風の丘を越えて~西便制のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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風の丘を越えて~西便制

[カゼノオカヲコエテソピョンジェ]
(西便制)
Sopyonje/Seopyeonje
(서편제)
1993年上映時間:113分
平均点:7.50 / 10(Review 20人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-06-25)
ドラマ
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-12)【にじばぶ】さん
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監督イム・グォンテク
配給シネカノン
字幕翻訳根本理恵
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3.《ネタバレ》 先に韓国のテレビドラマ「ファンジニ」を観ていたが、あらためてこの国の芸に人生をささげる芸人たちにはうなった。本当は芸を産み出した先達たちの魂を実感してこそ、芸は完成するんだろうけど、ここでは父親が「答え」を先に教えてしまう。まぁそれが教育ってもんだろうけど。そして、その「答え」を感じ入るように、残り後半の人生を踏みしめて生きていく女性の主人公。非道いのが唄の芸を深める為に、娘を失明させちゃう、このおっさん。まったく芸を深めたいんなら、自分だけそう生きろよって言いたくなる。無責任に家族なんか持つなよ。こんな親父の芸術論が正しいのか?って言うのは、ラストの弟との共演で唄われる唄の内容に出ていたのかもしれないが、そこまでは理解できなかった。韓国の凄さは、まったく知名度のない女優がこんな名演技をしちゃうってとこ。そういえばこの弟。どっかで見たことあるなぁと思えば、韓国ドラマ「復活」のにっくきヤクザ役だった人。韓国ドラマを見ても分かるように、この国の役者は人材が溢れているとホント思う。

※2度目鑑賞後レビュー
完成された芸を観たいと思うのは、自分が特別な人間だと思うからではないか?
人権の時代に、大いに「?」の残る映画でもある。
人権の時代の完成された芸術の在り方。それは何だろうか・・
トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-04-08 04:15:16)
2.《ネタバレ》 典型的な芸道ものなんだけど、新鮮に感じた。神話的な旅芸人を、素直に現実の中にはめ込んでいる。一族だけの至福感は、もう田舎道をやってくる長回しのシーンで満ちている。ここは本当に神話から抜け出してきたような雰囲気がある。一族の宴。けっきょくこれが彼らが一緒にいられた最後の時になるわけだけれども。このあとは、歌ってるとベサメムーチョの楽隊に音は消されていく。没落感覚。薬のPRしたり、お酌させられたり、兄弟弟子は麻薬に溺れていく。美しい文字絵も流行らなくなる。映画はただただ滅びる側に寄り添って、現実の中に埋没していく神話を記録していく。で失明。彼女が盲目になってからの風景描写は一段と凄味を増し、「蕭条」と言うんですか、芸の奥の世界へ分け入っていく感じ。現実の中から神話が蘇ってくる。そして更なる伝承を思わせる旅立ちのラスト。いつもは「湿っぽい」というのは、映画の感想としては否定的に使っていたものだが、これなんか実に「上品に湿っぽい」。どんな方向にも洗練されれば感動があるのだ。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-06 12:10:24)(良:1票)
SUMさん 8点(2003-12-22 17:25:56)
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【点数情報】

Review人数 20人
平均点数 7.50点
015.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
515.00%
6315.00%
7420.00%
8315.00%
9525.00%
10315.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review3人
4 音楽評価 9.50点 Review2人
5 感泣評価 7.50点 Review2人
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