マグダレンの祈りのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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マグダレンの祈り

[マグダレンノイノリ]
The Magdalene Sisters
2002年アイルランド上映時間:118分
平均点:6.48 / 10(Review 33人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-10-11)
ドラマ実話もの
新規登録(2003-10-04)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-04-01)【Olias】さん
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監督ピーター・ミュラン
キャストノーラ=ジェーン・ヌーン(女優)バーナデット
アンヌ=マリー・ダフ(女優)マーガレット・マグワイア
フィリス・マクマホン(女優)シスター・オーガスタ
ピーター・ミュラン(男優)オコナー
ジェラルディン・マクイーワン(女優)シスター・ブリジット
ドロシー・ダフィ(女優)ローズ/パトリシア
小島敏彦オコナー(日本語吹き替え版)
亀井芳子(日本語吹き替え版)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版)
安藤麻吹(日本語吹き替え版)
魏涼子(日本語吹き替え版)
天田益男(日本語吹き替え版)
遠藤綾(日本語吹き替え版)
脚本ピーター・ミュラン
音楽クレイグ・アームストロング
字幕翻訳古田由紀子
あらすじ
時代は1964年のアイルランド。従兄にレイプされてしまった女性が意味も分からないまま、ある施設に連れて行かれる。そこはふしだらな行いをした女性を更生させるマグダレン収容院であった。レイプされた女性の罪は男を誘惑したという理不尽なものだった。施設では修道女の容赦ない虐待が・・。偏見に満ちた罪をかぶせられた3人の女たちを中心に現実にあった歴史を映画化した衝撃作。
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7.つきあいで見ました。ごく近年まで実在したアイルランドの修道院の話です。なによりも恐ろしいのは、圧政の恐怖の元にひれ伏し、圧政のいうがままになって、結果的には圧政を支えていくことになる弱者たちの存在です。一般的には圧政の被害者であると考えられている彼ら自身こそ、圧政を作りだしている張本人なのではないかと、この映画を見て思わずにはいられませんでした。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-25 06:17:00)
6.時代というもの。宗教というもの。宗教や道徳、真善美に対して一考する映画。時代的なものを私が真摯に対話することは出来ないのだろう。
何かに頼らないと生きてはいけないものなのか、決め事を作ること守ること。人の倫理や自由とは何なんだって考え、また突き詰めた所で足元を見なおす事をこの作品で訴えている事の一つだと私は感じました。
見ておいた方が良い作品、必要のない作品?
風太郎さん 8点(2004-05-19 17:54:23)
5.久々に、"映画を見ている"というのを忘れさせてくれた。画面に映っているのが、演技をしている役者ではなく、虐げられる少女たち本人に思えてきた。そんな、ドキュメンタリー映画のような迫力と生々しさがこの作品にはある。
あまでうすさん 8点(2004-02-13 10:00:55)
4.《ネタバレ》 作品としてはやはり実話という重さがありましたが、展開のテンポが良かったからか、ヘンに疲れませんでした。
私は個人的にアイリーン・ウォルシュ(クリスピーナ役)の壮絶な演技が一番印象に残りました。あんな環境だったらあれくらい狂ってもおかしくないと思います。
そして、思ったより(っていうか全然)エロいシーンもエグい暴力シーンもなく、最後までR-15にされている意味がわからなかったんですが、それだけがR-指定ではないんですね・・・
piggyさん 8点(2003-12-09 00:06:36)
3.期待通りの作品でした。欲を言えば主役級の3人の心の中を見たかった。見終わった後も色々感想を言える作品でした。地味だけど見てよかったです。
あずきさん 8点(2003-12-07 17:14:48)
2.キリスト教文化圏の人が見るのと私みたいな日本人が見るのとでは衝撃、感銘がとてつもなく違うでしょうね、この映画。時代が違えばこの少女たちこそ魔女だったわけで、少なくとも修道院の背景にある社会では少女たちの受けた行為はなんら悪いことではなく、修道院長は悪いと思って虐待をやっていない。ここに文化相対主義という難題が見られます。この映画は現代社会における善と悪を掴みだそうとする真摯な試みであり、人権映画といえるでしょう。どうせ我々日本人には他人事なんでしょうね。過労死を起こす企業組織や学校の無意味な校則なんかもこの修道院と同レベルで嫌悪すべきだと思いますが・・。冒頭の楽器の演奏シーンから一目で出来のいい映画だとわかり、引き込まれてしまう完成度の高い映画だと思います。
しったか偽善者さん 8点(2003-11-27 12:34:41)
1.この映画ばかりは、なんの予備知識もなく崇高なタイトル(邦題)だけで鑑賞に臨むと、その余りのイメージの落差に愕然としてしまうだろう。もちろん修道院での女性たちを描いていることには違いないのだが、このマグダレン修道院は更生という名の強制収容所で、まさにここでの女性たちは徹底して罪人のように扱われる。人間として本来あるべき自由を奪われ、永久にともとれる外界からの断絶から、希望を失い、生きる気力すら奪い去られ、虐待と屈辱の日々を送り続ける女性たち。いったい彼女たちがどんな罪を犯したというのだろうか。レイプされて本来なら被害者であるはずの女性が、不貞な女としてのレッテルを貼られこの修道院へ送られるように、映画は終始、こういった理不尽さで貫かれていくが、要は彼女たちは十九世紀からの古い因習と歪められた信仰の犠牲者なのである。権威というものは長きに続くと堕落したものになりがちである。カトリックもまたそうであるが、腐敗させているのは他でもない、盲目的な信仰心を持つ人間そのものなのである。そしてその古い価値観に目覚め抗する女性たちが出現し、自分たちの権利を主張し始めたのも、この映画の時代以降だというから驚きだ。
ドラえもんさん 8点(2003-11-24 16:47:25)
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【点数情報】

Review人数 33人
平均点数 6.48点
000.00%
113.03%
226.06%
300.00%
426.06%
5412.12%
6721.21%
7412.12%
8721.21%
9515.15%
1013.03%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.50点 Review2人
3 鑑賞後の後味 3.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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