《改行表示》26.《ネタバレ》 まるで御伽噺のようなプロローグとエピローグの構成が良いですね。 ストーリー自体はいたって普通。 前半は自己中心的な人ばかりでイライラすることもあります。 その後、しだいに一つの目標に向かって、みんなの気持ちがまとまっていく様子が微笑ましい。 コメディ演出が私好みです。 『レストランから教会への大移動で村人の人数を倍に見せる作戦』は、べたすぎて面白い。 『なんちゃってクリケット。』『つり(やらせ)』『もう一人の医者(仕込み)』、などなど、自分好みの演出が盛り沢山。 それに加え、クリストファー医師のリアクションが、素直すぎて、おかしさに拍車をかけます。クリケットへの食いつき方が最高。 もしこの作品が、コメディオンリーで『馬鹿騒ぎして終わり』であれば、ここまでの好評価を受けることは無かったでしょう。 コメディテイストのなかで、時折はさまれるシリアスなドラマパートの味わいが、何とも言えず良いんですよね。 『生活保護を受け取る気持ちがわかるか。お金を受け取る代わりに、誇りを失うんだぞ。』は名ゼリフ。 働けるのに、生活保護を受け取って、そのお金でパチンコに行っちゃうような、誇りを失った日本人の恥さらしに聞かせてやりたいです。 ドラッグ、盗聴、亡くなった人の分まで不正受給。必然性の低い違法行為が多いので、高い評価は出せませんが、映画としては面白い。 鑑賞後の満足感は絶品です。 あ、この作品、字幕がかなり端折られてます。この作品に限っては、吹替えのほうが断然オススメです。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-07-06 13:17:13) (良:1票) |
25.まぁ普通に面白かったですが、基本構成が「ウェールズの山」にそっくりという感じがして、いい意味での意外性がまったくなく、展開としては少し退屈でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-21 21:16:49) |
《改行表示》24.心温まる小品、という作品。それなりに物語は進んでいくが、ドラマチックな展開もあまりない。 最初と最後が同じように平和な街、でも単調な世界。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-06-07 13:12:16) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 「生活保護は人間の誇りを奪う」だったかな、昨今のどこまでも楽な方に堕ちていく日本人たちに捧げたい台詞が印象的だった。男たちが働き、女たちは家庭を守り、夜、愛が育まれる。単純明快な生活スタイルがもたらす穏やかさは、ありきたりなものかもしれないが、幸せと呼べるだろう。物質的には豊かでも、求めれば求めるほど飽き飽きするような私の(というよりは一般的な日本人の)生活を思えば、狭い町で狭い人間関係の中にいて、多くを望まず、そこに存在するものに価値を見出していくほうが、却って満たされるのかもしれない。展開は読めたが、思ったとおりでほっとした。ただ、良い人たちだらけなのに、医者が彼女に裏切られた時にみんなして喜んだのにはちょっと違和感を覚えた。人間らしいっちゃらしいけど。 【よーちー】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-04-06 18:39:32) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 小さな島に工場を誘致する。そのためには島に常駐している医者が必要。と言う訳で島ぐるみで一致団結して工場と医者を必死に騙す芝居を繰り広げるというほのぼのと心温まるコメディです。日本にも高齢化、過疎化、町には仕事は無く若者は町を離れ、医者も町を離れていく・・・といった話を見聞きすることが少なくないですが、こんな事情は万国共通なのでしょうか。最後の村長の本音の発言と共に考えさせられます。映画としては人情喜劇としてしっかりと良く作られた作品だと思います。笑いドコロも笑いのツボもしっかり押さえられており、騙され続けた医者と騙し続けた村長が最後の最後に本音で語り合い、実にいい笑顔を見せるラストに心が温かくなる。最後はかなり分かりやす過ぎるくらいの典型的ハッピーエンドなのですが、こんな映画にはそれがよく似合います。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-03 17:52:06) (良:1票) |
21.やんわりしたコメディー。医者に島を気に入ってもらう為に、また、工場を誘致する為にあの手この手で奮闘する姿が面白い。村人のキャラクターもいい味出してる。しかしまあこじんまりしてますね。つまらなくもないが、手を叩いて「面白い!」と言えるほどの作品ではない。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-11-02 00:15:07) |
20.最初はばらばらのみんなが団結して困難を解決する、というありがちなテーマ。だけど、そのテーマが繰り返し使われているのは、それが観客に快感を与えるから。この作品では、島民・医者双方のキャラクター、島民の地元愛がほほえましい。そして、ピンチを乗り越える姿が面白い。ビッグウエーブではないが、じんわりとした面白みがあり、観てよかったと思う作品。 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-12 22:38:14) |
19.どの程度の作品か少々不安な気持ちでレンタルしましたが、借りてよかったです。島の人々を演じた役者さんたちになかなか存在感がありました。彼らが出演している別の映画も見てみたい気分になりました。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-20 20:07:50) |
18.《ネタバレ》 大がかりなドッキリだよな…。最初さえない島の人たちがだんだん魅力的に見えてきた。冷静に考えたらひどい事してるけどみんな必死だからこその笑いがあって、ラストの感動があるんでしょうね。でも、自分が医者なら恥ずかしくてとても島には残れないな。 【雪駄】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-15 05:38:36) (良:1票) |
