4.《ネタバレ》 これは名作で間違いないでしょう。
1970年代の日本の高知県にある村。
その小さな村、閉塞的な村社会で起こる出来事の数々。
これが実にリアルで面白い。
その村で最初は清廉潔白ながら、徐々に大人になっていく主人公。
こんだけ狭い村でドロドロとした人間関係、母親との関係、男女関係を堪能したら、もはや都会に出るしかないだろね。
東京に行っても良い事があるとは限らないけど、少なくともこんな村で一生を過ごす位なら、確かに一度は都会に出たい!と思うのも納得がいく。
日本ならではの閉塞的な村社会を丹念にリアルに描き、鬱屈とした青春時代を描いた本作は、見ていて素直に面白いし、名作と言えるだろう。