33.《ネタバレ》 予想した通り、ユタカ (西島秀俊) ばかりに非難が集中してるけど、、 ゆうこ (星野真里) は、ユタカが人間性が破綻したクズ男であることを承知して、それ全て含めて彼が好きだ、、と向き合っているわけだから、言うなれば自己責任であり「連帯責任」だ。だから、どちらが良いも悪いもないし、また、それを言うべき映画ではない、と思う。それよりは、この映画はいったい何がテーマなのか、をよく考えるべきだ。 私が感じたのは、この二人は根本的にはよく似た者同士だと思う。 まず、誰彼かまわずにセックス依存症なところなどそっくりだ。 そして、最後の「14番目の月」を聴けば、二人とも、壮絶な音痴だということに気づくはずです。(ユタカは、ルパンザサード、あれね) ここで面白いのは、ユタカは、まともな歌を知らないし、選ぶことすら、できない。そして、自分が壮絶な音痴であることに全く気づいていない。 ゆうこには、自分の歌がある。しかし、自分が壮絶な音痴であることを知っていて、歌うことをためらっていた。 つまりこの映画は、二人の "恋" の感性を、それぞれの "歌" によって表現しているのです。そして、もう一つ、全力で歌うことに大きなメッセージを込めている。うまいへたなんてどうでもいい、自分が好きな歌を好きなように歌え、他人の評価など気にするな。歌うこと (恋することも) 、、それはあくまで "主観的" なものだから。だから、例え不器用で下手くそでも、自分らしく歌おう (恋をしよう) 。 それで傷ついた痛みも含めて、歌うこと (恋すること) が素晴らしい、、と、この映画は言っている。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2023-01-19 00:02:02) |
《改行表示》32.内容的には大した話じゃないけど、星野真里の頑張りにこれより低い点数は付けられないな。 こんな幸薄い娘が居たら僕も有楽の常連になってしまいそう。 見た目だけなら岩佐真悠子や小山田サユリの方がいいけど、なんとも言えない哀愁に魅かれてしまうんだな。 ラストの歌声のがっかり感も味わい深かったです。 あと、どうでもいいことだけど、R指定されなかったのは、おっぱいが余りにも貧相だったからなんだろうか??? 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-12-09 16:36:20) |
31.《ネタバレ》 人間は愚かな事をし、そして傷つきながら強くなり、成長していくのだろうが、傷つき方によっては穢れてもいくわけで、その辺が人生の難しさではある。最後の「14番目の月」の熱唱は、成長を感じつつも同じ事を繰り返してしまう危うさを暗示しているようでもあり、とても上手いエンディングだと思う。 |
《改行表示》30.《ネタバレ》 男にとっては『図解 クソ女の作られ方』という映画だった あーもわからんもんなんかな~・・ まぁ ゆたかも悪いよ 悪いけどさぁ 悪気はないよね 悪いんだけど こーしてクソみたいな女とクソ女製造男が量産されてってんだろーとピュアな僕は思いました 僕もクズみたいな男になってみたいもんだ そんでピュアな状態のカワイコちゃんをゲットしたい 人間ってほんっとーーにややこしい生き物だ 主役の2人がいい かゆいとこに手が届く映画だ 【おでんの卵】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-03 11:08:35) |
29.《ネタバレ》 隣に住んでるお姉さんタイプの普通の娘が適当男によって不幸せになってく姿なんて見たくない。さよならゆたかくんって早く言ってしまわなきゃいけんよね。 でもさ、なにも別れの言葉だからって別に綺麗じゃなくていいんだよ なんなら『さのばびっ●!!』 の一言で簡単に済ませたっていいんだし。 男を甘やかしちゃイケンよ お互いの為にならないよ そろそろ決断の時だよ ゆうこちゃん。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-12 19:13:56) (良:1票) |
《改行表示》28.《ネタバレ》 ささくれ立った、ほろ苦めのラブストーリー。 女がダメ男を好きになってしまって、ひどいこともされて、それでも嫌いになれない女。 そんなダメ女を星野真里が熱演。 なかなかのハマリ役だったんじゃないだろうか。 貧乳をさらけ出しながら、「私のことを好きになって」と懇願し、男に無視をされて嗚咽する女。 だけど、その侘しい女の風情が、その貧乳がゆえにうまく表現されている。 貧乳をさらけ出しながら、ベッドの上で男に無視をされてベソをかく構図は、何とも表現し難く侘しい。 監督は、ここまで計算して星野真里を抜擢したんだろうか?? こういう男女のどうしようもないダラダラ関係っていうのは、現実的にもある話で、リアリティは十分に感じられた。 星野真里の薄幸な感じ、そして意外にもダメ男ぶりが自然に感じられた西島秀俊。 キャスティングはかなりマッチ度が高い。 だが、このささくれたお話を、楽しく観ることはできない。 最後のカラオケシーンで多少は気分が軽くなるが、とってつけたようなラストの感も否めず、なんだか自分までもが、どうにもならない窮屈な環境に居合わせた様で、気分は塞ぎ気味の降下気味となった。 色々書いたが、私が本作を観ようと思った理由は、他でもない「星野真里が脱いだ」なわけで、まあこんなもんでよろしいのではないか、とも思ったりした。