18 22:47:54) |
21.《ネタバレ》 バットマンと言えばこの作品です。切なく哀しくダークで異型な世界観・・・ティム・バートンの視点が素晴らしいッス 【Junker】さん [試写会(字幕)] 8点(2007-01-20 03:29:55) (良:1票) |
20.これは究極のクリスマス映画ですよ。正義のバットマンVS悪人のペンギンだと思って見るとつまらない映画なんですけど、バットマンという仮面を被ってしか暴力衝動を解放できないブルース・ウェインと、容姿のコンプレックスから社会に姿を現せなかったコブルポットの、街での人気をかけた戦いだと思ってみれば、これほど切ない話はありません。両者に共通するのは社会への不適応性です。ブルース・ウェインは己の本質をバットマンという匿名のヒーローに託し、普段は大富豪という仮面を心に被ることで、なんとか社会に適応しています。一方コブルポッドは、両親に捨てられるほどの醜い姿を人目にさらすことを嫌い、サーカスギャング団を率いて街へのシャレにならないイタズラばかりを行ってきました。両者とも普通の人達に憧れ、その仲間に入りたいと思いつつも、結果的には自分を暴力という形でしか解放できないのです。しかしコブルポットは決心し、自作自演で赤ちゃんの救出劇を行って街に姿を現します。思惑通り英雄として迎えられ、またその生い立ちに街の同情が集まり、一躍人気者となるコブルポット。市長選への出馬まで決定し、念願かなってついに普通の人達に受け入れられたのです。しかし街で唯一ブルース・ウェインだけは根拠もなく彼を疑い(嫉妬しているようにも見える)、ここにバットマンとペンギンの醜い戦いが始まります。お互いに相手の信用を貶める妨害工作を行い、クリスマスを前にして普通の人達からの信頼を失う両者。人並みの幸せなクリスマスに憧れたペンギンの夢ははかなく消え去り、またキャットウーマンという同類に出会うことで心の安堵を得るかに見えたバットマンも、クリスマスを前にして恋人と再び敵対しあうこととなります。2人にとってはバットマンとキャットウーマンこそがアイデンティティの基本なので、恋人のためでもそれは裏切れないんです。そして、孤独なのに寄り添いあうことのできない3者が死闘を繰り広げるクライマックスは、もう切なさの嵐ですね。さみしいクリスマスを迎える人は、ぜひこの映画を見るべきです。 【ザ・チャンバラ】さん 8点(2004-12-25 16:00:39) (良:4票)(笑:1票) |
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19.実はこの映画、私が一番最初にみたバートンの映画なんですよ。確か幼稚園卒業する頃にテレビでお母さんと一緒に観たんです。「面白いんだけど、暗すぎ」はお母さんの弁。こっちもミサイルしょったペンギン達の群れがわらわら突撃するシーンが強烈に頭に焼きついて夜中眠れなくなり、そして、しばらくペンギン見るのが怖くなりました。今改めて見直してみると、胸に杭がぐっさり刺さるくらい切ないお話でした。 |
18.今回はバットマンは影薄くなってますね。奇形に生まれ親に捨てられた不幸なペンギンと、何をやってもうまくいかないセリーナことキャットウーマン、この二人のほうが目立ってます。それでもやはり、心に傷を持つ3人の主役が複雑に絡み合っていて面白いです。ティム・バートンの独特の世界観も前作よりも色濃く出ているし、それに加えてはかないラブストーリーも。アメコミの実写版とはいえ、アクションオンリーではなく、「バットマン」のストーリーを軸に、深い物語を展開しています。むしろアクションを楽しみに観ると面白くないと思います。 【マクドウェル】さん 8点(2004-07-21 15:39:50) |
17.ウォーケンがとってもかっこよかった。秘書に詰め寄るところなんか色っぽくってもうなんでこの背の高い白髪のおっさんが好きなのか周りにわかってくれる人がいなくて泣ける。ペンギンに対する抜け目のない感じの態度もカッコいい~たまんないねえ~。映画全体もおもしろいストーリーでした。ペンギンは悪役なの?どう見たってかわいそう。利用しようとしたウォーケンに利用され裏切られ。なにをやってるのかと言いたいのがバットマン、このかわいそうなペンギンをいじめて相手にするのはザコばかり。狙えよウォーケンを。しかも飛ぶかと思ったら車移動なんだね‥。キャットウーマンのがノリノリでよかった。ペンギンとシュレックさんとキャットウーマンでいいんじゃないかなぁ。 |
