7.《ネタバレ》 なんでだろうか。オレは男なのに、トリーに突き放されたポーリーの気持ちが痛いほど伝わってきました。またそれとは逆にトリーの気持ちはいまいちピンと来ないものがあり、口では「愛している」と言いながらその愛する者をあんな風に簡単に切り捨てられるのかと・・・。突き放した後トリーはポーリーに対して何度も「愛しているけどもうだめなの」的な事を言いますが、ちぃっとも信用できませんでした。ポーリーは真剣に彼女を愛し、トリーはほんの火遊び程度のつもりだったと言うことなんだろう。今時は誰でも、もちろんこんなことを書いているオレも、表面的な格好ばかりを気にして本気を出せない人たちばかりです。例え社会のはみ出し者でもあくまで自分の生き方に従ったポーリーは尊敬にすら値します。 「私はトリーを愛している。レズビアンじゃない。」 きっと、真に一人の人を愛すということはこういうことなんでしょうね。ラストのほうの妙に儀式的なところはあまり好きになれませんが、どんな形にせよポーリーの気持ちの強さはまわりがどう思おうとかっこいいと思います。「気持ちの強さ」なんて言葉では言い表せないほど爽快かつ余韻の重い作品でした。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-13 23:49:25) |
6.切ないけど良かった。パイパー・ぺラーボが思ったよりも良かった。 【ゆきむら】さん 8点(2004-12-27 04:05:01) |
5.《ネタバレ》 風景とか学校が好きです。夜中とかに周りの森歩いたりしているの見てうらやましかったです。結末は結構重いものでした。でもそれで自分自身も沈むことがない映画でした。 【Gene】さん 8点(2004-11-10 08:45:36) |
4.同性愛映画ってのは、感情移入できないせいか、乗れない映画が多いんですが、この映画は違いました。久しぶりに、切ない映画をみたなあっていう感じ。 【じろう】さん 8点(2004-09-17 00:27:36) |
3.主人公の女の子がはじめ幼い雰囲気なのに、段々大人っぽくなっていくのがよくわかりました。 女子の寮学校はちょっとノリが凄かったです… いくら好きでも殺そうとするなんて、同性でも関係ないんだと感じさせられました でも、ラストは先が読めたような… 映像は綺麗でした☆ 【れみ】さん 8点(2004-07-04 11:54:23) |
2.期待は通り、それ以下ではない。トリーがどっかの段階でポーリーとの愛に戻っていく事を最後まで期待していた、邦題から結末は予想していたが。自分が愛して欲しい恋人からも親からも突き放されたらつらいね、あそこまでトリー一人に固執するのは理解できないけど。女子高内の誰が悪いと言う事でなくポーリーに愛を持たない母親やトリー在り方次第で見放しかねないその父親を例に、子への無条件の愛の大切さやこんな悲劇が他人事でない事を全ての親に訴えている映画の様に感じた。女子高生の悲劇の結末の映画ってダイレクトな感情が見れて結構好き。緑に囲まれて美少女の競演が映像的に心地よい、手抜き無しのレズシーンも一文字で美。あまり触れたくないんだけど劇中結構登場するアジア人の不細工な女の子を何とかして欲しい、加えてあの自信満々な振る舞いには吐き気すら覚えた。展開的に不要、綺麗な映像にもマッチしない、ストーリーそっちのけで水をさす、退場。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-04-29 03:33:28) |
1.このタイプの映画が好きなので点数は甘いかもしれない。この映画は、森の美しさと少女期の危うさ儚さが溢れかえっていて、私は目を離せなかった。P・ペラーボが出色。若葉とか飛行機雲のような、スッキリと清々しい怜悧な印象を持つ少女ポーリー。ハヤブサを育てる姿はまるで妖精のよう。妥協や駆け引きを認めない真っ直ぐな愛を抱え、壁にぶつかり破裂してしまう。彼女の持つ空気の美しさは素晴らしかった。彼女が泣くシーンが多く、その思いの熱さに何度かポロポロともらい泣きをした。若いってそれだけでつらいんだよね、うまく言えないけど。そして、絶妙なタイミングで現れ、短いセリフで締める庭師のおじさん。女の子ばかりの甘い雰囲気のなかで、名優G・グリーンの落ち着きぶりがかえって目立った。 【のはら】さん 8点(2004-04-24 03:46:01) |