28.《ネタバレ》 ストーリー、演技が説明っぽくなく、自然で、ホームビデオだという態がちゃんと生きている。 これが演技が嘘っぽいともう何もかも台無しですからね・・・ 結末に何も説明はつかない。うんうん、当然。 これでいらない解説や噂話する人なんかでてきたら台無しですよ。 もちろん怪奇現象と捉えてみるのもアリだけど 見た後でいろんな推理してみるのもいいと思う いろんなシーンの、ビデオを持って撮っていたのは誰か? もしかして最初から最後まで映ってない別の人物はいないか? だって撮影のために森に来てる。 どこからどこまでが本当(という設定)で、どこからどこまでが演技(という設定)か、も見る側に託される話なわけですから。 一作品で二度三度おいしい映画です。 「よくここまでお金をかけない面白いものを作ったな」と思った。 低予算で面白いものが作れるというのは映画にとって希望ですよね。 でも「低予算なのに面白いから高評価する」わけじゃない。 これは、こういう作りだから面白い。 低予算でも、・・・低予算だからこそ? 凝って凝りまくって、「この映画でないと」というものを作らないと、面白くはならない。 この映画は、それがあったと思います。 【スズメッキの魔女】さん [インターネット(吹替)] 8点(2019-03-23 11:33:54) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 これは「こういう作品」として観れば完成度は高い。「発見されたビデオテープの映像」という触れ込みなのだから、これを『映画』として観るのは少々無理があるし、ケチを付けるのも筋違いな感じはする。だからはなから「こういう作品」として観れない人には面白味なんてこれっぽっちも無いと思う。但し、怖がりな人、超常現象番組なんかが好き、という人には理解してもらえそうだし、そうじゃないにしても、この内容は普通に観ても不気味であると感じると思う。まず、タイトルロールに続いて表示される字幕。森に出かけた3人の学生が行方不明になり、その1年後にこのビデオテープだけが発見された、という字幕。つまり、これから観る映像の3人は、未だに行方が知れていない、もしくは死んでいる、という事実を事前に踏まえている事で、もしかしたらビデオテープの内容で、または最後にはその理由が分かるんじゃないのか?という想像させる『煽り』を非常に上手く効かせている。そして、全編手持ち16mmで映っているリアルな森そのものが不気味。テントの外で聞こえる声、かけられた粘液、置かれた物体なども、この森に他の『何か』がいる、という事を観客に常に想像させ続ける。手法や演出としては王道かつ在り来たりでも、これほど単純で効果があるやり方は他にない。ラストシーンの解釈は色々あるかもしれないが、これは前半のシーン、町の人々のインタビューの中にある証言に類似するものがある。森に住むパーの家での事件。「見られたくないから、後ろを向かせて立たせた。」ラストの廃屋の地下で、壁を向いて立っていたマイク。殴られ(?)倒れたと思っていたが。これは証言にあった様に、ジョシュの次は…、を暗示していたのではないか?『映画』としてもちゃんと伏線が張られていて、「その先を想像させる余地」(これが真の怖さ)をとことん追求した、先駆的作品としてとても良く出来ていると思います。 【miki】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-22 20:17:52) (良:3票) |
26.《ネタバレ》 この映画を語る場合にはずせないのがプロモーション。 北米で公開された当初は実際に起こった事件であるかのように 行方不明ホームページが開設され、 テレビで報道番組が組まれました(DVDに収録されている)。 加えてリアルで謎だらけの映像。 いうなれば大掛かりなドッキリだったわけです。 日本で公開されたころにはフィクションであることが伝わってきていましたが それでも謎を追求するべく日夜掲示板などが盛り上がっていました。 監督コメンタリーなどをみるとなかなかしっかりとした設定があって 奥が深かったりします。 そして不快になるほどリアルに口論する出演者の見事な演技。 極限状態だとこんな空気になるんだろうなと身震い。 映画が突然の終わりを迎えるというのも見事です。 愕然としたあとに、 「撮影者が誰一人正常な状態ではなくなったのだから当然ここで終わる必要があるんだ!」とうならされたものです。 さて10年以上たった現在でこの点をつけられるかというと難しいですね。 現在では賑わっている掲示板があるわけでもないし、 フィクションであることはすでに有名になっている。 このスタイルでパラノーマル・アクティビティやRECなどが作られていますから すでに斬新なスタイルとも言えない。 こういう映画単体で評価せざるを得ない現在の状況では 低く評価されてしまうのも無理ないような気がします。 それでも個人的にはロマンの沢山詰まった大好きなエンターテイメント作品です。 ロマン万歳! 【つんつん】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 03:59:41) |