16.とにかくバートンのおもちゃ箱を引っくり返したかのような世界観と箱庭的映像美+エルフマンの音楽というだけで満足してしまいました。それぞれが皆正義と悲哀と狂気を持ったキャラクターをうまく絡めて2時間に収め切った脚本にも拍手です。 【リン】さん 8点(2004-06-25 01:01:40) |
15.パート2なのに見事にパワーアップ。ペンギンは可愛いのに、ペンギン男の醜いこと。ストーリーも世界観も、しっとりと暗くて重くて哀しいのだ。 【マックロウ】さん 8点(2004-06-15 15:21:40) |
14.前作よりもはるかにバートンらしい世界観がゴッサムシティを含めた映像の中に投影されている。 前作はニコルソンの独壇場だったが、今回はなんとかキャラのバランスが良く取れていたと思う。 前作は「ジョーカー:バットマン:ベイシンガー」の比率が、「6:2:2」くらいだったけど、今回では「キャットウーマン:ペンギン:バットマン:ウォーケン:着ぐるみを含めた他のペンギン」の比率は「4:3:2:0.5:0.5」くらいになったんではないでしょうか。 相変わらず影の薄いヒーロー、バットマンだったが、彼の悲哀や二面性や影の部分をキャットウーマンが補完してくれた感じがする。 仮面を脱ぎ捨てでも自分自身の影であるウーマンを助けようとするけど、助けることが出来なかったバットマンが切なくていいですね、あの場面でようやくキートンがバットマンで良かったかもと思えた。 それぞれが傷を持つ者同士、ペンギンも含めてヒーローも悪役も確かに紙一重、皆同じ哀しい人間なのかもしれない。 |
【ヒロヒロ】さん 8点(2004-01-25 00:38:26) |
12.《ネタバレ》 バットマン・キャットウーマン・ペンギン・・・3人のトラウマを抱えた怪人達の織りなす哀愁漂う物語に切なくなってくる。前作と違い、3人を対等に描いているのがよい。また、前作で秀逸だったゴッサムシティも相変わらず素晴らしく、T・バートンの脳内世界を堪能できた。ファイファーの死後、たくさんのネコが寄ってくる映像も不気味さ・狂気が感じられ印象的。 【恭人】さん 8点(2003-11-30 22:50:36) |
11.バットカーとボンドカー、どっちが凄いんだろ・・・とか思ってみたり。ペンギンの顔はかなり醜いけどやっぱりペンギンも人間、哀しい最期を迎えました。 |
10.《ネタバレ》 一作目同様、僕にはよくわかりませんでした。もう少ししてから観直してみようと思います。あ、キャット・ウーマンは良かった。セクシーで切なくて(切ないっちゃあペンギンも切ないけど)。(6点)<2005.3.14追記>(ちょびっと「バットマン」レビューと内容がかぶります)という事で↑予告どおり少し経ったので観直しました。つーか、最近バートン作品を一挙に観直してるんですが、この人の作品のキャラクターは殆ど皆世間に対して違和感を感じ、そして「愛されたい、認められたい」という気持ちと憎悪する感情が入り混じっている中で苦悩し、戦い、傷つき、そして時に敗北する、という事に今更ながら気づきました。この作品の中でそれが一番顕著なのがダニー・デヴィート演じるペンギン。異形の姿の為に両親に捨てられ、世の中に恨みを持ちながら成長する。実業家にそそのかされて「自分も愛されたい」と一時は思うものの結局利用されただけという事に激怒し、復讐の鬼と化する。最後はバットマンに敗れてしまうけど、一番ティム・バートンが愛情を注いでいたキャラクターは、実はペンギンだったのだろうと思います。ま、そーゆー理屈っぽいことは抜きにしても、ティム・バートンのこだわりまくった映像とダニー・エルフマンのダークで切ない音楽の相性は抜群で、やたら盛り上がってしまいます。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-02-28 22:05:54) (良:1票) |