17.《ネタバレ》 いいですね、こういうの。画面に出てくる人間は、みんないい人。見てる側にも思わず笑顔がこぼれます。クライマックスの「クリケットを覚えるか?」のやりとりはいいですね。あっさりした演出ながら、しんみり感動してしまいました。終わり方も面白いですが、別にあれで終わる必要性はないだろう、とも思いましたが(笑) |
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16.なかなかほのぼのとした作品です。邦画でこういう雰囲気の映画がありますよね。結構好きです。島の人たちの幼稚な嘘にだまされてしまう医者が可愛らしいです。彼あってこその大作戦ですね。あんな作戦を実行しなくても、もっといい方法があるはずなのに…。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-24 07:11:14) |
15.田舎独特の連帯感と医者とのやりとりがコミカルに、そしてシビアに描かれていた。ただ単に全編が笑いに包まれたコメディーも良いが、本作のように暗いバックグラウンドを抱えたコメディー(とヒューマンドラマの中間くらいの)作品にはより現実味が感じられ、その分面白く感じられた。 【wood】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-07 18:55:32) |
《改行表示》14.《ネタバレ》 過疎の島に工場を誘致するために悪意のない残酷な嘘をつき続ける、というわりかしヘビーなプロットを、素晴らしいコメディセンスで固めています。笑いのツボがかなりハマって終始ニヤニヤしたり笑っちゃったりしてしまいました。 クライマックスは驚くほどあっさりですが、過剰な演出で涙を無駄に誘われるよりはずっと清々しい。素敵な映画です。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-21 18:50:08) |
13.《ネタバレ》 カナダの映画だと気づかずに借りていました。全体的に話しが淡々としていて、可もなく不可もなくといったところでしょうか。ラストもベタだったかなぁ。 【エムシュー】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-09 14:31:42) |
12.オープニングの映像がきれいで期待していました。内容も面白く見ましたが、しばらくしてタイトルを見たときに内容を思い出せませんでした。雰囲気のある良さ気な映画なのですが、良さ気な感じだけで感動はありませんでした。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-03 00:48:23) |
11.カナダというよりはイギリス映画っぽいですね。再生をテーマに寒村にバーに教会と村人をワンセットとして、コミカルに仕上げる。もはや民話化してます。”ウェールズの山””ローカルヒーロー”などがピタリと当てはまります。かといって、この手のシュチュエーションは個人的に大好きで、寅さんと同じように飽きることはありません。本作も楽しめたのですが、上記2作品と比べると、なにかドタドタした感じで静と動のメリハリがなかった。笑いも少し強引で、ニンマリさせてくれる描写がほしかったです。 【カリプソ】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-10-18 02:11:18) |
10.《ネタバレ》 「自分もこの島に住んでみたい」そう思えるほど島民みんながやさしく、心温まる映画でした。クリケットのルールが分からないのに必死になってがんばっている姿がおもしろくも、一生懸命で団結感が素晴らしかった。いかなる理由があれ、必要とされているって思われるのはなんかうれしい。自分もそうなりたい。 【超甘味王】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-12 18:07:56) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 あんな手が込んだことしなくても、好みの女の子とくっつければ一番早くて確実なのにって、ずっと思いながら見てました。どっちも姑息ですが・・・・。 【さら】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-26 09:32:46) (笑:1票) |
《改行表示》8.《ネタバレ》 かなりハートフルな物語でした。島民の団結がとてもいいですね~ 医者がトイレに行っている間にチャンネルを変えて(ホッケーでしょうか)皆で盛り上がっているところがうけました。 しかしあれほどに自分の住んでいる場所を愛せるのは幸せだと思いました。 【teruru】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-12 18:56:29) |
7.《ネタバレ》 島民一致団結しての悪ノリ。でも死活問題だから悪ふざけではありません。人口減少、高齢化、生活保護に頼る生活。「働きたいのに働けない」のは不幸なことです。問題は深刻です。でもちゃんとコメディとして成立していて大笑い出来ました。それは主人公を中心とする島民たちに悲壮感が無いから。真剣ではあるが、皆この計画を楽しんでいたからです。それも当然。やっと見つけた“目的”。目的は生活にハリを与えます。仮に願いが叶わなくても彼らにとってのこの1ヶ月間の“祭り”は、久々に胸踊るイベントだったはずです。ただ忘れてならないのは医者の気持ち。「罪の無い嘘」という言葉はごまかし。どんなに理屈をつけても医者の心は傷つきました。主人公たちもそれを分かっていたから、土壇場で計画をあきらめたわけですし。でも医者は島に残りました。やはり嘘で傷ついた心を癒せるのは、本音でしかあり得ないということでしょうか。いいオチでした。彼が島に残った理由は何だったのでしょう。医師としての責任感、傷心のためやけになって、気になる女性がいたから…。様々な要素があいまっての決断だと思いますが、島(島民)に惚れたのは間違いなさそうです。それにしても、じいちゃん、ばあちゃんたちがみんな“いい顔”。こういう顔のお年寄りになりたいものです。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-11-04 22:43:57) (良:2票) |