6.犯罪者、被害者一家、官憲、それぞれの必死さが生み出す緊張感が途切れることのない展開。加えて一家の絆の強さにじわじわと感動が湧きあがり、「パパ、僕も人質になるよ」「バカな事を。お前は悪い子だ、パパに楯突いてばかり」に涙腺決壊。ボギーを自分の引き立て役にした感があるフレデリック・マーチにキュンキュンさせられ通しで、ラストの手招きにまた涙。ボギーの手下2人がアホアホでなかったら10点でした。どのようなジャンルでも一級品に仕上げる巨匠に拍手喝采。 |
5.《ネタバレ》 立てこもりの最中に娘をデートに出す犯人側の対応は脇が甘いのか、現実路線なのか。ゆるい犯人の対応を、最悪の状況を回避すべく、被害者である父親が幇助しつつ物語が進む。妙な味わいな映画だったと思います。本作の中心人物は、やっぱりお父さんですね。まったく、瞬きしてないんじゃないかというくらい気合いの入りまくってました。ハンフリー・ボガートを売りにせざるを得なかったと思いますので、犯人視点の邦題は当時としてはやむを得なかったのだろうと思います。が、今となってはヤスいタイトル、もったいないよなぁ。もう少し、たくさんの人に観てもらいたいです。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-03-12 17:44:11) |
4.《ネタバレ》 ボギーの貫禄たっぷりの悪役が、にくったらしさ炸裂。 招かれざる客が去ったわが家に、新しい家族を招き入れるラストシーンが思いっきり洒落てる。 【poppo】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-09-12 14:01:52) |
3.例えば立て籠った〝家〟の見せ方であるとか、時間が経つごとに強まっていく緊張感であるとか、それぞれの人物や3丁の拳銃の使い方であるとかが素晴らしいのですが、やっぱりボガードの悪役っぷりが最高です。というのもボギーの顔というのはヒーロを演じている時でさえ悪人ではないかと疑ってしまうほど凄みがあるのです。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-03 18:06:31) |
2.ウィリアム・ワイラー監督、ハンフリー・ボガード主演による社会派のサスペンス映画の秀作!平凡な家庭にある日、突然やってきた3人の脱獄兵達と4人の家族による葛藤をウィリアム・ワイラー監督は小道具を上手く使って見応えたっぷりに描き、最後まで飽きることなく見せる手腕はさすがです。この後、幾つか作られた逃亡者ものの映画ははっきり言ってどれもこの作品には遠く及ばず! 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-28 16:34:56) |
1.《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの印象が強いけど実際はヒリヤード一家の家族愛を主体として話が進んでいくけど邪魔されてもその絆は破ることは出来ない。。うーん、昔のアメリカ映画らしいや。リメイク版の「逃亡者」も見たけど向こうはミッキー・ロークのかっこよさが輝いてたけどこっちはボガードの存在感が輝いてるなぁ~。序盤はあんまり必死さは感じられないけど段々必死さが出てきてそこに警察の必死さも加わってラストを迎えるんだけどボガードがあっさり死んじゃったのは自分的には合わなかったみたい。まぁそれまでが抜群に良かったから文句はないんだけどね。”ボガードの悪役ぶりに乾杯” |