1.《ネタバレ》 濃厚なメロドラマを思わせるような邦題ですが、全然そういう映画ではありませんでした。アメリカ軍が駐留する南海の小島に船の乗り継ぎのため滞在する事になったあまりにも自由奔放な女セイディ(リタ・ヘイワース)が島にもたらす騒動を描いた作品。
前半は若い女のいない島にこんなにイイ女がやってきたものだから兵隊達は大騒ぎ。そんな様子をコミカルに見せますが、真っ赤なドレスで酒場で歌い踊るリタ・ヘイワースが魅せてくれます。
ここまでは楽しいのですが、島の風紀が乱れる」とそんな様子を苦々しく見つめる神父が登場してから雰囲気が一変。セイディと神父の対決、と思いきや、セイディが改心。と思いきや、今度は神父が豹変。その果てに極端な行動に出る。
登場人物の心変わりに何で?と思うことが多く、最後は何事もなかったようにあっけらかんと明るいハッピーエンド。これでいいのかな?この頃のリタの作品は初めて見たので少しお年は感じましたが、それでもやっぱり彼女が魅力的だったからこれでもいいのかな?