39.《ネタバレ》 あのまま逃げるだけだったら最強に不快度MAXの映画。が、待ってましたのラストで物凄く気持ちが晴れました。もちろん村人のようにも主人公のようにもなっちゃいかんぜよ、っていうのが監督のメッセージだとは思いますが、いずれにせよこの映画は極端すぎるわな。でも演劇のような舞台に初めは違和感があったが気付いたら慣れ親しんでいたし、二コール・キッドマンはアイズワイドシャットの時なんかより断然綺麗で楽しめました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(吹替)] 8点(2010-04-17 23:32:45) |
38.《ネタバレ》 まるで舞台のような映画で興味を惹かれます。3時間もある映画ですが、その長さを感じさせないということは脚本が優れている証拠だと思います。ほんと、人間の嫌な部分をこれでもかと言うくらい見せつけられ、イライラが進行と共にMAXにいく中で、私的にはラストは完璧だと思いました(意見は大きく割れそうですが)。二コールキッドマンを見直した映画でした。 【成迩】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-11 22:03:16) |
37.救いがない映画だと思ってみていたら、救いがあった。ニコールがうまい。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-27 23:18:31) |
【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-19 22:06:17) |
35.具合悪くなりそうでした。もう二度と観たくないとは思うけど、三時間惹きつけられ、大きなカタルシスを覚えたのも確かです。そして不快感や嫌悪感も監督の思い通りなわけですから、そういう意味でこの映画は成功しているのかも知れません。斬新な演出が目を引きがちですが、普遍的なものを持ってますね。寓意的要素が強く、私はソドムとゴモラの町を思い出して、その後堕天使ルシファーを思い出しました。まぁとにかくニコールキッドマンは美しいです。全然面白いとかじゃないけど、すごい映画であることは確かだと思います。人間って怖いなぁ。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-14 01:16:26) |
34.まず最初のシーンで猛烈に引き込まれてしまった。 舞台形式?映画じゃない?そんなの気にしません! 映画館で上映したら映画だと思ってますから。 なんといってもこの映画、 白線しかないこの世界が途中から脳内で建物とか見えてくるんですよ。 きっとこういう風景なんだろうなとか想像できるんです。 主人公が動いてる間、他の人は同じ時間に何をしているかがわかる。 リアルじゃないですか。 どんな作品でも主人公が何かしている間、同じ時間が過ぎて行き何かしら行動しているんですよね。 そういうのを狙っているのかなと思ったりします。 あとチャプターごとに別れており、この上映時間にして全く気にならない。本当凄い。 まぁ最初から心掴まれたのだから、もう監督にしてやられた感じですね。 章で別れた展開がラストまで引っ張るのに覆いに役立っている。 うーん、この監督とは肌があうんだろうな。 とりあえず舞台形式というだけで壁を作ってしまった人はもったいないなぁと感じますね。 あ、ただ一つ。 犬は実際の犬でも良かったんじゃないかなと思う。 【非映画人】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-20 16:38:40) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 醜く、観にくい映画だと思います。 ですが、「人」を考えさせられる挑戦的な映画だと思います。 集団における「人」。 その集団に入った「人」がこき使われ、いいように奴隷になっていく。 信頼していた人でさえ結局は一緒、いや、それ以下。 最後のマフィアのボスである父との会話、自分の大切にしていた人形を壊されたのと同じように復讐をするシーンはあまりにも衝撃的でした。 結局人間は権力がないと出来ない事だらけなんでしょうか。。。 あまり子供は見ない方がいいでしょう。 ニコール・キッドマンの演技は抜群。 【コショリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-25 20:09:06) |
32.《ネタバレ》 いやー点数つけるのが難しいですねえ。3時間と長いはずですけど、意外と退屈にもならずに最後まで見れました。僕は「男って結局キンタマで動いてんのかい」ってのがウケましたね。男の登場人物殆どがタダのキンタマだったからなあ。味方だと思ってたトムもゴタク並べてるだけで、結局はヤリたかっただけですからね。多分自分だけヤれなくて腹立ってたんでしょう(笑)それでいて、グレースに心を見透かされた途端に彼女に対して怒りの感情を抱く。こいつは最低だと思いながらも、ちょっとはその気持ち分かる…。最後の「答えを求めても仕方がない、だからここに答えはないのだ。」ってのは3時間も見せられてそれで終わらすのか!とムカつきましたが、何かそれでいい気がしますねえ。人間みんな欲望のままに生きてる。自分に都合の悪いものは自分の前から排除したい。このような倫理的な善悪に答えがすでにあったら、哲学って学問はもうないはずですからね。あと言いたいのは、最後の陽気な音楽と写真が何を意味してるのかよく分からなかったです。 |
31.最初なチョークで書かれた街並みにかなりの違和感がありましたが、だんだんとその光景が普通に慣れてきて映画の中に吸い込まれていくようでした。人間の嫌な感情があからさまに描かれすぎてて辛くなる所もありましたが、最終的にはスッキリした気分になれた私って・・・。(笑)舞台のリハーサル中のようなセットの中で映画が作れたのはビックリです!! 【愛しのエリザ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-01-28 14:39:03) |
