6.《ネタバレ》 何人かがおっしゃいますように支離滅裂意味不明。
しかしこの支離滅裂具合がいい。ホラーとして心地よい。
基本はB級ゴアスプラッタです。
ただ、1本の作品で2、3本の映画をみているような感じがあります。
それは短編集という意味ではありません。
よく分かりませんが、現代と過去があり、それらがお互いに繋がっているはずなのに全然リンクしている感がありません。2つ(3つか?)の時代が上手く交錯していません。
見方が悪いのか、そう感じてしまった。
唯一「心臓」というアイテムでのみ繋がっています。
しかし、グロ描写に関しては「ゴアスプラッタの神が降りてきた!」ともいえそうな程に過激な素晴らしさです。
素晴らしいと書きましたが、万人にとって素晴らしいわけではありません、もちろん。
まず楽しそうな誕生パーティが、突如としてゴアスプラッタの血肉グログロ・デス場面へと変貌します。
そりゃもう引いてしまいますよ。
監督はだいぶスプラッタがお好きなようで、(レパートリーの多さから)それが伝わってきます。
一昔前のマンソンのメンバーみたいのが出てきて、ファンとして一瞬「お!これは!」と思ったけれど、あっさりと死にます。
マッドマックスにあったようなマニアックな喋り方をしていたけれど、美しく死にます。
そして定かではありませんが中世ヨーロッパのような時代背景では、
グロ殺戮と鬼畜拷問の末に公開火刑、悪魔への生贄にバラバラ死体、、、とグログロ続きます。
そういった場面は地下映画が大好きな自分としては、なかなか良くできていたと思います。
中世ヨーロッパの地下拷問系が好きなゴシック人間ならば見るべきです。
あと非常に素晴らしかったのが地獄の場面。
肉体ひしめく地獄は迫力があり素晴らしいですが、CG感たっぷり、B級感たっぷりで素晴らしいです。
昔の映画でもないのに、レトロ感すら漂ってきそうです。
もうお腹いっぱいでゲ○を吐きそうです。