25.禁欲の徹底が成功だと思う。こういう試みは多くの人が考えただろうが、つい伏線めいたものを作りたくなったりするもんだ。そこをじっと我慢した。死体が一つも出てこないホラー、内臓みたいなものは出たけど。作品の性質上、当然音楽がないのもありがたい。だいたいホラーでは音楽が邪魔になることが多い。本作では、テントを包み込んでくる音、足音、子どもの笑い声に、耳を澄ませられる(ただ本当なら真暗になるべき場面で、日本だと消防法で劇場内がうすら明るく、また字幕も白く光って明るく出てくるのが難点だった)。そしてやっぱり家ってのが怖い。家は巣であり、他者の領域であり、この森がこっちを他者としつつあるとこで、ヌッと王宮のように出てくる。家が出ただけで、ああ怖いな、と思ったもん。とにかく作者たちがなにものかに似せて作っていないところが一番いい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-10-18 12:10:40) (良:3票) |
24.元々流行にはのらない性格で、この映画についても当時は「あー騒いでるな」ぐらいのモノだった。なので予備知識もほぼゼロ、部屋を暗くしてヘッドフォンで音大きめのいつもの状態で鑑賞しました。言われている手ブレも全く気にならず、しっかり「4人目」として自分はこの森に存在し、イライラしたり、怯えたりしました。何回も観るもんじゃないけど、いい意味で気持ちを揺さぶってくれました。こういう森なんか見るとちっちゃい頃の墓参りを思い出す。田舎の墓ってのは山奥にあったりして、道なき道を行く場合もある。その途中に沼なんかあったりして、ばあちゃんに「ここには河童がいるから近づくな」な~んて言われたりする。まぁいるわけないんだけど、田舎の夜ってのは真っ暗だし、何かあっても助けを求める人家が近くにないから意外と怖い。何かいるかもっていう怖さと、孤立っていう怖さ。この二つがこの映画にはある。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-08 16:13:04) |
23.《ネタバレ》 得体の知れぬ何者かに襲われるかもしれないという恐怖感。 それがこの映画の醍醐味だと思う。 最後まで結局魔女は出てこなかったけど、逆にそこが良かった 作られた魔女が出てくるよりも、出ないほうがもっと怖い。 【N.Y.L.L】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-08 00:45:46) |
22.《ネタバレ》 けっこうおもしろかった。個人的には、映画は最後まで飽きずに興味をもって見られればまずよし。残り時間が惜しくなるほどのものはなおよし。見終わった後、繰り返し見ずにはいられないもののうち、購入せずにいられなくなるものが殿堂入り。皆さんはいかがでしょう。 ブレアウイッチは、「1」はおもしろく見られたよ。なかなかうまく作ってる。ヘザーは白人の女優としてはブスだけど、こういうときは、「目がデカい」ことがものをいう。新人フイルムメイカーさんの努力作には、とりあえず敬意をはらおうじゃないかー。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-10 00:40:32) |
21.作りこまれていない感じは残るけど、映画として十分楽しめた。姿無き魔女の気配が、まるで、一人歩きする映画の評判のメタファーのようだった。 |
【ネフェルタリ】さん 8点(2004-08-27 16:19:26) |
19.結局このての作品に何を期待しているのかで評価が真っ二つに分かれるのは仕方のないことであるが、見事なもんであるというのが私見である。 これだけ金をかけないで、中身もまるでなく、それこそ誰でも撮れそうなのに、昨今のCGやら何やらばかりのどうしようもない作品と違い、わけのわからない恐怖が確かに存在する。 それはなんだろうといえば、手持ちキャメラと編集なんだけど、まぁ昔で言えば川口探検隊とか、食人族の見せ方のうまさと同じものがあるわけだ。 これをつまらないとか、くだらないとかいう連中はしゃれがわからない自身がつまらない奴だと自覚すべし。 【swamizi】さん 8点(2004-08-13 23:00:58) (笑:1票) |
