9.なんか見終わったなぁって満足感がある。勝新はカッコ良く、剣は凄く、娘は可憐で、悪役はいかにもの様式美の時代劇。 雪降るなかでのラストの決闘は見ごたえ充分。 【amicky】さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-01-14 14:41:21) |
8.《ネタバレ》 三隈研次の座頭市。 今度は、子連れの旅である。 股旅もので子連れは、寅さんでもお馴染みだが、 とにかく股旅は、子どもにモテる。 自分のボロボロの草鞋はさておいて、子どもに新品の草鞋を買ってやる。 無敵の市の情がホロリと来る。 ラストの子どもとの別れ、眼の見えぬ座頭市の目に涙。 剣豪の公儀隠密が、カタギを守ろうとする市の必死の姿に 「俺の負けだ」と手配中の絵かき親子を逃がしてやるとこもグッときます。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-12-14 12:42:16) |
【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-07-16 15:53:11) |
6.《ネタバレ》 勝新「座頭市」の産みの親である三隅研次監督によるシリーズ第17作!やはりこの監督のものは面白い。そして、何よりも殺陣のシーンの凄さ、殺気が漲っている。前半のなべおさみとの賭けごとのちょっとしたお遊び、勝新「座頭市」のユーモアも良い感じである。そんなユーモアを描きつつ、それでいて作品全体に漂う緊張感、美しい構図、映像的にもシリーズの中で上位に入るぐらいの美しさの中での緊張感漂うあの雪の中での二人の対決シーン!近衛十四郎演じる侍(赤塚多十郎)との一騎打ち!「侍なんてものは自分さえ良ければ、他人なんてどうなってもいいのかい?」と言う市の人間としてのあるべき姿、子供に対しての優しさ、子を持つ親への愛情が伺えるあのシーンのやりとり、赤塚多十郎との死闘に勝利し、去っていく市を追う旅先で出会った一人の男、そんな男庄吉の子供の涙、それを橋の下から見上げて涙する市、そう、これは時代劇ではあるけど、そこに流れる空気は、間違いなく家族の物語り!人間ドラマとしても見応え十分の作品です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-19 21:27:18) |
5.娯楽路線の座頭市としては、一番面白い作品がこれだね。みんないい仕事している。 座頭市は、子供が出てくると、ホント面白い。同じ三隅で『血笑旅』とかもよかった。勝新の89年のリメイクや、シリーズの最後から二番目の『折れた杖』のようなえぐさが勝ってる作品においてすら、子供が出てくると座頭市の表情が緩むところがたまらない。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-07-17 23:16:52) |
4.初めて見た座頭市だったのだが、勝新太郎のかっこよさにしびれた。旅先でただ知り合っただけの母親の遺言のために危険を顧みず父親を探す座頭市。たての緊迫がんがすばらしかった。 【HK】さん 8点(2004-08-14 12:21:49) |
3.近衛十四郎は、スターらしい扱いを受けて役に就いています。脚本は、様々な舞台裏の事情が見え隠れし、多少荒っぽさがあります。が、亡き母と偽って描いた良太の絵が、実は市の似顔絵だった件などーー優れたエピソードにも支えられています。ラストを飾る殺陣は、スタッフ、キャストの実力と熱意が伝わってきます。 |
2.初めて勝新太郎の座頭市シリーズを観たのだけれど、その存在感は流石という感じがした。飄々とユーモラスな風貌の中に見せる一瞬の殺気は、やはり一時代を気付いた勝新太郎という大俳優にしか醸し出すことのできないものだと思う。独特の間をもって爆発するようなその殺陣に圧倒される。 【鉄腕麗人】さん 8点(2004-02-26 11:41:58) |
1.シリーズ第17作。監督三隅研次と座頭市演じる勝新太郎ががっぷり四つで進む中、朝丘雪路、高田美和、坪内ミキ子など彩りのある豪華キャストがうれしい本作品。ラストに用意された、座頭市と隠密剣士(近衛十四郎)とのお互い一歩も譲らない太刀さばきが圧巻で、そりゃもう鳥肌もの。殺陣と人間ドラマが渾然一体となっており、三隅演出の妙味には舌を巻く。その他にも見所は多く、とりわけ暗闇の中、駕篭(カゴ)が閃光と共に真っ二つに割れるシーンは、初見から30年以上経った今でも鮮明に脳裡に焼き付いています。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-12-19 17:05:08) (良:1票) |