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-01-19 00:55:47) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 共感できる人物がひとりもいないというのは困ったものだが、ユタカの生き方には男だったら少しは憧れる部分もあるだろう(あんな人格崩壊者なのに、女の子にモテまくり)。星野真理はアングルによっては全然可愛くなく、最後の方でやっと拝ませてくれるヌードも貧相なもので、期待しすぎた分落胆も大きく、減点ポイント。他人の色恋沙汰ほどつまらないものもない。 【フライボーイ】さん [地上波(邦画)] 4点(2011-01-02 10:30:11) |
26.《ネタバレ》 この映画の(映画に限らず小説でも漫画でもサブカル臭の漂う作品には結構ありがちなんだけど)、ルックスその他諸々、それなりに恵まれた人間の恵まれているなりの悩みやらセンチメンタルやらそういったものを描き出し、「わたしせつないの」(あえてひらがな)って言いたいだけのストーリーには正直虫唾が走る。愛されないなんてぶーぶー言う以前に、そもそも、文字通り水も滴るいい男・西島秀俊の、知性とだらしなさが漂う美しい顔に、あるいは程よく中年くささもある色っぽい身体に、一生のうちで一瞬たりとも触れることができない女が世の中の圧倒的多数だと思うぞ(そしてその圧倒的多数のうちの一人、男日照りが続くこの私には、主人公の感傷が最早不幸自慢に思える。哀)。一体どの層が共感するのか。っていうかこの映画に共感できる人とは仲良くなれそうもないな、自分は。いかにも遊び人なユタカに近づいて、案の定深みにはまって自暴自棄になり、自分を慕う男の子と軽く寝てみるとかいうヒロイズムも何か気持ち悪いし。でも、いるんだろうな、こういう人たちって。一握りのドラマッチックな人間は、こうやって何もかもがスタイリッシュな恋をするんだろうな。その挙句失恋したって何となく慰められて前向きに生きられるきっかけもたくさんあるんだろうな。そしてまたそれなりにいい相手と出会うんだろうな。それで恋愛中はウン○もしなけりゃ、オ○ラもしないんだろうな。…とまあ、一回どおり僻んでみて、結論としては好きな作品では絶対無い。だが、映画としてはなかなかのもんです。原作未読だが、この手のサブカル漫画の空気感みたいなものは描けているはずだし、ミニシアター系邦画特有の映像の透明感みたいなものも描けていると思う。あと特に評価できるのは、主人公に、昔から美人でちやほやされ続けているようなオーラの女優ではなく、「中学のときイケてない」女子だった感のある、どことなく垢抜けない星野真里を起用したことかな。 【よーちー】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-10 22:09:27) |
25.《ネタバレ》 秀作!薄幸なユウコが最後に感情を開放し、カラオケを開放し、その心情表現としてヌードを開放する演出も決まってたと思います。「ピンピン♪」とバカっぽい前カノ、ピンサロ嬢の今カノ…ユタカは軽薄だけど決して幸せそうではなく、「好き」とユウコに言われても聞こえないふりをしてしまう。真剣に向き合うことで自分を変えられることに気付いているはずなのに。しかし最後のチャンスも逃してしまった彼は今後も幸せにはなれないだろう。そんな彼を振り切って前進することがユウコにとってのハッピーエンドだと思いながら観ていたので、幸福感を感じるラストでした。星野真里、いい女優です! 【Bebe】さん [地上波(邦画)] 9点(2009-08-03 12:37:09) |
《改行表示》24.村西監督によれば、恥じらいのない女優はダメ、だそうで、その点からいうと、この主演女優。チョイ・ブス顔で貧弱な体には、どこか恥じらいを感じる。ちょっといいじゃないですか。でも、表情に変化が乏しいのは、残念でした。まあ、タレントさんですから、こんなもんでしょうか。 しかし、ストーリーはいただけません。 どこでも糞をたれるような糞男と、誰のどんな糞でも食べちまう便器女。二人とも、薄汚いったらありゃしない。イケメンという以外にどこに魅力があるか分からない糞男が、とってつけたように便器女に残酷な言葉を投げかける。便器女は時々可愛い子ブリッ子で、悪いのは糞男ですか。いやー、なんともチープな映画ですねぇ。 【駆けてゆく雲】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-04-29 23:04:58) |
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23.星野真理の「素なんじゃないか?」と思わせてしまう演技がよかった。どうして女性は不真面目な男の人に惹かれてしまうのでしょう。(若いうちだけかもしれませんが・・)その辺の切なさが現実的に描かれていて見入ってしまった。ラストのゆうこのはじけた唄は音痴で相変わらずどうしようもない。けど彼女は確実に成長していて一皮むけた感じが観ていてスッキリした。 【素敵な鯛の靴】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-12-17 00:02:49) (良:1票) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 想いを告げると終わる関係なんて悲しすぎる・・せっかく勇気を出したのにね。この、出口のなさが現実的でよかった。最後、少しだけ顔が明るくなり「やけ」のように大嫌いなカラオケ中の星野真理がよかった。両思いにはなれなかったけど、思い切って告白したことで、彼女の人生は少しだけでも前に進んだかな? 自分はそこそこおもしろかったけど、人による作品だと思う。投げっぱなしではあるし。誰にでも薦めることはできない。 なので6点。 【Shiori】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-26 22:13:44) |