30.一連の悲劇は何が原因で起こったのか。誰が悪くて、何が正義なのか。終わったあとそんなことが頭にぐるぐる回りました。考えるけど決して答えは出ませんでした。もう一度みて考え直したいところですが、重すぎて、心に体力が相当あるときじゃないとできないですね。セットは奇抜ですがシンプルでよかったです。 【サイレン】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-14 20:23:43) |
|
29.《ネタバレ》 「アルジャーノンに花束を」を思い出した。普段の素行が大事ってことですね。「アル~」では主人公が他人の弱みを見つけ、しかし誠実に対応します。そして、最後主人公の立場が弱くなったときに助けられるのです。「ドッグヴィル」では同じテーマを逆の手法で描いています。最後はすっきりしました。●後味が悪くならなかったのは「同じ状況でも、あのような行動は人間はとらない」と確信できるからです。あんなことをした人間が許されたらそれこそ納得がいかない。●壁のないセットが平穏な日常の すぐそばにある人間の醜さを効果的に表現していたと思います。●女性は見ておいて損はないかと思います。レイプの8割は顔見知りによって行われるとのことです。 【承太郎】さん [インターネット(字幕)] 8点(2006-01-11 00:59:33) |
28.う~ん・・・確かに舞台劇であって映画じゃない気がするけど、これはこれで有りなんじゃないかな思いますね。あんな陳腐なセット内だけで3時間という長い時間も濃い内容だったから全く飽なかったわけだし。有りです(2回目)!それにしてもラース・フォン・トリアー、いい意味でも悪い意味でも普通じゃないねぇ。彼の才能にはただ脱帽するしかないわ。 【ピルグリム】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-31 22:18:09) |
27.《ネタバレ》 とても心に残り、考えさせられる作品です。もちろんその中にはショックもあります。トムだけは殺してほしくなかった。 【武蔵】さん 8点(2005-03-14 16:10:46) |
26.結構違和感なく入り込めたのでいい感じにぐっとくる映画でした。重いなーと思っていたらダンサーインザダークの監督だったんですね。重いはずだ。でもニコールキッドマンはきれいだ。 【かじちゃんパパ】さん 8点(2005-02-18 18:42:27) |
25.《ネタバレ》 正直、最後の最後で混乱してしまった。グレースがここに来たのは偶然ではなかったのか?父親も村での出来事について承知しているようだったし。車中での父親との会話シーン、彼女は人権派の弁護士かなにかで、凶悪犯罪者の話をしていると勘違いして途中までドッグヴィルの人々について語っているのだと気づかなかったのは俺のせいじゃないぞ。ともかくあの取って付けたようなラストはぶざまだった。でもラスト以外に関しては、あの舞台めいたセットに違和感を感じる隙を与えなかった脚本力は凄いと思う。自分としては村人が増長していく様とグレースがそれをズルズル受け入れていく過程が異常にきめ細かく描かれていただけで十分圧倒された。あとやっぱりニコールはきれい。彼女の映画を見るといつも心奪われてしまう。 【Robbie】さん 8点(2005-02-11 18:40:51) |
24.《ネタバレ》 ニコール・キッドマンってこんなに美人だったっけ?とまず驚いた。作品見る度に違う顔に見える。すごい女優だ。その美しい闖入者であるキッドマンに関わる村人たちが、とにかく言動がリアル。自分自身の過去の言動を嫌でも思い起こされてとても沈んだ気分になる。甘えや欲望に正直ならまだいい。もっとも正視に堪えないのは「本当はこんなことしたくないんだ」という変な言い訳。最低の行いをしながら、まだ表面的にはいい顔をしていたい、嫌われたくない、自分は悪くない、という最悪のエゴ。ラストのキッドマンが自分一人の正義のために断罪する時の最も重い罪状は、偽善ではないかと思った。 【ラーション】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-01-11 00:50:45) |
23.ひどい映画なのか、痛快な映画なのか・・・・・・。 二コールは何ゆえに受け入れるのか?????? 映画だからか。 未だ判定下せず。見てない人には、「見て結論を下せ!」 としかいいようがない。 二コール・キッドマンが非常に美しかったので8点挙げます。 【やぶ】さん 8点(2005-01-05 16:11:19) |
22.恐い映画だった。風刺童話にある様な恐怖が、本を読む如くに演劇風に撮ったことで更に強烈になったと思う。傲慢や偽善に答えが出せないのと同様に、この映画のラストも答えではないのだろう。役者陣も良かったし。あっという間に過ぎた3時間でした。 【じふぶき】さん 8点(2004-11-22 13:53:13) |
21.奇抜なセットでの作品が弥が上にも目だつ本作。美術演出でごまかせないだけに、出演者の演技が観客を引き込むかどうか左右するという、ラース・フォン・トリア監督からの挑発的な挑戦状。で、結果は見事引きずりこまれてしまいました。終わってみれば、やっていたことはごく一般的なことだったんですけどね。普通に撮影してたら、ごく普通の映画になっていただろうに。この奇抜な一発芸に見事はめられたね。 【tantan】さん 8点(2004-10-13 00:13:04) |
20.《ネタバレ》 たまには、これだけ人間の醜悪な部分を一つの作品として見せ付けられるのも、私のような「ハッピーエンド願望ボケ」している一映画ファンにとっては新鮮に映った。「自分の中にも存在する醜さに気付け。そして自分なりに答えを探して歩け。」というのが監督がこの作品に込めたメッセージなんだろうし、それについて考える事は非常に大きな意義があると思う。 それともう一つ、この作品の出演者は素晴らしい。あれ程さらけ出され(手抜きが一切許されず)、舞台の構造も演じる題材も閉塞感で嫌気がさしそうな現場で、きっちりと各役柄を演じて見せた俳優陣は本当に凄い。特に主演のニコール・キッドマンには、女優としての役者魂のようなものを見せてもらった気がした。 【wood】さん 8点(2004-10-02 12:00:19) |