ANORA アノーラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ANORA アノーラ

[アノーラ]
ANORA
2024年上映時間:139分
平均点:7.33 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2025-02-28) (公開中)
ドラマコメディロマンス
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タイトル情報更新(2025-02-04)【Cinecdocke】さん
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監督ショーン・ベイカー
キャストマイキー・マディソン(女優)アニー(アノーラ)
ユーリー・ボリソフ(男優)イゴール
脚本ショーン・ベイカー
製作ショーン・ベイカー
配給ビターズ・エンド
ユニバーサル・ピクチャーズ
編集ショーン・ベイカー
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1.《ネタバレ》 ニューヨークに暮らすストリッパーの女性アノーラと、ロシアのオリガルヒの御曹司イヴァンとの無軌道な恋を描いたショーン・ベイカー監督作。公開以前から世評が非常に高く、まさかの本作鑑賞当日には、本作がアカデミー5部門を制覇するニュースまで飛び込んできたから、たまたま映画を観にいったこちらとしてもびっくりであった。

主役のアノーラを演じたマイキー・マディソンは見事に主演女優賞を獲得。25歳とかなり若い年齢でのオスカー獲得だが、これはこの時期の、若い彼女にしか表現できなかった演技を高く評価されたおかげだろう。イントロから体当たりのシーンの連続。ヌードシーンやセックスシーンも多い。映画ではそれらがロマンチックというより、むしろリアリスティックに描かれていた。ストリップを行うシーンはアノーラのお仕事シーンとして描かれ、イヴァンとアノーラのセックスシーンはどこか刹那的というか、即物的な感じで描かれる(今からすると、二人の関係に愛は存在しないという伏線だったのかも)。総じて、若さを発散するかのような身体の大胆な露出も厭わず、それでいて若さゆえの思慮の無さを同時に表現したマディソンの演技が、非情に印象的だった。もちろん、イヴァン役のマーク・エイデルシュタイン、ユーリー・ボリソフの助演も素晴らしい。前者は最初から最後まで信頼してはいけない屑男の雰囲気を上手く表現できていたし、後者は、中盤以降のヒロインの相手役で、用心棒のくせに妙に人間味と愛嬌を持つ人物を表現できていた

序盤は無軌道なシンデレララブストーリー、中盤はドタバタコメディ、終盤はほろ苦いヒューマンドラマとして締めくくる風変わりな構成(三幕構成としては実に綺麗な構成だが)。そして、エンディングは今までこの手の映画で見たことがない展開と演出であったため、観る人によって評価が分かれるだろうと予測する。ただ、アノーラの心の奥底にあった悲しみが爆発するシーンでもあり、強く印象に残った。この先、アノーラはどういう人生を辿るのであろうか。映画は答えを用意しない。冬の景色の中、観客は取り残される。
nakashiさん [映画館(字幕)] 8点(2025-03-04 01:28:59)★《新規》★
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7266.67%
8133.33%
900.00%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2024年 97回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞マイキー・マディソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ユーリー・ボリソフ候補(ノミネート) 
監督賞ショーン・ベイカー候補(ノミネート) 
脚本賞ショーン・ベイカー候補(ノミネート) 
編集賞ショーン・ベイカー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2024年 82回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)マイキー・マディソン候補(ノミネート) 
助演男優賞ユーリー・ボリソフ候補(ノミネート) 
監督賞ショーン・ベイカー候補(ノミネート) 
脚本賞ショーン・ベイカー候補(ノミネート) 

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