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18.《ネタバレ》 全編ハンディ・カメラの映像だけで映画を作るという新しい試みをしている作品。主人公たちが撮ったハンディ・カメラの映像だけで映画を作ることで、観客の視点が常に主人公たちと同じ目線で設定されることになり、主人公たちの感情が手に取るように分かるような仕組みになっている。もちろんこの手法はホラーだから有効だったわけで、ただ実験的に撮ってみたというわけでは無く、きちんと計算された上でこの映画は作られている。これは映画ではないという人もいるが、「ブレア・ウィッチプロジェクト」は映画の概念を打ち破り、映像表現のすそ野を広げてくれた貴重な作品の1つだと思う。 |
17.これ、好き嫌い分かれるだろうけど自分的にはツボにはまりました。見えないものに恐怖を感じさせられたし、その正体が最後まで謎っていうのも想像力たくましい自分にはウケました。自分から言わせると見えない何かを怖がらせるよりは見える何かを怖がらせる方が難しいと思うけどね。ただ主人公の女の子、あんた一番の原因やんか。なんで最初のうちにとっとと帰らんかったねん。ドキュメンタリー創りたいのも分かるけど、自分の生死がかかってるかもしれん最後のシーンもしっかりビデオカメラ回してるって・・・敵も追いつくわな。 【ブルー・ベア】さん 8点(2003-12-18 17:54:16) |
16.ありゃりゃ、評判悪いなあ・・・。これ、友人と観に行ったんですが、怖がってたのは僕だけでした(w。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-18 16:23:45) |
15.《ネタバレ》 テントで寝てるときにいきなり、だれかによって揺らされ ているところがスキ。この作品は人によってスキ、キライ が分かれるがぼくは大好き。最後、館だか家だか建物 に入ってラストのシーンで誰かが立っているように見える のは、いったいなんだったんだろうと何回巻き戻して見た ことやら・・アイディアという面では評価を受けるべき 映画!そういった意味でおもしろい 宣伝のしかたもGOODだった。もっと広い心で みてあげれば、評価が上がるはず 【ZVo】さん 8点(2003-11-30 18:56:23) |
14.画面酔いはあまりしない方なので普通に観れました。私はこういったホラー系の映画は深夜家族が寝てから大音量で一人で観るのが好きなんですが、テントが「がさがさ」というシーンでちょっと大きめ音でしか聞こえない、もしくは音響のいいtvでしか聞こえない、たくさんの子供の笑い声、もしくは話声が聞こえた時、この声聞き逃した人いるんだろうな~って考えたら少しゾクってきました。皆さんのレヴューの評価は悪いですが、普段幽霊スポットなどに遊びに行くのが好きな人なら楽しめたと思います。←悪いことですが。 【涙練】さん 8点(2003-11-28 03:10:15) |
13.低予算アイデア一発映画の極。終盤あれだけ恐慌を来した状況でわざわざビデオ撮りながら動き回ってるわけがなく、端からリアリティーはないと思います。こういうホラ吹き加減が何か好き。アイデアがイイ。ほどよく想像力を刺激してくれる点でも良。 評価の良し悪しは、単におうちで観たか映画館で観たかの違いではなかろうか。大劇場ロードショウでコレ観て怒る気持ちはわからなくもない。 【番茶】さん [DVD(字幕)] 8点(2003-11-25 00:43:43) |
12.だははは!映画としてどうかとかを論じてもしょうがない映画だねコレ。面白いかどうかではなく「好きかどうか」だよね、監督と波長が合う人には超ツボで、合わない人には超駄作。幸い私は波長が合いました。映画は観客を楽しませて然るべき、とふんぞり返って観てると糞つまんないこと請け合いだ、前のめりで観れ。尚、これからビデオで観るという人は、是非 字幕+ヘッドホン、部屋を暗くしてどうぞ。想像力と近似体験(山奥でキャンプ)があればめっちゃ怖! 【山形】さん 8点(2003-11-03 15:24:00) |
11.設定がビデオカメラに残っていたものを見るという感じなので、映画館で見るより、テレビで見るのがベストな映画ですね。他のホラー映画と違うのはなんといってもリアリティ、見てる方もかなり緊迫してきて面白怖かったです。 【映画大好きっ子】さん 8点(2003-10-08 19:23:59) |
10.想像力のある者のみに訴えかける―そんな映画好きです。 |
9.個人的には怖かったと思うんですがねー・・・まぁこの映画は賛否両論かなりあるでしょうね。この映画の恐怖は見えないからこそ怖いんです。魔女なんか出そうもんなら本とに見る意味無しです。アイディアも斬新で想像力がかきたてられて見入ってしまいました。自分が田舎育ちで山で迷った怖さ不気味さをよくわかるからかもしれませんが(マジで怖いんですよ?特に夜) 【MS-19】さん 8点(2003-02-10 10:18:32) |