21.で? と言うような映画。星野真理は好きなんですが、こんな映画で脱いでしまうなんて・・・。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 4点(2008-04-24 13:05:40) |
《改行表示》20.《ネタバレ》 星野真里の演技はとても良かったし、ストーリーも悪くはない・・・・。でも、やはり男の私としてはここまでしょうもない男連中の生態を延々と見せられるのは苦痛以外の何物でもありませんでした。特に西島秀俊が演じる男のスッとぼけた態度が腹立たしくて・・・・。 まあ、一言で言えば「合わなかった」映画でした。 【TM】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-02-24 21:21:16) |
19.《ネタバレ》 こういうオトコはそのうちデスノートに名を書かれるだろう・・・ 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-05 08:27:35) |
18.濡れ場で見せずどうでもいいところで見せるという斬新さ、好感のコの字も持てない演技、無駄がないと思いきやそれ自体が無駄だった脚本。さよなら、さよならみどりちゃん。0点! |
17.《ネタバレ》 星野真里の体あたり演技、西島秀俊のはまりっぷりも良いですが、なんといってもラストのカラオケのシーンで見事なカタルシスを(偶然なのかもしれませんが)演出した古厩監督の才能はお見事だと思います。このシーンがなければ印象は全く違ったものになるでしょう。こういう駄目な人たちの映画って好きなんですが、駄目なりに爽快感がないといけないですよね。駄目だなあー、悲しいなあー、自業自得の面もあるよなー、でも見終わった後に何だかさわやかな気持ちになるよなー、ならば傑作といっていいのでは。 【Sean】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-08-07 11:48:34) |
《改行表示》16. 最悪な男にふりまわされているゆうこがあわれだけれど、心に響くものはなかったなぁ。最後まで見ても何も解決してないし。どうせこういう女は同じ失敗を繰り返すわけでしょ。私はこういうストーリーは嫌いです。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-06-21 21:04:06) |
15.《ネタバレ》 できることならユタカみたいな人間になりたい。あれだけチョロチョロと女性を変えてみたい。でもそんな風になれるわけないから、より一層羨ましい。爽やかに最低のことをあっさり言うユタカ。でも本心でソープになれなんて言ってるわけではない。そういう言葉でしか人と向き合うことの出来ない可愛そうな男なんだ。ゆうこはゆうこで、この子も可愛そうで、何のために生きているのかも、アイデンティティーさえも見失っている。唄が下手糞で、料理も出来ず、顔は可愛いのに身体は貧弱、そして愛した人に愛してもらえない。何かを始めることも終えることもできない人間。でも、みんな形は違えど、同じような悩みを抱えている。だから分かるような気がする。うん、そんな気がした。だからこそ、最後、下手糞でも、今まで歌おうとしなかった下手糞な歌を楽しそうに歌った。そこには彼女の変化を見た。何かを終え、そして歩き出した彼女の素敵な一日を見た。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-04-30 14:51:55) (良:1票) |
14.《ネタバレ》 この人は「ロボコン」みたいなメジャー系に食指を伸ばさず、最初からこういう映画だけを撮ってれば良かったんだと思う。構図を固定したシーンでも手持ちカメラ、手持ちだから意味も無くカメラをパンさせる等、ドグマみたいな自主映画癖が直ればもっと良くなる筈。で、本作は地味な題材と地味な(稚拙な)撮影技法がマッチし、かなりリアルさを感じさせる恋愛映画に仕上がってます。それなりに濡れ場のシーンがあったのに全く裸を見せることなくきた主人公は、最後の最後に貧弱なヌードを披露する。つまりこれは、心も裸になって初めてユタカにぶつかった訳です。相手がどんなにダメ男でも、自分からは決して別れることが出来ないダメ女の逆説的別れ話。ぬるま湯の関係が心地良かった男は当然去っていく。思い切り歌が下手な主人公は、生き方も恋愛も下手。しかし生き方も恋愛も歌も「上手い」人なんて、そうは周りにいないもんですよね、6点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-02-09 00:01:42) |